平素オートプロズをご利用いただいているお客様にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

標題の件、当社では2012年の株式会社オートプロズ創業に先立ち2011年に、アメリカから船便を利用しての自動車パーツ輸入を開始

しました。当初はコンテナ混載便(LCL)を利用して、私が知り合いに借りた2トンアルミバントラックで名古屋港に行き、名古屋税関西部

出張所の端末で申告をかけ、窓口で諸費用を現金で払い(手持ちがない時は最寄りのローソンまでトラックで現金をおろしに行き)、

荷物を引き取りトラックに載せて福井に戻る、ということをやっていました。X線検査!と言われれば税関車両先導のもと検査場に行き、

開梱検査!!と言われれば立ち会って商品の説明をしていました。

 

そうこうするうちにありがたいことで物量も増え、コンテナ混載(LCL)ではおさまりきらず20フィートコンテナ1本 (FCL) で荷物を送るように

なりました。その時も親の会社で所有しているユニック(荷物を載せるところに屋根がないトラック)を私が運転し、名古屋港まで荷物を

取りに行っていました。早朝に出て戻りが夕方、まさに一日丸つぶれという時間がかかる点と、さらにつらかったのは雨です。当たり前

ですが荷物が濡れるから。お客様の荷物を濡らすわけにはいかないので、モノタロウで巨大な緑色のシートを買い荷物を載せた後に

そのシートをかぶせるようにしました。(あのシート、めちゃくちゃ重いんです。つけたり外したりがこれまた相当な重労働でした)

 

さらにさらに、不定期に輸入するコンテナだとお客様への納期連絡が難しいという点が浮上し、だったら月2回必ず入れるようにしよう!

ということで、年間24便をアメリカから必ず輸入するスケジュールに変えたのは、、、2016年あたりだと思います。それとは別に中国から

も毎月1便~2便を輸入してきました。今日までにアメリカから約170便、中国、オーストラリアも含めると約300便を輸入しました。

1便で40フィートコンテナ2、3本になります。

 

入れた分だけ買っていただければそんなにありがたいことはないんですが、当然そんなうまくいくわけがありません。最初は親の会社

の車庫ともよべない車庫(使わせてもらいながらすいません!)に荷物を置き、入りきらなくなったので親の会社のメインの車庫を

乗っ取ることになり、それでも入りきらずクレーンを出してもらってそこに保管ということをやっていました。(つくづく申し訳ない)

そうこうしていると銀行がお金を貸してくれるということになり、倉庫を建てることになりました。2棟のうち1棟は新築、もう1棟は建物を

譲り受けたかたちです。

 

そもそも倉庫保管の知識というか、在庫管理とかそのあたりが全くダメでした。ただ、とにかく入るだけ入れようと。「もう無理なのに

無理矢理取るなよ(商品を輸入する、の意)」という冷たい視線をガンガン浴びながらも無視して強気で買い続けました。でも、それにも

限界が来ました。荷物だけじゃないんですね、倉庫って。在庫管理、人の教育、返品対応、、、すごい難しい。

 

いろいろあって、3PL 倉庫を昨年9月から利用しており先月からは全コンテナのデバンもそちらの倉庫で対応してもらっています。

なので、荷物がたっくさん写ってる写真と合わせて「コンテナ届きました!」をインスタアップしていましたが、今後はもうできません。

「あれ!もう荷物入れなくなったの?」というお声もいただいたので、説明させていただきました。

 

出前のごとく「お待たせしました!」ではなく、需要予測を立て仕入れの精度を上げることにより出荷を標準化し、欲しい時に

オートプロズならある!を目指して今後も引き続き取り組んで参ります。

 

至らぬ点も多々ありますが、今後も皆さまのお役に立てるよう努めてまいりますので変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

*思わぬ長文となり、全文読んでいただけた方がもしいらっしゃれば本当にありがとうございます。