出た!ダートラ車両
面白い出品車両が出ているので、ご紹介します。スズキカルタスのダートラ競技用の車両です。
出品詳細を見ると、結構手が入っているみたいで“ワクワク”します。
こういう出品物は、見ていてとても楽しいから大好きです。また覗いて見てくださいね。カーオーク
とても貴重な経験 前編
今から2年位前のお話です。
ある日、昼食をとっているとオッサンに呼ばれました。
「今晩、用事あるか?」
「いいえ。無いですけど?」
「そしたら、夜から出発して東京のイベントに車の出展をしに行ってくれるか?」
「イベント?行きます!行きまくりますよっ!」
東京のとしまえんで行われる、カーグラフィック クラブ 2004 SPRING MEETに同僚と二人で参加する事になったのです。
しかも、ほとんどCカーのポルシェ962C(レプリカ)で…
↓真ん中に写っている黄色いのがそれです↓
当初、積車に載せて運搬する予定でしたが、車幅の関係で不可能でしたので、なんと!シェイクダウンを兼ねて自走で行く羽目になりました。
私には到底動かせる代物では無いので、ドライビングテクニックに長けたA氏が運転をする事になり、近辺を練習がてら試運転を行っている間に、私は泊まりの用意をしに自宅へ帰りました。
「自走で行くの?どんな車で?」
「これで」
嫁さんの質問に、携帯に収めてあった画像を見せて答えると
「・・・」
絶句していました。
店に戻り、二人で962に乗り込み、A氏は赤いスターターボタンを押しました。
「キュン・キュン…ブォオオオオオオオッ!!」
ほとんど直管なので、室内でも大声を張り上げて話さなければいけない程の、ものすごい爆音です。
東京まで、A氏と二人での楽しいドライブが始まりました。
つづく
アルピナB7ターボ!
カーオークにB7ターボが出品されました。古い車ですけど、今見てもかっこいい車ですよね。
ルノーアルピーヌ A110 も出ています。
変わった車がいっぱい出品されていますので、また覗いてみてくださいね。
初めて売れた車
その日は、朝から在庫車のメルセデスベンツ1974年式280S(W116)の手入れをしていました。
ボディを拭き上げていると、80歳前後位のご老人が話しかけてきました。
「この車は、売り物か?」
「はい。そうですよ。」
「昔、この車に乗ってたんや。懐かしいな。ちょっと見せてや…」
「はい。どうぞ。」
私は、車の手入れを中断し、お客さんから少し距離を置いて様子を伺っていました。
そのご老人は、ボディ・内装・エンジンルームを一通り見た後、話しかけてきました。
「この車、ちゃんとしたディーラー車やな。ウエスタン自動車のプレートが貼ってある。エンジンの調子は良いのか?」
「はい。ディーラー車です。車の調子も良いですよ。一度乗ってみられますか?」
「うん。一回乗せてもらうわ。でも、買えへんかったらごめんやで。」
「ええ。買わなくても結構ですので、どうぞ乗って見てください。」
ご老人は、運転席に乗り込み、私が助手席に座ると車を発進させました。
助手席から運転席を見ると、笑顔で運転されています。
私たちも楽しかった時期や若かった頃の音楽などを耳にすると、一瞬その頃にレイドバックするじゃないですか?その方もそんな心境だったのでしょうか?それとも、昔に付き合っていたオネエチャンと何十年ぶりに会った様な感じなのでしょうか?
お店に戻り、車を降りるとその方は言いました。
「この車、買うわ。今の値段から幾らにしてくれる?」
「はい。○○○万円が限界です。」
「よし。解った。手続きしよう。」
あっけない位に、「押し」も「引き」もせず、契約をして必要書類も渡し、納車日の日取りも決定しました。
納車前日の夜に車の手入れを行っていると、オッサンが様子を見に来ました。
「ここ、ワックスの拭き残しがあるぞ。窓はもっとキレイに拭け。フロアマットが汚い…」
細かいチェックが入り、手直しを行いました。
そして納車当日、約束の時刻にご老人はお見えになり乗って帰られたのですが、私はお店から車道に出るまで280Sのウィンドウ越しにその方の表情を見ていました。
やはり笑顔で運転されていました。
このメルセデスベンツ280S(W116)は「初めて売れた車」として私の心に刻まれています。
次回は「ものすごく貴重な経験」です。
ENZOの兄弟車!マセラティMC12の!
苦悩の日々 後編
【先週のつづきです】
「そうですね。お客さんにすれば車を買うというのは、大きなイベントじゃないですか?車のプロとして見てもらえる様に接客の仕方なんかも自分なりに色々考えてるんですが…中々結果を出せないですね。」
「多分、お客さんに対して喋り過ぎちゃうか?こんな趣味性の高いウチの車を見に来るお客さんなんかは、お前の何十倍もの知識を持ってる。どんな商売でも言えるけど、まずは人間関係を作るのが優先ちゃうか?その方が本音も引き出せる。売る事に走ったらあかん。」
「…はぁ。はい。」
信号待ちになり、テンションが下がり切った私を見て、オッサンは笑い飛ばす様に私の根本的な間違いを、的確に教えてくれました。
「車売るのはな、そんなに難しくない。こっちから売りに行くのじゃ無くて、お客さんがわざわざ興味を持って見に来てくれるんや。後は予算が合うかどうかだけ。もうちょっと楽に考えてみたらどうや?」
「…はい。明日から頭のスイッチを切り替えてがんばってみます。」
「そうやな。がんばってみてくれ。ほな、運転変わろか。」
「えっ?はい!」
帰り道の約15kmを私がステアリングを握る事になりました。ファクトリー内等でちょっと移動させた事はありましたが、まともに公道を走らせるのは初めてで、とても緊張したのを記憶しています。
以前に運転した事がある輸入車のオープンカーは、アルファロメオ・スパイダーヴェローチェ、フィアット124スパイダー、MG-B(ウレタンバンパー)等ですが、W113SLを運転してみると、この車は別次元の車だという事が解り、60年代後半の車で骨董的な物であるという先入観は、ドライブに入れて走り始めるとすぐに払拭され、車名の"Sport Leicht"の意味を感じ取れる軽快さも体感できました。
コンディションが良かった事もありますが、現代でもこれだけ違和感無く運転できるのですから、当時としてはすごく完成度の高い車だったのだろうと思います。この時の経験のおかげで、もしお金に余裕があれば所有したい一台にこのSLはリストされました。
その試運転の翌日から私は、接客時に「話す」より「聞く」事を重視してお客様に応対する様に心がけました。
そうする事で、少しづつですがマニアックな車が売れ始めたのです。
苦悩の日々 前編
【先週のつづきです】
意気揚々と入社した私でしたが、最初の3ヶ月間は、いくら接客をしてもさっぱり売れませんでした。
営業・販売員としては最低の“ただ飯食い”です。業種は違えど、多少なりとも営業・販売経験が有った私はそれが悔しくて非常に悩んでいた時期でもあります。
在庫車の手入れ、引取り、納車、WEBサイトの管理業務に精を出す毎日で、その日の夕方は、W113SLのメッキパーツを特殊な研磨剤で磨いていました。
「今からそのSLの試運転に行くから、付き合ってくれ。」
「はい。わかりました。」
オッサンに声をかけられた私は、仕事を中断してファクトリーからW113SLを出庫して、ハードトップは手入れ中なので、外したままフルオープンで2月中旬の寒空の中、厚着をして試運転に出かけたのです。
オッサンの運転で走り始めると、思っていた程の寒さは無くて、とても爽快で心地良く感じました。
W113SLは調子が良く、エンジンの吹けやATの繋がりもスムースで、40年近くも前に作られた車とは思えない程“普通”に走っているのを感心している私に、大径で華奢なSLのステアリングを掌で叩きながら話しかけてきました。
「真冬にオープンカーも中々良いもんやろ?」
「そうですね。かなり気持ち良いですよね。」
「どうや?仕事の方は…慣れてきたか?」
「…はい。少しは慣れてきましたけど…」
「車売るのは難しいか?」
オッサンから久々にされた質問でした。
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