Body Voice 加藤です
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免疫システム
血液中には固形成分として赤血球、白血球、血小板があります。
赤血球は酸素を運ぶ役、白血球は体内に侵入者(異物)が侵入してきたときに、それを撃退する役を担っています。
血小板は血液を凝固させる、止血が必要なときに働きます。
免疫システムを担っているのは、白血球です。
白血球には大きく分けて三つの種類があります。
マクロファージ(5%)、顆粒球(60%)、リンパ球(35%)の三種類です。
一般に病原菌(細菌)が侵入してきたときに働くのは顆粒球です。
顆粒球の95%は、好中球というもので、主に相手を飲み込んで処理します。
顆粒球は名前の由来ともなった顆粒をもち、この顆粒には、分解酵素があり、この酵素と大量の活性酸素を使って、飲み込んだ病原菌を処理します。
このとき同時にマクロファージも出動しますが、こちらの役目は主に監視役です。
相手が比較的大きい細菌だと認識しますと顆粒球を集め、侵入してきた異物が細菌よりも小さいウイルスや異質タンパクだと判断しますと、マクロファージはサイトカンという物質を出して、リンパ球に出動を促します。
リンパ球は、それまでは休眠状態でサイズも小さいのですが、サイトカインの司令を受け取ると猛烈に分裂を繰り返して数千倍の数になり、攻撃を開始します。
リンパ球は抗体を作り、異物を絡めとって処理します。
リンパ球にも種類があります。
ウイルスのような侵入者に対処するのがB細胞というリンパ球。
異物が侵入したという情報を受け取ると、B細胞は自ら増殖するだけでなく、それぞれが自分の分身ともいえる小さな抗体を作って体の隅々まで行き渡るよう放出し、その抗体が相手の抗原(異物)にくっついて処理します。
そのときに活躍するのが糖鎖です。
この抗体は万能ではなく、相手(抗原)を見極めてから、それに上手に接着できるよう接着分子(糖鎖)の構造を毎回変えています。
普段は休止していて相手が現れてから臨戦態勢を整えるため、戦う準備が整えるまでの時間が必要で、ときには数日間もかかります。
その間、相手がウイルスなら増殖して勢力を拡大していますので、闘いは壮絶なものとなります。
リンパ球にはT細胞があります。
T細胞も二種類あります。
一つは胸腺で作られるT細胞。
もう一つは、肝臓や腸(腸管上皮)などに作られるT細胞。
リンパ球のもう一つがNK(ナチュラルキラー)細胞です。
このNK細胞も、体内で生じた異物を処理する役目覚を担っています。
体内で生じた異物を処理する免疫システムは、消化管の周りや肝臓、そして唾液腺や顎下腺などの外分泌腺の周りと子宮にあります。
消化管の周りに多く存在するのは、ここに、異質たんぱくが侵入しやすいからと思われます。
自律神経のうち、副交感神経が優位になりますと、リンパ球が増大します。
リンパ球のT細胞やNK細胞が増えますと、毎日発生するガンのもとを断ち切ってくれます。
副交感神経優位のゆったりした生活を心がけることが、ガンや生活習慣病を防ぐ大きなポイントになります。
Hoʻoponopono
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