ファントムをベースにした電動実験車が102EX。世界中でテスト走行や試乗会をおこない、技術データを収集・検証し、ユーザーの意見を集めることになっています。
「102EXは、空間や素材の使い方を探求するという、エクスペリメンタル・モデルの本質を体現した優れたコンセプトカーだ」とはチーフデザイナーのイアン・キャメロン。
駆動メカニズムはロータス・エンジニアリングが担当。バッテリーを床下に敷き詰める必要がなかったのは、このボディサイズだからこそ可能になったレイアウト。2つのモーターは左右それぞれの後輪を駆動。プラグイン充電のほかに非接触充電も可能。
シャシーはアルミのスペースフレームですが、バッテリー重量は640kgにもなり車体総重量は3トンをオーバー。
透明で内部から光る樹脂製スピリット・オブ・エクスタシーがクリーンさを表現。またLEDで演出される充電口など、エレクトロニクスを強調しつつ洗練された高級感を漂わせる表現を模索。LEDは充電可能な状態は青、充電中は青の点滅、充電完了時には緑、緊急時には赤色に点灯します。なおエクステリアの塗装は16層にもなり、そのうち4層に「アトランティック・クロム」を用いているとのこと。
インテリアのレザー表皮は、クロムではなく植物由来の素材でなめすコリノバという手法で作られたもの。この工法で作られたインテリアの変化や耐久性も試乗ツアーでチェックされる予定。
102EXの主要諸元は以下の通り
ドア/ 席数:4/5(オプションとして4)
全長:5840 mm
全幅:1990 mm
全高(空車時):1638 mm
ホイールベース:3570 mm
回転直径:13.8 m
トレッド(前):1687 mm
トレッド(後):1671 mm
肩位置での車幅(前):1509 mm
肩位置での車幅(後):1431 mm
レッグルーム(前):1028 mm
レッグルーム(後):1109 mm
ヘッドルーム(前):1051 mm
ヘッドルーム(後):979 mm
トランク容量(DIN規格):460 ltr
空車時重量(DIN規格):2720 kg
車両総重量:3030 kg
最大積載量 :300 kg
最大軸重(前):1473 kg
最大軸重(後):1548 kg
モーター
最高出力:290 kW
トルク:800 Nm
バッテリー
構成:NCM (リチウム・ニッケル・コバルト・マンガン酸化物)リチウムイオン
セル数:96 (パウチ形状)
容量:71kWh
バッテリーパック重量:640 kg
ピーク電流:850アンペア時に330 kW
公称電力:388V DC
充電時間(推定):単相20 時間 / 3相8 時間
トランスミッション:シングルスピード6:5:1(インテルグラル・ディファレンシャル付)
ステアリング・タイプ:EHPSラック・アンド・ピニオン、速度感応式伝達ギア比可変機構付き電動パワーステアリング
フロントブレーキ:ベンチレーテッド・ディスク/ 374 mm / 14.7 in
リアブレーキ:ベンチレーテッド・ディスク / 370 mm / 14.6 in
空気抵抗係数:0.37
空気抵抗係数x投影面積:1.041㎡
最高速度:160 kph (制御)
加速 (0-60 mph):8 秒以内
CO2 排出量:なし
タイヤ(前): グッドイヤー EMT 255/50 R21 106W
タイヤ(後): グッドイヤー EMT 285/45 R21 109W
ホイールサイズ(前): 8インチx21インチ
ホイールサイズ(後): 9.5 インチx21インチ
12ボルトバッテリー容量/搭載場所:90+70Ah /トランク内
(文:古庄速人、写真:古庄速人/ロールスロイス)






















































































































































































