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公益財団法人・日本デザイン振興会(JDP)が毎年選定しているグッドデザイン賞。その一次選考通過作品が一堂に集められるグッドデザインエキスポが、今年は8月26~28日に東京ビッグサイトで開催されます。

開催まであと3週間となり、グッドデザインエキスポ2011公式サイトでは本日から、会場に展示される商品、作品の一覧が公開されています。会場に行ける人も行けない人も、気になるデザインを探してみてはいかがでしょうか。

グッドデザインエキスポ2010の様子
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グッドデザインエキスポ2011:http://www.g-mark.org/expo/2011/

(古庄速人)
●Piaggio NT3 Concept
2010年のEICMA(ミラノ・モーターサイクルショー)でワールドプレミアした、ピアジオのコミューター・コンセプトがNT3。
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ボディタイプは2種類。密閉式キャビンを持つタイプと、トゥクトゥクやリキシャーのようにドアやウィンドウのないタイプ。どちらもメカニズムとパッケージレイアウトは共通。センターコックピットで後席に2人座れる3人乗りです。
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ボディはスペースフレーム構造で、各部に高張力鋼で作られた「クラッシュ・ボックス」を配して衝突安全性を確保。パワーユニットは3種類。ピアジオの3輪スクーターMP3のエンジンを改良した200ccと300cc、それに300ccのハイブリッド仕様。
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NT3は特にインドと、ベトナムをはじめとしたASEAN諸国をターゲットに開発したとのこと。つまりオートバイ以上の利便性と、乗用車未満の価格を満たすマイクロカーというわけですね。2013年末には発売したいということです。

(文/写真:古庄速人)
●Chevroler COLORADO Show Truck
バンコクショーで世界初公開となったのがシボレー・コロラド。ここでワールドプレミアしたのは、タイは乗用車の売り上げの半数がピックアップで、国単位では世界最大のピックアップ市場になっているから。
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外観は、細かな装飾以外はほぼ量産モデルそのものと思われますが、今回はあくまでコンセプトカー、ショーモデルとしての位置づけ。だから車名に「ショー・トラック」とついているわけです。
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資料にも「次世代コロラド」とはっきり書かれているのですが、それでも「次期量産モデル」と言わないのは2012年モデル、つまり2012年秋まで現行コロラドが販売されるから。量産モデルとして公開されるのは2012年に入ってからのことになると思われます。

そういうわけでデザインについては、ショーモデルとしての装飾について以外はあまり多くの情報がありません。ただしスタイリングについて、とくにフロントエンドはシボレー車として、乗用ラインナップとの共通性をいっそう強めていることがわかります。

これはバンコクショー開幕直前に公開されたティーザー・スケッチ。
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GMの広報画像。実車ではなく精緻なレンダリングですね。キャビンと一体化したロールフループを持つトノカバーや、アンダーガード風の意匠を持つフロントバンパーはショー向けのドレスアップ。
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インパネの造形は「デュアルコックピット・インスツルメントパネル」。基本造形が左右対称なのは、右ハンドル/左ハンドルの作り分けで部品共有率を高くできるメリットがあります。メーターパネルはモーターサイクル用から着想を得た立体的なもの。
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「デュアル・ゾーン」と呼ばれるセンタークラスターの液晶画面やスイッチのレイアウトは完全に左右対称。
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タイの自動車市場では日本ブランドが圧倒的に強く、ピックアップもいすゞや三菱、トヨタ、日産などでシェアが占められ、GMやフォードの車種を見かけることはあまり多くありません。そこでGMが打ち出したのが、シボレーもピックアップでは長い歴史と実績を持っているとアピールすること。3台の歴史的モデルを並べていました。
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(文:古庄速人、写真:古庄速人/GM)
前回に続いて、広島市交通科学館で開催中の『あこがれの国産車 ~昭和40年代の名車たち~』の展示車両の紹介です。

まずはマツダS8Pと同じ特別展示室の車両から。
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優美なスタイルのマツダ・ルーチェ・ロータリークーペ(1969年式)。Aピラーこそセダン同様に立ち気味ですが、思い切り寝かされたCピラーとスロープダウンしてゆく長いトランクリッドが得も言われぬ色気を感じさせてくれます。
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こちらもジウジアーロの日本における代表作、いすゞ117クーペ(1970年式)。ただしデザインしたのはベルトーネではなくカロッツェリア・ギア所属時のため、フェンダーのボリューム感表現は大きく異なっています。それでもボンネットとグリルの位置関係や、リアピラーの処理などに一貫した哲学を見ることができます。
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前後ランプの位置やグラフィックスに注目。ボンネット先端をヘッドライトを覆う位置まで伸ばし、眼光鋭く遠くを見据えるような、精悍な表情にするのがジウジアーロ得意のスタイル。リアランプが低い位置の下向き面にレイアウトされるのはピニンファリーナでも多用され、このころの「イタリアン・カーデザイン」のトレンドと言えるもの。しかしなんでこれが流行ったのかは不明。トランクリッドの開口部を低くする、陰になりやすいため晴天の順光時でも点灯状態がわかりやすいという機能性と、ボディを長く優雅に見せる効果があったのでは……というのは勝手な想像です。

ジウジアーロ作品以外にも、国産車が展示されています。
マツダ・コスモスポーツ(1967年式)。
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マツダ・サバンナクーペGS II(1971年式)とサバンナRX-7(1978年式)。
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いすゞ・べレット1600GTR(1969年式)。
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ダットサン・ブルーバード1800SSSクーペ(1970年式)。
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日産チェリーX-1・R(1973年式)。
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日産スカイライン2000GT-R(1969年式)。
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三菱ギャランGTO MR(1971年式)。
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ダットサン・フェアレディ2000(1968年式)。
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トヨタ・スポーツ800(1968年式)。
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ホンダS600(1964年式)。
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企画展とは関係ありませんが、屋外で常設展示されている広島電鉄650形。
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この企画展は9月4日まで開催されています。

(文/写真:古庄速人)
広島市交通科学館(広島県広島市)では7月16日から、企画展『あこがれの国産車 ~昭和40年代の名車たち~』を開催中です(9月4日まで)。
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展示の目玉はなんといっても、マツダがベルトーネに依頼し、当時チーフデザイナーだったジウジアーロがデザインしたプロトタイプ、S8P。
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また7月24日には関連イベントとして、「マツダ車デザインの系譜」というタイトルでトークショーも開催されました。出席者は前田育男デザイン本部長、中山雅チーフデザイナーというマツダの現役スタッフ、それに福田成徳・元マツダデザイン本部長、S8Pのリペアを担当したガルフォースワンの栃林昭二氏。
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話の中心が過去のマツダ車ということで、おもに福田氏のトークで進行。またデザインがテーマということで、初期はスタイリングを外部の工業・工芸デザイナーに依頼していたことなどについて触れていました。

福田氏は、進駐軍が持ち込んだアメリカン・スタイルに憧れた身として、小杉二郎氏たち外部デザイナーによる端整なスタイルは「真面目だけど国鉄っぽい、色気がないと思うこともあった」と述懐。ほかにもサバンナRX-3を担当したときのエピソードなど、マツダファンならずとも車好きには興味深いエピソードが満載でした。

事前の打ち合わせもなくぶっつけ本番だったということですが、スムーズに進行して予定通りの時間に終了。トークショー会場には100脚用意されたもののまったく足らず、立ち見客がひしめく大盛況。マツダ・デザインOBの顔もちらほらと見かけ、自分もいろいろ挨拶させていただくことができました。

さてここからはS8Pの紹介です。S8Pは「マツダのフラッグシップ・サルーンとなる、ロータリーエンジンのFF車」という要件で、1963年ごろにベルトーネへ依頼したもの。このS8Pのデザインを元にして、後にルーチェが生み出されています。
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前後フェンダーのピークとショルダーラインをボディ前端から後端まで弓なりに繋ぐことで、ピンと張り詰めたような緊張感と伸びやかさのあるロワーボディ。そしてボディ側面のやや内側にピラーを立て、グリーンハウスをボディのマスから切り離すことで生まれたキャビン部分の軽快感と、それがもたらす視覚重心の低さにも注目。小さなボディサイズで優雅さを演出しています。
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グリル上端をホイールアーチ上端よりも低くすることで前傾したシャープなボンネットラインと精悍なフロントエンドを作り、その下にヘッドライトを置いて睨みつけるようなイメージに。これはこの時代のジウジアーロ作品に共通した特徴。
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この細いピラー!現代の乗用車では、こうした繊細なスタイリングは不可能なのでしょうか?
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この日は特別にボンネットとドアが開けられ、内部を見ることができました。ホイールやドアハンドル、スイッチ類などには、アルファロメオの部品がそのまま使われているものも多いそうです。おそらくベルトーネの倉庫にあったものを使ったのでしょう。
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実はエンジンは本物ではなく、木型に塗装したもの。マツダ側が機密漏洩を避けるために、エンジン外形だけがわかるものを送ったのではないか、という推理も。
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ちなみにこのS8P、マツダ社員からは「建物の屋上で雨ざらしになっていた」という証言もあり、実際にエンジンルームには鳩が巣をつくっていたということもあったようです。

実際に走るわけではないとはいえ、そんな状態からこうして展示できるまでにリペアできてしまうことに驚かされます。しかも栃林氏によれば「作業期間は2週間半」!!

これが樹脂モックアップだったらもっと破損が酷く、復元することは不可能だったに違いありません。曲がりなりにも鋼板を使っていたことが、クルマとしてのリアリティを保ち続けることになっていたということですね。プロトタイプ制作に素材やコスト、作業時間を惜しまなかったことが、時を経ても消えない価値を紡ぎ続けることになったということではないでしょうか。

次回はその他の展示車両を紹介します。

広島市交通科学館:http://www.vehicle.city.hiroshima.jp/

(文/写真:古庄速人)
伸長いちじるしいASEANの自動車市場。その中で「アジアのデトロイト」を自称するタイ。実際に自動車産業の集積はアジア一の規模を誇り、毎年3月末に開幕するバンコクショーも東南アジアのモーターショーの中でいち早くOICA(国際自動車工業連合会)の公認を受けています。
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バンコクショーはASEAN最大のモーターショーとして、周辺各国から観衆を集める大イベント。その開幕セレモニーも盛大なもので、出展各社・団体のロゴを大きく掲出し、お祭り感覚を盛り上げます。そう、モーターショーはお祭りなのです。
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昨年までの会場だったBITECでは手狭になったため、今年は会場がドンムアン空港近郊に新設されたエキシビジョン施設「エキサイト」に移り、3月23日から4月5日まで開催されました。
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会場スペースが拡大したことで各メーカーの展示もこれまで以上に洗練、充実されたものになりました。内容も大幅に充実し、GMはピックアップトラックのコロラドのコンセプト、ホンダはブリオの量産モデルをワールドプレミア。ブリオは内外装を仔細にチェックできただけでなくカットモデルも展示され、そのデザインをじっくりチェックすることができました。 
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このほか各社が公開済みのコンセプトカーを展示し、三菱のグローバルスモール・コンセプトやフォードの新型レンジャーなどアジアプレミアも多数。当ブログでは例によってコンセプトカーを中心にお伝えしたいと思います。

(文/写真:古庄速人)




現在、東京・両国の江戸東京博物館では企画展示『東京の交通100年博』が開催中。その一角で『myつりかわ展』の入賞・入選作品が展示されています。

『myつりかわ展』は、東京都交通局と東京藝術大学が2009年度より展開している産学連携デザインプロジェクトの一環として企画されたもの。都バスや都電、都営地下鉄の車内の吊り革を自由な発想でデザインするという内容です。
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現役デザイナーやアマチュア、学生や社会人を問わず、全国から応募された作品数は1976。その中で入賞・入選した36作品がモックアップ化され、会場に並べられています。ここでは入賞作品を紹介しましょう。

●グランプリ
提案:大谷真佑

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都営交通の100周年は、運行者と利用客の素晴らしい関係の上に成り立っている。相互に尊重しあい、握手を交わし、手と手を取り合うことで快適な移動が実現する。

●準グランプリ(アイデアデザイン賞)
提案:鈴木雅巳

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グリップを握り、離すとわずかながら発電。圧電素子を使えば実用化も夢ではないかも。電車通勤は時間の浪費と思われがちだが、社会のためにエネルギーを生産する行為ともなる……かもしれない。

●準グランプリ(機能デザイン賞)
提案:赤瀬公男

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車内の吊り革にひっかけて使う、自分専用の吊り革。公共交通の車内でもパーソナル感覚を。特に清潔過敏症の人にお勧め?

●キッズ賞
提案:国本万葉(小学生)

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東京と言えば、上野動物園のパンダ。都営交通だから東京を意識させるデザインを。地域性の表現も機能のうち。

●みんくるデザイン賞
提案:山崎里子

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都交通局のマスコットキャラクター「みんくる」のカバーを被せれば、平凡な吊り革も東京らしいものに変身。コスプレ感覚で可愛らしさと地域性を演出。

●100周年特別賞
提案:居関孝男

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「百」をモチーフにしながら、未来への躍進を願って楕円形に。安全・安心をイメージさせるグリーンは、同時に都交通局のシンボルカラーでもある。

●100周年特別賞
提案:TuRuNoMa(津留敬文、野間巨樹)

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イチョウの葉をモチーフにした東京都のシンボルマークを、上部に配した長円形。地下鉄では路線カラーにすることで、自分がどの路線に乗っているかを認識できる。

その他の入選作品。ほとんどの入選作品に共通しているのは「見知らぬ他者と時間・空間を共有している」という前提からデザインされていること。いかにして多様な価値観を持つ人々へ楽しく有意義な移動体験を提供するか、という点に関するさまざまな解釈が非常に興味深いものとなっています。吊り革は個人が使うパーソナル・プロダクトでありながら、車内という公共空間を形成するソーシャル・プロダクトでもあるのです。プロダクト・デザインに関わるすべての人に見ていただきたい展示です。
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正直に言ってしまうと、入賞作品はどれも既存の吊り革をベースにアイデア展開したもので、デザインと言えども表面的なスタイル、見た目の「東京らしさ」を重視して審査したことが窺えます。

もちろん入賞作品に魅力がないわけではありません。しかし入選作品の中には吊り革の概念すら覆した破天荒で痛快なコンセプト、飛躍したアイデアがいくつもあり、それらがどうして入選どまりなのか首を傾げてしまうのです。「デザインプロジェクト」の一環で開催されたコンテストとしては、いささか審査基準がスタイルに偏向しすぎているように思えてしまうのが残念でした。

これらの作品が展示されている『東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の“いま・むかし”~』は9月10日まで江戸東京博物館で開催中。駐車場では屋外展示場として都電6000形車両が置かれ、公開されています。
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車内に入った途端、35年前の自分に出会いました。説明板を読むまでもなく、見覚えのある広告のグラフィックから生涯の最後に荒川線を走った車両だと理解したのです。展示されていたのは紛れもなく、自分が幼稚園に入るか入らないかという頃に乗っていた車両そのもの。
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それにしても、きわめてシンプルな車内のデザイン。現代のユニバーサル・デザインの観点では足りない部分も多々あるのですが、この清々しさは非常に魅力的。

江戸東京博物館:http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
東京都交通局・東京藝術大学デザインプロジェクト:http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/fan/geidai/index.html

(文/写真:古庄速人)
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7月10日(日)に東京都杉並区高井戸第二小学校で、二回目のミニ四駆教室が開催されました。

今回の工作教室は「自分にひとつ、だれかにひとつ」をキーワードに掲げ、被災していない一般の子供たちから参加料として1000円を募金してもらい、そしてメッセージカード付きのミニ四駆キットを被災地の子供たちにプレゼントするという趣旨で開催しました。

多数の応募のなかから40名の子供たちが参加。梅雨も明けて天気に恵まれましたが、厳しい暑さで熱中症等の心配もあったと思います。そのなかででも子供たちは最後まで集中を切らさず楽しんでいました。

先生に教わりながら作業に真剣に取り組む姿やミニ四駆を完成させたときの達成感に満ちた表情、ミニ四駆を走らせてはしゃぐ無邪気さなど、子供たちが見せる笑顔はさまざまです。こうしてひとつでも多くの「笑顔」を増やすことで、被災地で生活している子供たちに勇気を与えて続けていきたいですね。

工作教室の様子は下記URLより『カーデザイナーにできること』のイベントレポートに詳しく掲載されています。子供たちの笑顔や真剣な表情なども「高井戸第二小学校工作教室アルバム」に掲載されていますのでこちらもぜひご覧ください。

http://mobilabo-cdd.blogspot.com/2011/07/blog-post_11.html

次回は8月27日(土)と28日(日)に東京お台場のメガウェブで開催の予定です。ただし日程と場所以外はまだ未定なので、詳細はまた後ほどお知らせします。

公式HP:http://www.mobilabo.net/cdd/
ブログ:http://mobilabo-cdd.blogspot.com/

工作教室を終えてzung designは「保護者の方々からも活動にたいして賛同していただきました。これからも被災地とそれ以外の地域を結ぶ支援活動を続けていきたいと考えています」とのこと。カースタイリングも引き続き、復興支援活動の経過を発信していきますのでよろしくお願いします。

最後に、工作教室に参加されたデザイナー、クリエイター、その他のスタッフの皆様、本当にお疲れさまでした。

(文:高田仁志)
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7月20日(水)から8月2日(火)までの期間、三越日本橋本店にて「SOON@三越日本橋Part3」が開催されます。

日程:7月20日(水)~8月2日(火) ※8月1日(月)は休業
時間:10:00~19:00
場所:三越日本橋 本館5階 家具フロア

前回のPart2と同様に『カーデザイナーにできること』のボードメンバーである佐戸川清さん・日原佐知夫さんの協力を得て、復興支援活動の紹介および、デザイナー・クリエイターによるオリジナルミニ四駆の展示を行ないます。

前回から約2ヶ月経っていますが、新作が次々と公開されているので、実物を早く見てみたいですね。

興味をお持ちの方、近くにお越しいただいた方、ぜひ本展示イベントにお立ち寄りください。
よろしくお願いします。

(文:高田仁志)
日本とインドの自動車部品関連企業の連携と相互発展を図る「日印自動車部品協力会」が2011年6月に設立され、その設立記念セミナーが6月24日に開催されました。

日印自動車部品協力会(JIACA)は株式会社サン・アンド・サンズ・アドバイザーズ(代表取締役:サンジーヴ・スィンハ)と株式会社ecomo(代表取締役:畑山一郎)が設立した任意団体。日本とインドの自動車部品関連企業のパートナーシップの促進と発展を目的に、自由なビジネス交流の場を提供するための団体です。

セミナーは新丸の内ビルの日本創生ビレッジで開催。会場は満席で熱気が溢れていました。
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挨拶するJIACA会長の榎泰邦氏。
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JIACA委員長のサンジーヴ・スィンハ氏。
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パネルディスカッションは討論に入る前に、インドの自動車産業の現状を説明することに重点が置かれた印象。
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スピーチやパネルディスカッションでは、興味深いインド自動車部品産業の一端を知ることができました。そのなかで気になった点をいくつか紹介しましょう。

・インドの自動車市場は、2020年までに世界3位の規模に成長することが予測されている。

・地元自動車メーカーは、日本の部品メーカーの進出と高品質な部品の供給に大きく期待している。

・ティア2以下の地場中小部品メーカーは組織化されておらず、約6000社もの企業が乱立。しかし大再編が起ころうとしており、そのなかで生き残り、あるいは合従連衡で優位に立つために日本メーカーの高い技術がほしいという声が非常に大きい。

・インド政府は自国内の自動車産業を育成したいだけでなく、自動車部品を輸出産業に育てたいと考えている。

・いくつかの欧米のメガ・サプライヤーはインドにR&D拠点をすでに開設し、新興国向け車種に対応する部品やモジュールの提案に着手している。

・インフラが未整備のインドでは固定電話を持たずにいきなり携帯電話ユーザーとなった人が多いように、インフラ構築しだいでEVが爆発的に普及する可能性もある。

……などなど。

「バスに乗り遅れるな!」と煽る気はありませんが、中国市場における日本の部品メーカーの出遅れぶり、そして失地回復の可能性の小ささを嘆かわしく思う身としては、いま現在のうちにインド市場の可能性について気づき行動することが、結果的に日本の自動車産業をも守ることにも繋がると考えます。

中国ビジネスにおいて、欧米のサプライヤーは企業の垣根を超えて団結し、ティア1メーカーのブランドの下で複合的なモジュール、統合されたユニットとして提案することで開発能力のない現地メーカーに食い込み、大きな成果をあげています。各部品メーカーがバラバラなまま、それぞれ単独で挑む日本企業は、出番すらないままに退場させられつつあるのが現状です。

この失敗を繰り返さないためにも、まずは欧米勢に先駆けてインドに進出、あるいは現地メーカーと密接な関わりを持ち、同国の自動車産業で存在感を強めておくことは非常に有益なのではないでしょうか。

今後のJIACAの益々の発展に期待したいと思います。

(文/写真:古庄速人)