Xbox360の新作ゲームを紹介する『Xbox360 Summer Showcase 2011』が、7月28日に表参道ヒルズのSPACE Oで開催されました。6月にロサンゼルスで開催されたE3に出展された新規タイトルの試遊会というわけですが、従来のコントローラーを使用しないKinect(キネクト)対応ゲームがどんなものか、リポートしたいと思います。
ちなみに最初にお断りしておきますと、筆者は初代プレイステーションを買って、ちょっと遊んだことがあるだけ。幼少時にファミコンを買ったこともありませんし、PS2以降のゲーム機も家庭用/携帯を問わず、まったく持っていません。つまりは「ほとんどシロウト」なわけですが、そんな人間が感じたインターフェイスの印象だとご理解ください。
目玉タイトルのひとつ『Kinect Star Wars』
プレイヤーがジェダイの騎士を操作して、ライトセーバーで戦ったりフォースを使ったり、ポッドレースをしたり。
もうひとつのビッグタイトル『Kinect Disneyland Adventures』
自キャラクターが画面内のディズニーランドを自由に散策したり、おなじみのキャラクターと記念撮影したり、アトラクションで大冒険したり。
『Dance Central 2』
リズムに合わせて画面に出た指示の通りにポーズを取れば、あたかもダンスしているような気分に。
『Kinect Sports: Season 2』
内容は野球、ゴルフ、テニス、ダーツ、スキー、アメリカン・フットボールの6種。
『Child of Eden』
あの「スペースチャンネル5」の水口哲也氏の新作ゲームはシューティング。
とまあ、すべてを紹介しているわけではありませんが、だいたいこんな感じのタイトルがキネクトのゲームとして発売されるわけです。キネクトはXboxの声明によれば「コントローラーを使わない直感・簡単操作」という触れ込みなのですが、そのインターフェイスはどんなものなのか?
結論を言えば、この未知の操作感覚、面白いです。ただし「コントローラー不要」なのではなく、センサーが認識できるポーズを取って、指示を出す必要があるという点では手に持つコントローラーと同様。残念ながら宣伝に見られるような「キャラクターとの一体感」はさほど感じられませんでした。プレイヤーの動作がそのままキャラクターの動きに反映されるわけではありません。
それでも全身を動かして操作するというのは実に新鮮な体験で、たしかに指先だけで操作する従来のゲームとは明らかに異なる感覚がある、ということは理解できました。コントローラーの操作方法を理屈で覚える必要がない、という部分ではたしかに直感的と言えそうです。
画面内に自分が操作するキャラクターが登場するタイトルでは、どれだけプレイヤーがキャラクターとの一体感を得られるかが操作感と没入感を左右することでしょう。
ただしどうしても画面上に自キャラクターがいる限り、「キャラクターを操作する」という感覚は残ってしまうもの。この部分でどのようなインターフェイスが構築されてゆくのか、今後のアプローチや展開の広がりに期待したいところです。
個人的に大きな可能性を感じたタイトルを紹介しましょう。
『Child of Eden』では、「自分が操作するキャラクター」というのは画面内に登場しません。画面に現れる敵を射撃するわけですが、プレイヤーの両手の動きでそのまま画面内の射線を操作することになります。今回用意されていたタイトルのなかで、もっとも直感的に思える操作感でした。
もうひとつ、『Fruit Ninja Kinect』はカメラセンサーでとらえたプレイヤーのシルエットが画面に映し出されます。内容は、落ちてくるフルーツを手刀で斬りまくるという単純なものですが、プレイヤーの動作がそのままシルエットの動きに反映されるので、一体感は抜群。

これらのように、キャラクター性を排除したタイトルのほうが「プレイヤーが直接ゲーム内容に関与している」感覚が強く感じられました。「コントローラーを手に持たないテレビゲーム」というキネクト自体がまだまだ新しい存在なので、これからの発展と成熟、そしてさまざまな「身振り手振り」のインターフェイスの可能性を提示してくれることに期待したいと思います。
残念ながら大画面テレビすら持っていない自分は、自宅ではキネクトを楽しめませんが……
(文:古庄速人、写真:古庄速人/マイクロソフト)