トラブル修理-ポルシェ マカン(95B)おかしな挙動はこれで一発解決!! | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

ポルシェ マカン。

 

そもそもは、ドライブシャフトブーツがパックリと裂けていたので、そちらを修理するためにフリークに入庫したのですが・・・

 

別でご相談された内容が、

 

・停止時から走り始め~加速時にしゃくる

・ハンドルをいっぱい切った状態で前後すると、デフロック状態かの様な引きずり感があり、動きが物凄く重たい(特に後退時に顕著!)。そしてこの時は変な振動も発生する

・60~70kmで走行時、アクセルをOFFにして惰性で転がすと、車両下回りから「シャーーーー!」と結構大きめの音が出る

 

といったものでした。

 

 

 

お客様が気になっていた症状、プラスアルファ、色々と確認が出来ました。

 

そしてこれら症状は、私が過去に作業して来た

・BMW X5

・ポルシェ カイエン

などでも経験済みで、しかもどれも非常によく似た症状でもあります。

 

 

「あの部品のオイルを交換してみよう!!」

とは言ったものの、作業担当者は

「原因はその場所では無いように思います・・・」と、

ちょっと半信半疑。

 

 

そりゃ、あれだけ色々な症状でてりゃ、世の中のどんな整備士だって、「あーでもない、こーでもない」って原因について思いを巡らせるのは至極当然。

 

私だって過去の経験が無ければ、「これ、ATダメ?」とか、「まさかのエンジン?」、「何かの制御がおかしい!?」なんて色々思い悩むはずです。

 

 

 

その、「あの部品」というのが、

 

 

 

 

そう!トランスファなんです!

 

ほんと、トランスファは色んな症状を引き起こします。

 

前後の動力伝達配分・割合制御を行ったりもしていて、今のトランスファは本当に高性能。

そんな色んな機能・制御が付与されているからこその、ちょっとしたことで様々な症状を引き起こします。

 

 

 

しかもこのトランスファオイル、交換するのにネット上では何と、

「6時間もかかった!!!」なんて記事もあったそうで・・・

 

まぁ、正しい交換方法を知らなければ、そうなりますよね。

 

 

 

30分とかからず作業を終了した担当者、

早速試運転に出て、帰って来てからひと言、

「まさかの・・・・、全部の症状が改善しているんですけど」って。

 

元々私より整備スキル・スペックの高い彼は、また一歩、私を置いて遠く先の手の届かない所まで行ってしまいました。

うちに居るトップツーのメカニックにはもぅ、絶対追いつけねえや・・・

 

 

あ、そうそう。

実はこのトランスファ、「オイルは何を使ったか」という所がかなりキモなんです!

この点についても、私色々実験もし、情報も集めました。

ブレンドもしたりメーカーも変えてみたり・・・

 

ただ、過去に、この手の私のブログを見て、

「同じ様に交換したけど、全然直らんやないか!」と電話して来た整備工場さんが居たので、その辺りの情報はもう伏せておきます。

「同じオイルをベースにブレンドして使ったけど直らんやないか!」なんて電話が来たら嫌なので。

 

興味ある人へ。

ヒントは、「C」と「4」です。

これ、分かったら凄いなぁ・・・

 

なんか、最近ひねくれて来てる・・・???(笑)



ご用命、ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  78,200km>




※同じ内容の故障事例でも、作業内容や手順、個体差や経年劣化、部品価格の変動等により必ずしも同一価格・同一修理とはなりません。上記価格や修理内容を他の整備工場さんに強要する様な行為はお控え下さい。

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