新車で購入して数ヶ月でトラブル発生のR8です。
スタンバイモードのスイッチは入るものの、アクセルONでも全く前後しません。
まずは車両をお預かり。
新車で登録したのが2019年ですので、まだまだ新しいお車です。
この小さなボディに、V10 - 5,200ccのエンジンを搭載し、現行モデルは620PSという恐るべしパワーですが、価格も恐るべしで、車両本体価格は3,000万円をゆうに超えてきます。
基本クワトロ(4WD)ですが、こちらの車両はRRの特別仕様車です。
パワーユニットはシート下に配置されていますので、まずはバケットシートを取り外し。
簡単着脱出来るあたりは、さすがレーシングカーといった感じです。
シート下に殆どのユニットが鎮座。
順に調べて行きます。
近年の欧州車は、先日もブログで書いた通り、大量の電子デバイスで管理されていますので、低電圧は様々なトラブルを引き起こします。
少しでもトルクを稼ぐ為??
軽量化の為なのか、何とバイク用のバッテリーが装着されていました。
現時点で満充電では無かったので、一旦取り外して充電しておきます。
12Vは幾らでも取り出せる環境なのに、まさかの6Vですから、
適当自作で6V電源を確保します。
電圧は一応6Vあり。
突然駆動しだすと危険ですので、まずは車両をリフトアップします。
お客様も心配そうです。
そりゃ、3,000万円を超えるお車が、たった数ヶ月で全く動かなくなった訳ですから、心中お察しいたします。
パワーユニットを点検。
この小さなモーターで600馬力以上を出すのですから恐ろしいものです。
自作6V電源の電流はさすがに弱いですが、入力するとゆっくりと回り始めました。
どうやらパワーユニットは問題無さそうです。
続いてECU兼BCMをチェックします。
かなり複雑な集積回路を含むユニットです。
拡大モニターを使ってハンダ部分にクラックなど無いかチェック。
抵抗値を順次点検して行きます。
何処かで導通が途切れてはいないか。
続いて車両下に回ります。
大量にある車両ハーネスから、アクセルペダルに行く配線、TCM(トランスミッションコントロールモジュール)に行く配線、そしてヘッドランプに行く配線を切り分けて行きます。
アクセルペダルポジションセンサーをチェック。
アクセルのON&OFFできちんと電気を流してくれています。
続いて全てのカプラー部分で勘合に問題が無いかを両端導通チェックしていきますが、それも全て問題無し。
とうとう残るは、このECU兼BCMのみとなりました。
「POWER」部では電圧問題無し。
そこからTCMなどに行って帰って来るまでもOK。
しかし、そこからリレーを介してパワーユニットに向かうハーネス部分ではアクセルONでも電圧を確認出来ません。
この2つのリレーのどちらかがダメな可能性が濃厚です。
現在同じものを国外に手配中です。
部品が入り次第、リレーを交換して動作確認いたします。
ただ、武漢ウィルスのせいで様々な方面で輸入規制&流通規制が掛かっています。
手配は掛けていますし、納期は未定ではありません。
少し日数は掛かる可能性がありますが、近く入荷する予定です。
完成までもう少しお待ち下さい。
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