四国中央市から、ポルシェ ボクスターの修理をお預かりしました。
エンジンの回転がスムーズではありませんし、
トルクもありません。
6気筒の内、1気筒が打っていない感じ。
色々な部品をお持ち込み頂いてのご来店です。
冷却水が漏れているかもとのお話しもありましたので、
加圧をして状態を確認。
エンジンオイルは何処から漏れているのだろう・・・??
エンジンフードを開けてエンジン始動。
かなりの勢いでポタポタと垂れて来ているのは、
オイルプレッシャースイッチからでした!
オイルプレッシャースイッチを交換。
新品に交換。
オイル漏れが止まっている事を確認。
6番シリンダーが常時ミスファイア。
6番シリンダーのダイレクトコイルを5番シリンダーと入れ替えると、
診断機で5番シリンダーに「常時ミスファイア」が移動。
結果、ダイレクトコイル不良で間違いない。
お客様もコイル不良を疑っていたそうで、
1台分、合計6個のダイレクトコイルをご持参されていました。
原因となっているダイレクトコイルは分かりましたが、
持参したコイルは全て交換しておいてほしいとの事。
今後安心して乗る為には必要ですね!
両バンクとも、交換完了です。
エンジンフードを外してまず目に入ったドライブベルト。
ヒビがすごいですし・・・
山が破断もしています!!
1本のベルトが、一体何ヵ所のプーリーに掛かっているのか・・・(^^;)
一度取り外すと分からなくなるので、イラストにしておいてから取り外し。
新品のベルトに交換。
エンジンのドレンプラグを外して、ガスケットも交換。
オイルフィルターハウジングも取り外して、
新品のフィルターに交換。
エンジンオイル始動時に白煙が出ているので、
お客様とお話しして、WAKO'Sのエンジンパワーシールドを添加。
充填するエンジンオイルはMOTULの100%化学合成オイルです。
ポルシェのアプルーバルも取得しています。
冷却水が水しか入っていないかのように薄かったので、
抜いてからポルシェ用アンチフリーズクーラント を充填しておきました。
今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・ダイレクトコイル交換(部品持込)
・スパークプラグを規定トルクで増し締め
・オイルプレッシャースイッチ交換
・オイルプレッシャースイッチガスケット交換
・ドライブベルト交換
・エンジンオイル(MOTUL 5W-40)交換
・オイルフィルター交換
・ポルシェ用アンチフリーズクーラント充填
今回の修理ご請求額は、 ¥64,300 - となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 122,230km>
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