車検整備-M様 トヨタ ポルテ(NNP11)  | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆


それでは説明に移らせて頂きます。



まずはリフトで上げてタイヤを取り外し、各所点検を進めて行きます。




 
後ろブレーキのドラムを取り外しました。
中には大量のブレーキダストが溜まっています。




 
ブレーキシューの方にも大量のブレーキダストが。
ブレーキの残量は問題ありません。

表面に溝が走っていましたので、
今後異音などが続く様でしたら、
ブレーキシュー交換と合わせてドラムの研磨をお勧め致します。

現状でも、ブレーキの性能には問題ありません(^^)






汚れを綺麗に掃除します。




 
摺動部に専用グリースを塗り、
ブレーキ調整も行っております。




 
エンジンパワーを気にされていましたので、
走行距離も伸びていたことも含め、WAKO’S RECSを施工させて頂きました。




 
液剤添加終了後、レーシングをしてマフラーからしっかり排気させます。





 
古いエンジンオイルを排出し、オイルエレメントを交換します。




 
新しく入れたエンジンオイルは MOTUL 5W-30 です。
100%化学合成オイルです。




 
冷却水も交換。





 
ブレーキフルードも交換します。





スパークプラグは、先端の電極部分が消耗していましたので、




 
4本とも新品に交換させて頂きました。




 
写真は、エンジン回転を利用して発電機やエアコンコンプレッサーを駆動している
ゴムベルトです。




 
手前の2本が取り外した物で、
奥の2本が新品です。

取り外してみるとよく解りますが、無数のヒビは入っています。


 


2本とも、新品に交換させて頂きました。





こちらは、エンジンに入る空気を綺麗にする、
エアーエレメントです。

写真右が取り外した方で、左が新品です。
これだけ汚れていると、空気の通過量が下がり、
燃費悪化やエンジン不調につながります。

新品に交換させて頂きました。




 
こちらは、エアコンのクリーンフィルターです。

こちらはお客様が思われていた通り、
結構汚れていて目詰まりも起こしていましたので、交換時期でした。




 
新品に交換しております。




 
この小さな部品は、エンジンに入る空気の量を検出しているエアフロセンサーです。

汚れが付着し、正確な検出が出来なくなり、
よく不具合の原因にもなっている部品です。

こちらのポルテも結構汚れています(^^;)




 
専用のクリーナーで綺麗に掃除をしておきました。






この部品は、前の足廻りに装着されている、スタビライザーのリンクロッドといいます。
スタビライザーは、カーブ走行の際、車が左右にフラフラ揺れるのを、
抑え込む働きをしてくれています。

このスタビライザーの両端に、リンクロッドという部品が付いていて、
ブッシュを介して車体を安定させています。

しかし、このブッシュが押しつぶされて、深いヒビが入って割れている物もあります。





 
新しいブッシュに交換していきます。





写真左が、ブッシュを新品に交換した物で、
写真右が、車から取り外した状態の物です。




 
左右全部で8個、全て交換しております。






お客様が心配されていた、フロントのハブベアリングです。
伺いました通り、ベアリングからゴロゴロと音が出ていました。

取り外してみると、状態もあまり良くありません。




 
異音が出ていた古いベアリングを、プレス機を使って取り外しました。





 
写真左が新品のベアリングです。





新品のハブベアリングを圧入。




 
スナップリングを元に戻します。




 
ハブアッセンを車両に戻していきます。




 
最後にハブロックナットを組み付けて完了。




 
タイヤは内側が大変な事になっていました(^^;)

4本とも溝がありませんでしたので、全て交換します。




 
エアバルブは、タイヤ交換の際には同時交換となります。




 
新品のタイヤを組み付け、




 
バランス調整を行っております。





トルクレンチを使い、規定トルクを守って取り付けます。







バッテリーテスターで点検すると、
もういつバッテリー上がりを起こしてもおかしくない状態でした。



 
新品に交換させて頂きました。





ワイパーゴムを交換し、





ヘッドライトの光軸を調整して、車検整備終了です。




 
最後に、
ご依頼頂いていました、キーレストランスミッターの、
カバー破損修理です。

ちょっとした事で、すぐにパカッと開いてしまいます。

聞けば、このタイプはよく壊れるそうでして、
新しく届いたカバーは、形状が少し変更になっていました。





 
手前が新しいカバーです。
ブランクキー(加工する前の鍵部分)一体のカバーですので、
キーカットも行っております。

写真奥の壊れたカバーも開いて、
中のリモコントランスミッター本体のみ移植します。




 
手前が新しく使用する様になった鍵です。
奥の古い物と比べると、カバーの形が変わっています。

ボタンがひとつひとつ押すタイプになっていますので、
壊れにくいですね(^^)


上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、


 ・エンジンオイル(MOTUL)交換
 ・オイルドドレンパッキン交換
 ・オイルエレメント交換
 ・ブレーキフルード交換
 ・冷却水(LLC)交換
 ・ATF交換
 ・バッテリー(55B24R)交換
 ・スパークプラグ 4本交換
 ・オルタネータベルト交換
 ・パワーステアリングベルト交換
 ・エアーエレメント交換
 ・エアコンクリーンフィルター交換
 ・フロントワイパーラバー左右交換
 ・WAKO’S RECS施工
 ・ダッシュパネル グローボックス下 プラスチックリベット交換
 ・スタビライザーリンクロッドブッシュ 8個交換
 ・フロントハブベアリング左右交換
 ・フロントハブロックナット左右交換
 ・タイヤ(175/70R14) 4本交換
 ・タイヤエアバルブ 4本交換
 ・キーレストランスミッターカバー交換
 ・キーカット
 ・エアフロセンサー清掃

以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 215,030- です。 


ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  115,100km>

 

 

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