トラブル修理-B様 スズキキャリートラック幌(DA52T) | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

エンジン焼き付いて動かなくなったと連絡が入り、

お客さまがご自身で牽引されて来られました。


クランクプーリーを回そうにも、微動だにしませんあせる


当然、クランキング(エンジン始動時のキュルキュルです)しても全く動きません。


焼き付いています。




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実はこの車は、元々お客さまがご友人から頂いた物でした。


頂いてすぐ当社で車検を受けて頂いたのですが、

その際、エンジンオイルがほとんど入っていなかった事、

白煙が大量に出ていた事などから、

かなり酷いエンジンオイル消費(ガソリンと共に燃焼)状態でしたので、

エンジンヘッドのオーバーホールも見積もりしたのですが、

予算の関係上、オイルを継ぎ足しながら乗るという事でした。



お客さまにはしっかりと念押ししていたのですが、

その後、従業員の方が乗る事となり、

結局、車検を受けて約1年後、エンジンを載せ替える事になってしまいましたあせる




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エンジンを降ろす為にはまずミッションを取り外します。



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上から車両ハーネスや補記類を外して行きます。

 (写真は、運転席・助手席・サイドブレーキやシフトレバーを取り外しています)



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エンジンが降りました。



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車両側にはポッカリ空洞が出来ました。



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こちらがリビルトエンジンです。

純正のオーバーホールキットを使い、

ピストンリングやステムシールは当然、バルブガイドも打ち替え、

タイミングベルト・タイミングテンショナーベアリング・

カムシール・クランクシール(フロント側/リア側)・ウォーターポンプ・オイルパンパッキンなどは

全て新品に交換・組付けされています。



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新しいエンジンと古いエンジンを横に並べて、

付いている補記類などを、ガスケットを新品に交換しながら組み付けていきます。


写真は完全に移植作業が終了し、今から搭載するところです。



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エンジンを搭載し、車両ハーネスを組み、ミッションを組み付けています。


組み付け後、再度各所点検・調整を行い、作業終了です。


PCVバルブグロメットなど、硬化していたゴム部品が数点ありましたので同時に交換しております。



ご請求額は、総額 ¥ 185,000- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>