トラブル修理-A様スズキワゴンR(MC22S) | フリークのブログ

フリークのブログ

自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

会社の同僚の方の車が調子が悪いと、お客様より連絡が入りました。


症状は、


 ・朝はエンジンが普通にかかり、約10~20分程度は普通に走れる。

 ・走っていると、いきなりストンッとエンジンが止まる。

 ・その後すぐエンジン始動を試みるも、掛かりはするがすぐにエンストする。

 ・10分程度休ませてやると、また普通に走れ出すが、今度は5分程度ですぐに止まって同じ症状を繰り返す。


典型的な、カム角センサー不良の症状ですね。


念の為診断機で確認してみましても、やはり「VVTセンサー異常」との信号が。


この車は、カム角センサーが2個使われています。

症状から言って、ベルト側のセンサー不良による症状ではありますが、

このトラブル、スズキディーラー勤めでない私でもすぐに解る位有名ですので、

確実性を取り、2個とも交換する事にしました。



フリークのブログ
黄色い矢印の所(エンジンの裏の方です)に、カム角センサーが装着されています。



フリークのブログ
取り外したカム角センサーです。


これはエンジンの回転を検出するセンサーで、

カムシャフトの回転を検出してコンピュータへとデータ送信しています。


これが不良となりますと、カムシャフトの回転が読めなくなりエンジンを止めてしまいます。


症状からも解るとおり、熱にやられます。


遠方でこの症状が出た車を乗って帰る時は、

時折カム角センサーにパーツクリーナーを吹きかけて、冷やしながら帰ってきます。


スズキもサービスキャンペーンなどに乗り出しているようですので、

ちょっとでも気になる方は、お近くのスズキディーラーにご相談下さい。