会社の同僚の方の車が調子が悪いと、お客様より連絡が入りました。
症状は、
・朝はエンジンが普通にかかり、約10~20分程度は普通に走れる。
・走っていると、いきなりストンッとエンジンが止まる。
・その後すぐエンジン始動を試みるも、掛かりはするがすぐにエンストする。
・10分程度休ませてやると、また普通に走れ出すが、今度は5分程度ですぐに止まって同じ症状を繰り返す。
典型的な、カム角センサー不良の症状ですね。
念の為診断機で確認してみましても、やはり「VVTセンサー異常」との信号が。
この車は、カム角センサーが2個使われています。
症状から言って、ベルト側のセンサー不良による症状ではありますが、
このトラブル、スズキディーラー勤めでない私でもすぐに解る位有名ですので、
確実性を取り、2個とも交換する事にしました。
黄色い矢印の所(エンジンの裏の方です)に、カム角センサーが装着されています。
これはエンジンの回転を検出するセンサーで、
カムシャフトの回転を検出してコンピュータへとデータ送信しています。
これが不良となりますと、カムシャフトの回転が読めなくなりエンジンを止めてしまいます。
症状からも解るとおり、熱にやられます。
遠方でこの症状が出た車を乗って帰る時は、
時折カム角センサーにパーツクリーナーを吹きかけて、冷やしながら帰ってきます。
スズキもサービスキャンペーンなどに乗り出しているようですので、
ちょっとでも気になる方は、お近くのスズキディーラーにご相談下さい。