これはお客様にではなく、同業者様に、お伝えしたい事です
諸先輩方が沢山いて、差し出がましいとは思いますが。。。
ご参考までに、なればと思い書かせて頂きたく思います。
お客様も知っておいて損はないと思います
powdy粉体塗料とガンコートに限っての情報です。
ガンコートのサテンブラック
いちばん良く使う塗料ですかね
この色は、説明書通りではダメです
説明には、余熱80℃1時間、170℃1時間以上とありますね?
これすると、膜厚によっては、炭酸飲料のような泡沸きが出ます
50℃以下で30分以上+70℃で30分以上と、段階的な余熱をして下さい
さらに、2コート1ベイクのクリアー乗せは厳禁です
ましてやクリアーを混ぜるなんて、絶対にやってはいけませんよ
クリアーは、サテンブラックを焼付後完全硬化させ、脱脂させてクリアーを上塗りして下さい
次は、パウダーコートのリンクル塗料シリーズ
パウダーの結晶塗装です
この色は、非常に曲者で、コツがいります
下塗りにハイブリッドプライマーすると、模様が一切出ません
するにしても、かなり希釈しシャバシャバな塗料を0.4mmガンで薄く塗り
160℃くらいで一度焼いて下さい
それから、パウダーですが、常温パウダー塗装はやめた方がいいです
アルミ巣穴が少しでもあると、空気の熱膨張で小さな風船が出来て失敗します。
よって最初から加熱してパウダーを乗せて下さい、温度は150℃くらいがいいと思います
かけすぎてタレが出ないように注意
マスキングテープを貼る時も、内部の空気逃げがない箇所は、マスキングテープに穴を開けて下さい
でないと、隙間から空気が逃げ、溶けた塗料が風船のように膨らみ失敗します
次に、パウダー、キャンディレッド
この色の最大の問題は、艶びけですね
何をしても艶が引きます、トップコートクリアーは必須かと思います
そしてこの色?顔料に問題があります。
パウダーで唯一、混ぜて調色が可能なのがキャンディ塗料
しかし、赤だけは別、これに青なんて混ぜたら悲惨な色になりますよ!
おそらく顔料が純粋なる赤じゃなく、茶色由来の赤ではないか?と思う
赤に青を混ぜると、普通は紫か赤紫になると思うでしょ?
この赤は、なりません!!
茶色に青混ぜたような、変な色になり濁ります、要注意
パウダーコートのブルー02
メーカーの色見本だと濃いブルーに見えますね?全く違います!!
ターコイズでも、水色でもない、何とも言えない、はっきり言っていい色とは言えません
濃いブルーにはなりません、ご注意を。
パウダー、蛍光色
これも曲者です
下塗りのハイブリッドプライマーの色で大きく影響される色です
下塗りは白一択と思った方がいい、薄いグレーも黒も絶対に使わないで下さい
あと、塗り分けで上から黒などの色を乗せ、トップコートクリアーすると、乗せた色が変色します
塗装密着も、甘い気がします、つまり剥がれやすい
どの蛍光塗料も全てそうですが、短期間で色あせ(色抜け)します
PL80硬化剤
低温で塗れるガンコートとして、センセーショナルにラインナップされた硬化剤ですが
どうも、良くないですね
ウチで塗装した結果、金属にも、塗装面にも、樹脂にも、優れた性能は無いように思います
何よりも説明書にある80℃での焼付で硬化する事は、難しいように思えます
90℃1時間でも、思ったような耐久性は出ない
ブレーキフルードに溶けます、一ヶ月以上経つと、剥がれや気泡が出ます
これは使う色にもよると思われますが、販売先からの詳細情報がない限り、現時点ではクレームの元かなと
熱がかけられない物は、ウレタン塗装が無難ですね
パウダー、レッドメタリックとブルーメタリック
この色は、艶も良く綺麗な色ですが、熱に弱すぎます
180℃で焼付硬化とありますが、180℃だとかなり緩みます
この色にトップコートクリアーをした場合、下緩みでシワシワ現状が発生します
クリアーは160℃くらいで長時間焼き付けるか、クリアーをしない方がいいです
ガンコート、イエロー、蛍光イエロー
この色は、色留りが最悪
いきなり、この色を塗っても話になりません、ほぼ永遠に色が決まりませんよ
下塗りで、フラットホワイト(ガンコート)をしっかり塗り、完全に白にして黄色を塗装して下さい
その方が、使う塗料をはるかに節約できます
サイキックプライマー
非常に便利で、必要不可欠なプライマーですよね
パウダーの蛍光シリーズ、半つや&艶消しシリーズなど、やたらパサパサの粉体塗料に有効です
雪崩のように崩れ落ちる粉体塗料は、これをして塗ると非常にいい
しかし、サイキックプライマーに下押さえ効果は全くありません
塗装ワキ防止には、なりません
ハイブリッドプライマー
これも非常に便利だし、防錆効果と密着アップになります
しかし使い方によっては、マイナスに
模様系、艶なし系で使う時は、かなり希釈し(説明書通りではダメ)、余熱を入れて下さい
プライマーの色は、上塗りと大きく違わない色を選択して下さい
肌を整えたい、ワキを完全に押さえたい、には効果が薄い
見るからにヤバイ、酸化腐食のきついアルミには、効果薄い
その場合は、パウダープライマーと耐熱パテで押さえた方が無難です
耐熱マスキングテープ
普通に使う、紙マスキングテープもですが、耐熱マスキングテープは要注意
ノリにシリコンが配合されています。シリコンはハジキの原因です
貼った後は、しっかりと脱脂し、さらに中性洗剤で洗い流して下さい
せっかくの高密着塗装も、シリコンノリで台無しになります
他にも、沢山ありますが、今日はこれくらいで
販売元ホームページにも、塗料付属の取説にも、一切記載のない情報です
問い合わせしても出ない情報もあります
あくまで、ウチの経験上での情報で、100%正しいとも言い切れませんが・・・
ご参考までにして下さい
ウチの経験上得た貴重な技術情報ですが、基本的な事は、可能な限り公表したいと思います
パウダーコートやガンコートと言った、特殊塗装の分野がもっとメジャーで一般的に認知され
より沢山の方に、ご活用して頂きたいとの願いを込めております。
塗料そのものの性能は凄く良いのです、ただ色によるクセがありすぎるのです。
本当は全国の同業者様と、横の繋がりを持ち、お互いの知識や技術、マーケティングを高め合うように
お付き合いをしたく思うのですが、なかなか、そうはいかず・・・
塗料販売メーカー様も、多忙なのか、アフター対応や技術情報も希望通りのアナウンスが難しいようなので
勝手に、私がブログで書かせて頂きました。
まだまだ、色々とありますが、またの機会で書きたいと思います。
施工した作品も・・・更新サボってますがw、頑張ってブログ書きたいと思います
また、お待たせしております、お客様、大変ご不便をおかけしております
申し訳ございません。
多忙でありますが、休みなしで、順次作業をして参ります、よろしくお願い致します。