若年性認知症の妻は、

メマンチン(メマリー)のほかにも、

抗精神薬、睡眠導入薬、

便秘に対応する薬など7種類を

服用していた時期があったが、

多剤服用は介護者としては気になるところ。

 

なかには本当に効いているか、

疑問を抱く薬すらあるかもしれない。

keroぴょんの妻の場合は、

最初は頓服としてもらっていた薬が、

いつしか常用薬となってしまい、

この調薬のために入院することになった。

 

また減薬する場合でも、

急にストップしてしまうと、

かえって悪影響となる抗精神薬がある。

医師の管理の下でも、

妻は一時期、薬剤性ジストニアになった。

 

だから薬について、

介護家族は何のために服用し、

どういう症状を緩和しようとしているか、

ある程度は把握をしておくべきだろう。

 

 

先週、とある認知症の勉強会で、

とても役に立つものを目にした。

全国キャラバンメイト連絡協議会が発行する、

ステップアップ研修用テキストに掲載の

薬の目安を症状別で一覧にしたものだった。

50近い行動・症状が掲載されている。

 

その中からいくつか抜粋しよう。

元は縦軸と横軸が入れ替わった

横の項目が多い一覧なのだが、

大きめの表はアメブロでは小さくなり、

見やすい表示ができないため、

このような形式に落ち着いた。

 

【危険因子に関連する症状】

 

【境界徴候に関連する症状】

 

【中核症状(記憶・見当識)に関連する症状】

 

【行動・心理症状(BPSD)に関連する症状】

AD=アルツハイマー病、VD=血管性認知症

DLB=レビー小体病、FTD=前頭側頭型認知症

 

以上、認知症サポーター オレンジチームの

『「つなぎ」のための情報整理 認知症の理解』

より抜粋引用させていただいたが、

テキストにはもっと多くの

行動・症状が記載されているので、

機会があれば実物を見ていただきたい。

 

ただこれを見ると、

医療や薬で改善・遅延できるものと、

そうでないものがあることがわかる。

あくまでも参考なので、

主治医や薬剤師と相談しながら、

対処をしてもらいたい。

 

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