こんにちは!タコリーナです!
そろそろ旅に出ましょうか。。
とは言え。。
これは2017年のイタリア旅のお話。。
ミラノに降り立ち、、
その後一気にフィレンツェに南下。。
そしてボローニャ→ヴェネツィアと。。
再び北上するルート。。
そんなルートの記憶を辿り。。
簡単ではありますが。。
旅日記を。。
自分もまた、、
旅に出る気持ちで。。。
わくわくしつつ。。。
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さて…
ボッティチェッリでお腹いっぱい。。
と言いたいところだが…
こちらを忘れてはならない。。
そう、、、
レオナルド・ダ・ヴィンチ様だ!
とは言え…
ボッティチェッリの後は気ままに散策しすぎて迷子になってしまった。。
レオナルドの部屋が中々見つからず。。
結局係の人に教えて貰った。。
『レオナルドの部屋は何処ですか?』
そう。。。
フィレンツェに来る前に知ったのだが…
イタリアではダ・ヴィンチとは言わず、、
レオナルドと呼ぶのだそうだ。。
逆に、、、
ダ・ヴィンチと言うと。。
通じないらしい…(本当か?)
確かに、ダ・ヴィンチとは《ヴィンチ村出身の》と言う意味だから苗字ではないし。。
下の名前で呼ぶのが正しいのもわかるのだが…
まぁ、とりあえずイタリア式に従ってみた。。
『レオナルドの部屋は何処ですか?』
なんか…
通な気がした。。。(笑)
さて、、
いきなり話が脱線してしまったが…
そんなこんなで早速レオナルドの部屋へ。。
ウフィツィ美術館には、それ程多くのレオナルドの作品がある訳でな無いのだが、、
レオナルド・ダ・ヴィンチ史を代表する初期の作品がある。。
その一つが、、
『キリストの洗礼』だ。。
これは彼の師匠であるヴェロッキオのものだが、一部をレオナルドが手伝っている。。
ヴェロッキオはこの作品の中で、彼の技術が自分を遥かに凌いでいる事を目の当たりにし…
その後は絵筆を絶ってしまった。。
そんなエピソードをもつ作品なのだ。。
タコリーナは…
何故だかこの絵が好きだ。。
推定1473〜1478年(他にも諸説あり)
板にテンペラと油彩
180✕152
『おぉぉ。。本物だ。。
』
先ずはその事実に感動。。
残念ながら写真…
ボケてしまったが、、、w
興奮していた事もあるが、、
人気者だけに人も多い。。。
順番を待ち、なんとか前方へ…
因みに、、
レオナルドが担当したのは、、
左の天使とその背景。。
(右の天使はボッティチェッリが描いた説あり)
本物を目の当たりにすると、、
その差はより顕著に感じた。。。
人物の繊細で柔らかい表現は勿論だが…
もう一つの見どころと言われるのが、、
ヴェロッキオの描いたヨハネの背後の岩がどこか人工的なのに対して…
レオナルドの描いた左奥の背景は、、
写実的な自然美が…
見事な遠近法で描かれている。。
というところ。。
知らないで見たら、素人のタコリーナは見過ごしてしまいそうだが…
このお二人の差。。。
知ってしまうと一枚の絵としての違和感がふつふつと沸いてくる…
面白いものだ。。
➖レオナルドは幼少期を自然豊かなトスカーナのヴィンチ村で過ごし、、
毎日自然(植物、水、鳥、動物etc…)と戯れてはその不思議を知的好奇心を持って細かに観察していたと言う。。
ひとつ思い出した事がある。。
何かの本だったか…
レオナルドは自然を深く追求、理解して描いている的な事が書いてあった。。
なる程と思った。。。
そしてそれは、、
その後、彼が人間をより知る上で、解剖学に没頭していく事にも通じている気がする。。➖
さて。。
その後は少し下がったところにある椅子に座り、
暫しこの不思議な絵を眺めた。。。
とここで、、
ひとつカミングアウトしなければならない…
ここまで正統派風な感じで書いておきながら何なのだが。。
実のところ、、、
タコリーナはこの絵の中の一番のお気に入りは…
キリスト様なのだ。。
勿論、、
ヴェロッキオとレオナルドの違い等々を見るのも目的だったが、、、
名画の前にゆったりと座るも。。。
その時間の多くは、、、
このヴェロッキオの描いたキリスト様に充てがわれていたのだ。。。
好きな理由ははっきりしないが…
不思議な親しみを感じる。。。
こんな理由があっても良いと思う。。。
さて…
そんな感じで。。。
お次はレオナルドの実質デビュー作と云われる、あの作品を観ることにしよう。。
つづく。。。
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そんな感じで…
続きはまた次回。。
ではではまた!
後程ーポ!!
こちらはレプリカ…
本物はヴァチカン美術館にあります。。
本物に会いたいなぁ。。
ラオコーンのお話についてはこちらから↓






