最近ちょっと釣りに行く気が起きない日が続いている。

 

時間がないわけでもないし、釣れないわけでもない。

でも「よし行くか」という気持ちがなかなか立ち上がらない。

 

そんなことを考えていたら、中学生の頃のことを思い出した。

よく通っていた近所の池でバス釣りをしていたとき、

一回り以上年上の先輩――ここでは大兄と呼ぶ――と、

いろいろな話をしていた。

 

そのとき大兄が言っていた言葉が、なぜかずっと残っている。

「真に絶望した釣り人は、釣りに行きたくなくなる」

少しでも行きたい気持ちが残っているなら、それはまだ大丈夫だという話だった。

当時は何となく聞いていたけれど、今になって少しだけ意味がわかる気がする。

 

確かに今の自分は、完全に釣りから離れているわけではない。

新しいロッドのことを考えたり、釣り方を変えようかと思ったりしている。

 

ただ、以前のような勢いはない。

結局のところ、これは「終わり」なのか、「次に進む前の間」なのかはまだわからない。

コーヒーを飲みながら、そんなことをぼんやり考えている朝だった。