本日も梅雨明け十日の猛暑ですが、それにもめげず、お昼時になって“たべさんぽ”にやってきたのは昨日に続いて戸田公園で、お目当ては「常来吃」というお店です


店名は「いつでも食べに来てください」という意味で、<サンレイチャ>と読むらしいこちら「常来吃」


“上海家庭料理”とあるし、店名や佇まいからして町中華などではなくネイティブ系の中国料理店ということで当選確実なんだろうけれど、前々から行先リストに入れてはあったものの、ここにあるのだと知ったのは昨日「沖縄居酒屋 81-31」に来た際のことですから間の抜けた話です

入ってみれば簡素にして上品な感じの店内


チャイナな飾り付けなんぞ必要最低限なところに好感が持てます

案内された席に着いて卓上の定食メニューを検めてみれば、近頃都内でめっきり多くなったクックドゥな粗悪店とはちょっと違ったメニュー構成
おっ
しかも「エビと野菜の塩味炒め(950円)」なんていうものがあるじゃないですか
中華の塩味炒めは私の大好物なんだよねぇ
しかも、業務用合わせ調味料使用疑惑のあるクックドゥな粗悪店には決して並ぶことのないメニューだから今日はそれをいただくとしましょう

オーダーを済ませてから、隣の席にあったメニュー一式を今さらながら検めてみれば、こちらには「冷し鶏そば」なんていう季節メニューもあったのか


さらにグランドメニューらしきを見れば、なかなか本格派の品揃え


おひとりさまでいただくごはん物部門では「回鍋肉丼」や「豚の角煮丼」あたりが目を惹くところです


ちなみに、今や“上海家庭料理”を標榜するこういうお店でも「台湾ラーメン」を扱っているんだなぁ

でややあってやってきた「エビと野菜の塩味炒め」の定食一式
ネイティブ系の中国料理店というと、味よりも量で勝負をしているんじゃないかというような店も多くて、ごはんにしても、おかずにしても馬鹿げた量が出てくるケースも少なくないけれど、こちらは極めて常識的な分量なのがありがたい

まあ、お若い方々には少々物足りなくて、コストパフォーマンス的に?が付いちゃうのかもしれないけれど、私の年齢で休日のお昼にいただくのならこれで充分です


しかも、いただいてみれば料理も美味いし、粗悪なネイティブ系の店ではしばしば問題になるごはんの炊き方も問題なしです


なるほど
こちら、中国料理の優良店かもしれません

そうとわかれば、この先、家内不在のいわゆる孤独のグルメの日に途中下車をして、夏のうちなら「冷し鶏そば」、その他にも「回鍋肉丼」や「豚の角煮丼」をいただくというのは大いにありでしょうね

(7点/10点満点)