家内は職場の宴席とのことで孤独のグルメの日となった週末の帰り道
どこかで夕食をいただいて帰ろうと行先リストを検めてみれば…
あれっ?八丁堀にも「生駒軒」があるのか(以前自分で入れておいてなんだけれど(笑))
しかも、日本橋の職場にいた頃は担当先があって定期的にウロウロしていたあたりだからそれなりに土地勘もあります
ただ、先日は芝公園の「生駒軒」で手痛い空振りを喫しているからなぁ…

 


と恐る恐るやって来てみれば、黄色い看板に灯った明かり見えてきましたから、これほど心強いものはありません

入ってみれば、まだ18時になったかならないかという時間だから私が口開けの客になった様子
とはいえ、おひとりさまだから壁に向かったカウンター席に着きます

壁に貼られたメニューやボードの板書を検め、週末の仕事終わりだから町中華で飲ろうぜということでもいいかなと思いつつ、せっかくの「生駒軒」めぐりだし、これが一期一会になるかもしれないと考えれば、ここはやはり夕食をいただくのが本筋
酒の誘惑を振り切って私がオーダーしたのは「ラーメン・チャーハンセット(1,000円)」です

で、ややあってやってきた「ラーメン・チャーハンセット」


まずは「ラーメン」からいただいてみれば、町中華のお手本のような味だし、麺の食感もいい


一方、「チャーハン」の方も、ラードと胡椒が効いた町中華の味


酒は家に帰ってから呑めばいいわけで、こういうもので〆られるというのは幸せな週末だよな

ちなみに、私が食べている途中に入ってきたご近所の会社員らしき3人組
こちらは町中華で飲ろうぜが目的だったようで、背中越しに聞いていると「数字の出ない営業は営業ではない」だなんていう、よくある仕事話に花を咲かせています
でも…
あれ?
3人の中で一番よくしゃべっている人、呑み仲間である油屋のご隠居の声としゃべり方に酷似しているな
恐る恐る振り返ってみれば…
もちろん全くの別人だったので妙に安心しました(笑)
まあ、油屋のご隠居ももうそろそろ文字通り隠居
あんな暑苦しい話はしないよね

いただき終わって支払いを済ませたら、東京駅まで歩いて帰りますか
ここに来たのも職場から徒歩で、それほど遠くないことはわかっているし、八丁堀こと仕事人・中村主水も東京駅や有楽町駅あたりにあったという奉行所に通った道だろうからね

(7点/10点満点)