本日は晴天なり
しかも、気象予報士が使う天気用語では、崩れようがないから“1円玉天気”というほどの好天のようです
(そういえば、その昔、似たような意味で“1円玉ブス”なんていう失礼な言い方もあったな)
一方、本日は週末金曜日の“カレーの日”で、通勤電車に乗った時点まではその気満々だったけれど、神田から歩いている途中にふと空を見上げると雲一つない青空
しかも、寒からず暑過ぎずのこの季節、こんな絶好の日にピクニックめしをしないとなれば、お天道様に叱られて罰が当たりそうです
まあ、丸の内界隈での“カレーの日”の行先消化も極めて順調、というか、むしろ最近では喫茶店めしにまで手を出し始めているわけで、実際、今日も当初は東京交通会館の3階にある喫茶店に行ってみる予定だったけれど、そういう話なら後回しにしても大勢に影響なしです

ということで、お昼時に諸準備をしてからまずはお弁当の確保に向かったのは京橋方面にある「ほっかほっか亭」です
「ほっかほっか亭」といえば、弁当は作り置きで冷めているものというそれまでの既成概念を覆して、大ブームになったのは私がまだ学生だった頃のこと
でも、その後「ほっともっと」との分裂騒動があって、今ではすっかりレアな存在になってしまったし、事実私の生活圏に店舗はない状況ですが、調べてみれば、職場から徒歩圏内に店舗があると知りました
ちなみに「ほっかほっか亭」がブームになった当時、「ほっかほか亭」だの「ほかほか亭」だの「ほかほか弁当」だの紛らわしい名前を名乗ったり、当時「ほっかほっか亭」がシンボルにしていた羽釜マークの蓋を逆さにしただけの偽物マークまで付けたような恥知らずのパチモン店が雨後のタケノコのように湧いてきましたっけ
思えば、当時の我が国の民度は中国人レベルだったということの証左だな
まあ、そうしたパチモン店はもちろん中身は明らかに粗悪だったから、当然のようにほどなく淘汰されていきましたがね

なるほどここにあったのかと辿り着いた「ほっかほっか亭」
店構えと看板の色遣いを見れば、なんだかちょっと懐かしい


私が注文したのは、あらかじめこれにしようと決めていた「のりスペシャル(700円)」


「のり弁」といえば「ほっかほっか亭」の代名詞のような弁当で、学生だった頃のその昔は、たしか290円くらいのお手頃価格だったけれど、今はそのスペシャルなんていうものがあるんだな


お店では弁当の友にということらしく、ミニカップ麺やワンタンスープも売られているけれど、そのあたりは達人である私のこと
抜かりなく用意してきました

出来上がりを受け取ってからやってきたのは丸の内仲通りのテラス席で、今回も国際ビルの前あたりに席を確保

もちろんお供のワンタンスープとポットのお湯も持参してきています


「のりスペシャル」の内容を検めてみれば、右上2/3が従来の「のり弁」で、左下1/3に唐揚げやコロッケなどのスペシャルゲストが陣取っています
おお、長い時を経て「のり弁」も随分豪華になったな


いただいてみれば、「のり弁」って、日本人でこれを嫌う人なんてまずいないよねとしみじみ思います


そういえば、食べ方というのは人それぞれなくて七癖だけれど、学生の頃の先輩に、「のり弁」の海苔をあらかじめ全部剥がしておいて、一番最後に食べるという変態まがいの食べ方をする人がいたっけな
そんなこんなの懐かしさも感じながら気持ちよくいただいた今回のピクニックめし
時折強めの風が吹いたことだけがちょっと厄介でしたがね

(6点/10点満点)