朝降っていた雨が一旦止んだゴールデンウイーク明けのお昼時
当初は訳あって「珈琲館 紅鹿舎」への再訪をしようと有楽町にやってきたけれど、やって来てみれば聞いてないよの臨時休業でいきなりアテがはずれました


そういうことならここだなと向かったのは東京ミッドタウン日比谷の2階にある「天ぷら天寅」というお店
天ぷらだって海老だの烏賊だのをネタにしているのだから魚メシだろ、というのは私の拡大解釈にして屁理屈ですがね(笑)

やってきてみれば、いかつい店名をしている割にカウンターをメインにしたお洒落な店内


卓上のメニューを検めて、“1番人気”という「上天寅丼(1,400円)」なるものをオーダーしました

で、ややあってやってきた「上天寅丼」


味は付いていないのでお好みで丼たれか塩でどうぞとの案内ですが、世の中には天つゆでビタビタになった天丼を出すお店も少なくないなか、こちらは意識高めです
とは言いつつ、天つゆでビタビタになった天丼だって、それはそれで嫌いじゃないんですがね、私


丼たれと塩を交互に使い分けていただいてみれば、海老がかなりの痩せ型だったり、煮玉子が半熟ではなかったりというのはあるにせよ、天ぷらはどれもカラッと揚がっていて美味しくいただけます

ちなみに、丼たれか塩かというあたりは、塩の方が素材そのままに美味しくいただける気がするけれど、最後はやはり丼たれが恋しくなるというのは、それだけ日本の醤油食文化が身に染み付いているということなのかもしれないな

いただき終わってお店を出ると、今さらながらに目についたのは「エンタメグルメ」というスペシャルメニュー


これは東京ミッドタウン日比谷のグルメイベントで、こちら「天ぷら天寅」でも「海老蟹合戦天丼」なんていうものを提供しているようだけれど、食がエンタメだというのはまさにその通りだとして、観光客でもあるまいし、こういうのは周辺の会社員には縁のないメニューだよな

(7点/10点満点)