本日お昼時になってやってきたのは有楽町の高架下にある「天米」という古びた店構えの天ぷら屋さん


こちら、私がまだ若かった頃からずっとここにあったんだろうなぁという佇まいがしばらく前から気になっていました


前の職場では、朝「今日は天丼日和ですね」なんていうお誘いのLINEをくれる天ぷら好きの相方がいたけれど、丸の内に戻って以来、天ぷらにはすっかりご無沙汰をしています

店内に入ってカウンター席に着き、火曜日・木曜日・金曜日限定で、しかも数量限定とあるからダメ元だと思って「天ぷら刺身定食」がまだあるのか確認したところ、まだありますと返ってきちゃったからちょっと悩ましいところ


こちらとしてはもうないことを確認して諦めがついたら「天丼」をいただこうという想定でいましたが、まだあるというのならせっかくだから「天ぷら刺身定食(1,200円)」をいただこうかという気になりました

ふと入口の脇を見て目に入ったのは古い文春文庫ビジュアル版
文春もこういうものを出していた頃が平和でよかったよな、と思いつつ、ここにこうして置いてあるということは、こちらのお店が紹介されている記事が載っているということなのだろうなと思って手に取りました
開いてみれば案の定で、こちらを紹介しているのは漫画家の東海林さだお先生ですか
あの人は極めて庶民派ではあるけれど、味の評価は確かだからな

で、ややあってやってきた「天ぷら刺身定食」


天ぷらは思っていたよりも小ぶりで寂しい姿だけれど、逆に専業店ではないからさして期待をしていなかった刺身の方は、ありきたりではなさそうな白身のネタでかつ美味い


いずれにしても、一瞬昭和にタイムスリップをした気分になる空間に身を置くというのがたまらないわけで、こういうのは若い頃にはわからなかったであろうありがたみですね
まあ「天丼」については、いずれまた天丼日和の日にいただきに来るとしましょう(笑)

(6点/10点満点)