金町からスタートして歩いたこの日
柴又に着いたところで、2年前に坐骨神経痛で疼く脚を引きずってやってきて、無理をしてここから先に進んでえらい目に遭ってリタイアしたことを思い出せば、今日はこのあたりでゴールでもいいかと判断しました
この先に進んでも、さして見るべきものがあるとは思えないし、それに時間はちょうどお昼時ですからね
だからといって、帝釈天周辺の観光地食堂みたいな店に入る気はさらさらないし、今日に限っては柴又駅前の「春」で一杯という気分でもありません

 


駅周辺に他にどこかよさげなお店はないかと見回せば、“中華街の味 なつかしいラーメン”と書かれた黄色いテント看板を発見
他には日本人には読めない漢字が書かれているだけで、店名は不明だけれど、佇まいからして町中華だとみました


調べてみれば、どうやら「四川」という名前らしきこちらのお店
お店の前にあるメニューを見たところ、いわゆるラーメン屋さん寄りの品揃えだけれど、他にこれという心当たりもないから、今日のお昼はこちらでいただくとしますか

…と暖簾をくぐってみれば、入口のドアには例の番組のポスターが…
あらら
もしかしてBS-TBSの「町中華で飲ろうぜ」、ここにも来ちゃったの?


お昼時のピークだけあって、かろうじてカウンター1席のみ空いている店内に入ってみれば、なるほど、色紙と番組のコースターが壁に飾られています


またまた調べてみれば、ここに来たのは玉ちゃんで、デブタレの内山君がゲスト参加した回

 


って、その回、私も見たな(っていうか、ほとんど毎回見ているけれど)
たしか、濃いチューハイを「固い」と表現するようになったのはその回からだったよな

それはともかく、改めてメニューを見てみれば、やはりなんとなくこれというものが思い浮かびませんが、

ふと振り返ってみれば、「半チャーハン・ラーメンセット(850円)」という掲示が目に入ってきました
そうそう、これこれ
初めて入る町中華では、こういうのがいいんだよ
当初はないのかなと思っていて、危うく見落とすところだったけれど、あるとわかれば私はそれ一択です

で、ややあってやってきた「半チャーハン・ラーメンセット」


まずはラーメンからいただいてみれば、テント看板にあったとおりの懐かしい味
中華街の味ではないけれど、実にオーソドックスなノスタルジックラーメンです


一方、麺をいただき終わって、残りスープを啜りながら半チャーハンをいただき始めれば、こちらは町中華王道の味で実に美味い
こういう町中華保守本流のチャーハンをいただくのは久しぶりだけれど、ことチャーハンについては、もともと私は中華街の味より町中華の味、なんだよね

それにしても…
こちら、必ずしも酒場利用に向いた品揃えとは思えないけれど、玉ちゃんは何を酒肴に呑んだんだっけ?
家に帰ったら録画してある(はずの)番組をもう一度見返してみますかね

(7点/10点満点)