丸の内の職場でも地域貢献活動の一環として周辺清掃活動を始めるとのことで、いつもより早出をした朝
こういう日の楽しみにして自分へのご褒美は、清掃活動の後に食する路麺やモーニングの朝食ですが、思っていたよりも早く着いた今回は、職場に行く前に朝食をいただいていくことにしました

やってきたのは帝劇ビルの地下にある「都そば」という路麺店


帝劇ビルの地下といえば、愛してやまない「伊勢廣」がある、私にとっては特別な場所ですが、ここにこういう路麺店があるということは、これまでずっと意識の外でした


ちなみに、今や関西圏の路麺チェーンが東京に進出してきたと誤解されているとも聞くこちら「都そば」ですが、スタートは東京で、昭和37年に有楽町の日劇があったあたりで創業したといいますから、れっきとした東京の老舗路麺店です

 



あちらこちらに貼られている“冷やし始めました!”という掲示が気になりつつも、店内に入って私がオーダーしたのはオーソドックスなところで「かき揚げ天そば(500円)」
注文を受けるや、チャチャっと湯搔いてササっと出てくるところは、昔ながらの茹で麺ならではのスピード感ですが、そういえば、事前情報には、首都圏の店舗では関東風と関西風からつゆの味を選べるとあったけれど、特に何も聞かれなかったな

店内にはテーブル席もあるけれど、腰を落ち着けている時間の余裕がない今は、立ち食いスタンドに運びます


いただいてみれば、かき揚げはエアリーに揚がっていて、ほどけてつゆに馴染んでいくところがいいけれど、総じていえば、昔ながらの懐かしさを感じさせる味ですね

こちら「都そば」は主に私鉄駅内の駅麺として店舗を広げていたけれど、首都圏では駅構内の耐震化工事などで閉店・縮小して今日に至っているらしい
そういう点では、この帝劇ビルも間もなく建て替えのための閉館が迫っているようだから、またひとつ、いかにも路麺店らしいお店が消えていくという寂しい展開になるのかもしれないな

(6点/10点満点)