空は青く晴れ渡っているけれど、相変わらず寒気厳しき週明けのお昼時
もはや身体が求める海鮮メニューがいただける目新しい心当たりは底をついたと言いつつも、行先リストを洗い直してみれば、おお、ここがあったじゃないかと思い出してやってきたのは、馬喰町にある「日本橋群八」というお寿司屋さんです


事前情報によると、こちら、シャリが大きいので有名なお店らしいけれど、江戸の昔の寿司といったら、ちょっとしたおにぎりみたいなサイズで、屋台で2つ3つ買ってつまむような軽食だったとも聞きますから、別におかしな話でもなさそう
むしろ近頃のシャリが極端に少ない寿司の方こそおかしいんじゃないかと思うのですがね
とかなんとか言いながら、私のお目当ては握りではなく、ちらしまたは丼物だから、実際にどれくらい大きいのか、この目で確かめるチャンスはありません

ちなみに「自家製玉子焼きサンドウィッチ」って、玉子焼き好きの家内に買って帰ったら喜ぶかもなぁ


入ってみれば、いかにも町のお寿司屋さんらしい造りだけれど、割と新し目に見える店内
ご店主も、女将さんも、気さくに話しかけてくれる方のようでいい雰囲気です

店外のメニューを見た段階でこれと決めていた「8色丼(1,000円)」をオーダーすると、すかさず配された熱いお茶が冷えた身体によくしみます

で、ややあってやってきた「8色丼」


遅れて配された小鉢は厚揚げの煮物かな


丼を見たところ、スーパースタークラスのネタは乗っていないし、むしろ、たくあんやカニカマまで1色に数えられているらしきあたりはなんだかなぁというところだけれど、値段を考えれば、こういう工夫もいたし方ないところなんだろうな
いただいてみれば、シャリはなかなか気前よく入っているけれど、温度はなんと冷や!
生魚に火が通ってしまうほど熱々のシャリというのも困るけれど、ここまで冷たいのもどうなのかなぁ
まあ、さすがにお寿司屋さんだけあって、鮮魚のネタは悪くないから、それなりに美味しくいただきましたがね


うーん
もしかして、握りも同じクールなシャリなのかなぁ
まさか…ねぇ

(6点/10点満点)