大井町駅をスタートして歩いたこの日
直前で多少道に迷いつつも、どうにか戸越銀座商店街に辿り着いた私の目に、いきなり入ってきたのは「錦華楼」という私好みの古びた町中華です


頃合いは既にお昼時を少し過ぎているし、今回はもともと飲食店自体が乏しい印象のある高輪ゲートウェイがゴールとなれば、さしたるお目当てもなしに来ていますから、ここいらでお昼をいただいていくとしますかね


店外のお品書きを見たところ、町中華にしてはお値段は少々お高めに見える一方、これと目を惹くものもないけれど、それならそれでラーメンか炒飯だけいただいていくという手もあるわけで、まあなんとかなるだろうと入ってみることにしました

手動化した扉を開けて店内に入り、奥にある2人掛けテーブルを選んで座って店内を見回すと、目についたのはあの番組のポスター


あれれ?もしかして…と思って調べてみれば、ここ、「町中華で飲ろうぜ」に登場したのか
しかも、ここに来たのは、あのポンコツっぷりも可愛い町中華姐さんこと高田秋ちゃんだったんだ

 


ということは、多分録画だけしてまだ見ていない放送回の中にあるはずだから、家に帰ったら復習がてら見てみるとしましょう

そうとわかって改めて壁に貼られたメニューを見てみれば、セットにはなっていないけれど「半チャーハン(500円)」を発見
これと「ラーメン(600円)」を組み合わせれば、ちょっとお値段高めにはなるけれど、ラーメン・半チャーハンのセットになるなとオーダーしました

注文を済ませて到着を待つ間、さらに店内を見回していると、あらら、こちら、名古屋にも関連店があるのか
しかも、北区はともかく、千種区春岡といったら、私が住んでいた単身宅にも近い場所
でも、調べてみれば、最寄り駅はそれほど行くことがなかった吹上らしいから、私、知らずに通り過ぎていたんだろうね

店内先客はガテン系のおじさん1名
私の後に入ってきた後続客は、小さなお子さんを連れたご家族だけれど、“鶏の柔らかいの”なんていう、メニューにはない符丁でオーダーしているから、ご近所に住むお馴染みさんなのかもしれません

で、ややあってやってきた「ラーメン」と「半チャーハン」


セットで頼んだから定食仕立てになっているのか、漬物と小さな冷奴まで添えられています

まずは「ラーメン」からいただいてみれば、外連味のない町中華王道の一杯
やり過ぎが目立つ近頃のラーメンに疲れた身には、こういう味にホッとします
そういえば、その昔、ウォーキング先でお昼をいただくとなれば、真っ先にその地で有名なラーメン店を探したものだけれど、ここ最近は、出来ては泡沫のごとく消えていくことも多いラーメン店なんぞより、今ここにあるうちに入っておかなければならない気がする町中華を優先するようになったしな

「ラーメン」をいただき終わって、例によって残りスープを汁物にしていただく「半チャーハン」の方は、しっとり具合が私の好みとはちょっと違うけれど、これまたいかにも町中華らしい味わい

うん
たまたま出くわしたとはいえ、今日はいいお店…というか、私が入るべきお店を選んだような気がするな

(7点/10点満点)