相変わらずの猛暑
でも、明日からしばらくはTシャツと短パンで過ごせるから、あともう少しの辛抱だなと思ってやってきたのは、人形町の路地、「鮒よし」の2階にある「黒毛和牛ステーキいち」というお店です


6月にオープンしたこちら


なぜか現在建て替え休業中の「玉ひで」のシャッターや壁面にポスターが貼ってあるから、なんだか妙だなと思っていたら、

こちらはこちらでタマヒデアネックスビルの建て替えで無期限休業に入ったお店の新店舗だと知れば、同じ一味か、少なくとも大家と店子の関係のよしみなのだろうと納得しました

階段を上って2階に上がってみれば、かなりポンコツに見えた外観とは違って、なかなか立派な店構え


入った店内も、いかにもステーキハウスっぽい内装になっています

壁に向き合うカウンター席に案内されて、卓上のメニューを手に取ってみれば、ランチの「レアステーキ重」には“極上”だの“特選”だのといったグレードもあるようですが、堅気の会社員のお昼ごはんとしてはスタンダードの「レアステーキ重(1,580円)」で充分で、せっかくだからとグレードなんぞ上げたらバチが当たります
お店の方は「肉増し」を唆してきますが、それも辞退して、ごはんだけ大盛りにしてもらいました

“レア”と謳っているだけあって提供は早目で、ほどなくやってきた「レアステーキ重」


卓上にあった写真付きの食べ方指南に従って、まずはそのまま1/3ほどいただいてみれば、まあ美味い


続いて卵黄を投入していただけば、この食べ方が一番美味しいかな


残りは茶碗に移し、薬味を乗せて牛出し汁をかけるというひつまぶし式のフィニッシュ


でも、私、他の料理でもよく応用されているこのひつまぶし式の食べ方はあまり好きじゃないんだよな
なんだか慌ただしくて面倒だし、丼やお重はそのままで最後まで全うした方が満足感が残る気がします
そもそも、ひつまぶしって、焼き方の技術が稚拙な名古屋のうなぎの味をごまかすための方便なんじゃないかと思っていますしね
まあ、こちらの「レアステーキ重」も、一度いただけば気が済んだな

(7点/10点満点)