赤坂見附で午前中の担当先回りが終わったのはちょうどお昼時
このまま三越前まで戻ってもいいけれど、どうせなら普段なかなか職場からは足を延ばすことのない神田あたりでお昼をいただいていこうかと考えて、銀座線を1駅乗り越して下車をしました
毎朝夕の通勤で乗り降りする神田の街も、お昼時には別の顔をしていて、ああ、ここのお店でもランチ営業をしているんだなと、路上の看板たちが次々と誘いをかけてきますが、今日の私は久々にロメスパをいただきたい気分です
そういえば、あそこにロメスパのお店があったはずとやって来たのは西口商店街の入口付近で、地下にあって〝ロメスパ専門店〟を名乗るこちらのお店

どうやら「ボーノボーノ」という店名らしいけれど、あちらこちらに高田の純ちゃんやら、コント赤信号の渡辺リーダーがテレビ番組で来店したことを誇示しつつのメニュー掲示は出していても、看板どころか店名の記載自体どこにも見当たりません

そのうえ、コロナ対策の虹の貼り紙にも〝スパゲティ店〟と素っ気なく書いてあるだけです



とはいえ、地下に降りてみれば、間違いなく営業しているようなので、店内入ってすぐの小さな券売機で「たらこ(550円)」と「大盛(150円)」の食券を買いました


券売機の下には、行列どころか、さして混んでいる様子もないくせに〝列にお並びください〟なんぞと、自意識過剰過ぎて間抜けに見える掲示

構わず無視して奥に進み、とりあえずな感じで仕切られたカウンターの空いている席に着き、買った食券をお店の方に差し出しました

座って改めて眺め回してみれば、どう見ても現役の居酒屋丸出しの店内

しかも、奥には暖簾までぶら下がっていますから、こちら、居抜きではなく、近頃多い間借り営業なのだろうというのが私の推測です
そういうことであれば、看板もなく、虹の貼り紙に〝スパゲティ店〟とだけあることにも一応の納得がいきます

なにはともあれロメスパをいただくのは久しぶり
この3月までの2年間住んだ名古屋では、スパゲティといえば「あんかけスパゲティ」か「鉄板ナポリタン」というのが定番という食文化で、ロメスパをいただけるようなお店は、2年目の途中にようやく1軒できたものの、なかなか苦戦を強いられている様子ではあったな
名古屋の「あんかけスパゲティ」を扱うお店は、過去何度か首都圏進出を試みるも、その都度あえなく討ち死にしてきた記憶がある一方で、別にやられたらやり返すということではないだろうけれど、名古屋では逆にロメスパの受けが悪いようだから、名古屋の食文化は今振り返っても独特です
さて、ややあってやってきた「たらこ・大盛」
見れば、たらこはまぶされているのではなく、申し訳程度にソースがトッピングされているだけで、いきなりイメージしていたものとは違う姿にがっかり
ならばと貴重なたらこソースを温存すべく、周りの部分からいただいてみれば、なにやらうすらぼけたバジル味で、正直言って美味くない
店名と違ってちっともボーノじゃありません
うーん
私が食べたかったロメスパは、こういうのじゃないんだよ、こういうのじゃ、とまずはひと言

こうなると、メニューこそ違え、こちらで食べた高田の純ちゃんや渡辺リーダーはどんなコメントを残したのかが気になります
まあ、取材をさせてもらっている手前、まさか美味しくないとは言えなかったんだろうけれどねぇ

ちなみに、まだ口に入れるか入れないかのところで「美味しい」と感激してみせたり、何を食べても「柔らかい」という誉め言葉しか語彙のない下の下の雑魚タレントがいる一方、視聴者に対して誠実な食レポの上級者タレントのコメントをよく聞いていると、食感だの、お店の雰囲気だのを褒めつつ、実は決して味については触れていないということもたまにあること
で、それでも褒めどころがない場合の最後の切り札は「優しい味」というやつで、このあたりは人に対する褒め方と一緒だな(笑)
いずれにしても、これだからテレビ番組に取り上げられたお店なんていうのは全くあてにならないんだよね
(4点/10点満点)