現在は役者で大活躍している赤井英和。かつてはボクサーで世界に最も近く、“浪速のロッキー“と呼ばれ、人気を博していた。特にいま、若い人の間では、赤井英和の奥さんがアップするSNS動画で奇怪な動き、行動がウケている役者、芸能人ってところだろうか…。

 

 この映画「AKAI」は赤井英和の息子でプロボクサーである赤井英五郎がメガホンを取り、赤井英和のボクサー時代から役者デビューとなった名作「どついたるねん」までを追ったドキュメンタリーである。

 

 作品を見て、率直な感想は2つ。

 1つは、赤井英和は強かった…。世界チャンピオンにもなれなかったし、最後は大和田正春戦でKO負けを喫し、それをキッカケに生死を彷徨う大怪我を負ってしまい、引退へ。この経緯を当時の試合映像やインタビューなどで迫っていく。この時点でたくさんの映像が残っているのは、赤井が強かった証拠だと言っていいだろうし、またその試合映像を見れば、非常に良いパンチを出すボクサーだったのがよく分かる。こうした点にも丁寧に迫っていたと思う。

 

 そしてもう1つは、赤井英和の俳優デビューとなった阪本順治監督の「どついたるねん」は改めて名作だったということ。この作品が無ければ、役者・赤井英和は出てこなかったわけだが、この作品の主演に役者素人であった赤井英和を起用し、演出させた阪本順治監督も、それに応えた赤井英和も見事であったと思う。どこかで上映してくれないかなぁ…と思った。なお、阪本順治監督はこの「AKAI」に全面協力で参加している。

 

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