今回紹介するCDは「ボーイ」/U2≪「BOY」/U2≫(1980年)です。

 

 U2はこのブログの中では2度目の出場。もう語ることもないようなバンドのことです。だけど、書いておきましょう。まあ、その時も言わずもがななことを書いていました…(笑)。

 

 この「BOY」はU2のデビューアルバム。アイルランドの4人組バンドがこの後、形態を色々と変えていき、世界を席巻していく…。そのことを考えると、最初から完成度の高い作品を創造しますが、各所のライナーツノートなどでは当初U2はさほど期待もされていないバンドだった…というのをたくさん見受けます。

 

 確かに、その後の世界的に大ヒットした4thアルバム「ヨシュア・トゥリー」などから比べると、かなりエッジが効いたギターサウンド系の粗削りなロックナンバーが並んだアルバムの印象です。ある意味、泥臭さ、ダサさすら感じさせます。

 

 このダサさ感は、同世代で同じアイルランド出身のバンド「THE ALARM(ジ・アラーム)」というバンドがいましたが、このバンドと実に似ていると私は感じています。ともにメッセージ性の高い歌詞をストレートなロックで…というバンドで、それがアイルランドロックだったとも考えていいと思います。

 

 悪い言い方かもしれませんが、その後そのダサさが削れていったU2は世界的に大ヒットするアルバムを連発し、ジ・アラームは解散していきました。

 

 この「ボーイ」は、その後あまり見ることができない、U2の粗削りでストレートなロックを聴けるアルバムだと言えるかもしれません。

 

評価は、AAA

 

 

  【第67回】「ブラッド・レッド・スカイ =四騎=」 / U2 ≪ 「UNDER A BLOOD RED SKY」 ≫(1983年)