
このブログでデヴィッド・ボウイ、ポール・マッカートニーと共に、過去に何度も登場しているザ・キンクス。「どんだけ好きやねん?」って突っ込まれそうですが、ここでの紹介は(何度も言っていることなんですが)所有しているCDをある法則にかけ、CDを検出すると、「パーシー」になったというだけなのです…。
さて、今回の「パーシー」ですが、これまで紹介したザ・キンクスの作品らしくないと、おいらは思っている作品です。いわゆる「キンキーサウンド」などと称されるギターリフでガツンとくるロックナンバーが少ないのです。比較的シンプルでストレートなロックに、バンドの中心的人物、兄のレイ・デイヴィスの美的感覚が入り混じって、弟のデイヴ・デイヴィスがギターで応えていく…っていうのが、おいらの簡単なザ・キンクス評ってこんなところなんですが、こういった要素は有るのだけれど、全編をそれで通していないと感じさせる不思議なアルバムです。
当然のことですが、ここでCD評を書く時は、そのCDを聴き込んでから書いています。そして、ある程度「この曲はかっこいいなぁ」なんて、感想ができた時点でCDに添付されている解説書や、所有本、インターネットなどで下調べをして、ブログを書きます。
「随分と変なキンクスのアルバムだなぁ~」と思い、ブログをどう書こうかと悩んで、解説書を読みました。
すると、このアルバムは「パーシー」という映画のサントラ盤だという事が判明しました。どうりで、インストゥルメンタルなど、ナレーションみたいなものに合わせたムーディな曲など難解なナンバーが続く訳です。解説書によると、監督はラルフ・トーマスという人だそうです。事故でおちんちんを失った男が、移植手術を行い、いろんな騒動が繰り広げられるエロティック・コメディーだそうで、B級、C級に値する映画だということです。
アルバム的にはどんな感じか…?
ボーナストラック5曲を除いて、収録曲は13曲(計18曲)。で、約半分の6曲がインストゥルメンタル。特に、キンクスの代表曲「ローラ」がブルースロックぽく編曲されて登場するのは、かっこいいかなぁ~て思います。そして、ボーカルが付いてくる曲は、ほとんどがバラード系。1曲1曲の出来はザ・キンクスの片鱗を感じさせている思いますが、アルバム全体となると、先にも書いたように、何のアルバムなのか分からなくなってしまう感がおいらには否めません。
ただ、解説書や所有本によれば、後のザ・キンクスのアルバムに繋がる様な部分を秘めたアルバムなのだそうです。まだまだザ・キンクスの作品を全部聴いていないおいら。こういうことを読んでしまうと、ザ・キンクスはまだまだ聴くところがたくさんあるんだなぁ~と、胸を膨らませるおいらがいます。今後が楽しみだなぁ~。
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