バリューコース、ベーシックコースの違いと価格を整理
ここで改めて、NTTドコモの新しい端末の買い方を整理し、どんな方法がユーザーにとってお得になるのか考えてみよう。まず、905iの発売と同時に登場する「バリューコース」と「ベーシックコース」の2つのコースの概要をまとめてみたい。
| バリューコース | ベーシックコース | |
| 概要 | 端末価格は高くなるが、毎月の料金が安くなる。また、12回と24回のローンが利用できる | 端末価格は従来と同程度(筆者予想)で、端末に対する2年縛りがある |
| 端末の購入方法 | 12回ローンか24回ローンでの支払いが可能(一括払いも可能) | 店頭価格に対して、1万5750円割り引きされる(ベーシック購入サポート) |
| 料金に対する 割り引き |
従来プランの基本料(各種割引適用前)から1680円割り引き。基本料金50%割引に加入しているならば、実質的に840円の割り引きとなる。ローン終了後も割引は継続する | 従来と同じ |
| 端末利用期間 (縛り) |
制度としての縛りはないが、ローン期間中に機種変更すると前機種のローンが残る(心理的負担) | 端末を2年間利用するのが条件。2年以内の機種変更・解約は解除料がかかる。解除料は1カ月目で1万5120円で、以後1カ月毎に630円ずつ低減する |
| 販売奨励金 | いわゆる「分離プラン」で、販売奨励金と端末の代金を分離する形を採用する | これまで通りのシステムを採用する(販売奨励金あり) |
| 適用時期 | いずれも905iと705i以降の機種で、新規契約・機種変更の場合に適用(それより前の機種は従来の販売方法と同じ) | |
| 端末価格の キャンペーン |
冬のキャンペーン中に905iシリーズ購入の場合、店頭価格から8400円割り引き(新規契約、もしくは前機種の利用期間が12カ月超で、機種変更と同時に申し込みの場合) | |
| 料金の キャンペーン |
加入後最大3カ月は、基本使用料最大2100円割り引きとなる(2008年5月31日の申し込み分まで適用)など | なし |
バリューコースは、いわゆる「分離プラン」と呼ばれるもので、販売奨励金と端末の代金を分離するものだ。バリューコースには、大きく分けて3つの要素がある。
| ・端末価格の上昇…従来より1万5000円前後価格が上がると予想 ・毎月の料金から割引…従来プランより月額1680円(実質的には840円)の割引 ・割賦払い…12回ローンか24回ローンを選択可能(いずれも金利・手数料ゼロ) |
平たくいえば、「端末の価格を高くする分、毎月の料金を引き下げます。さらに、手数料ゼロのローン払いができますよ」という制度だ。分離プランに割賦制度を組み合わせたものと考えればいい。
それに対してベーシックコースは、従来の買い方を踏襲したもので、端末価格は従来とほぼ同じと予想されるほか、毎月の料金は従来とほぼ同じである。ただし、端末を2年間継続して使うことが条件になっており、途中で機種変更したり解約するとペナルティとして解除料が取られてしまう。長めの縛りがある分だけ、従来よりもやや不利だといえるコースだ。
ベーシックコースでは、905iの端末価格は3万5000円前後?
では、ベーシックコースでの905iの端末価格はいくらになるのだろうか? 11月1日の発表会における広報のコメントによれば、「冬のキャンペーンを加味したうえで、3万円台半ばになるのではないか?」とのことだ。今までの90xiシリーズの発売直後の価格は、新規契約で各種割引を含めて3万~4万円弱だったから、従来とほぼ同じと考えてよいだろう。ただし、ベーシックコースには2年縛りがあるため、従来よりは不利になる。
ベーシックコースでの途中解除料は、「1カ月目は1万5120円で、それ以降は1カ月ごとに630円ずつ低減」となっている。1カ月目での解約を考えると、バリューコースの総額とほぼ同じになるわけで、圧倒的に不利だ。1年経った時点でも7560円の解約料がかかってしまう。正直にいって、ベーシックコースはお薦めできないコースだ。
NTTドコモ側も、ベーシックコースよりバリューコースを重視しているようで、「バリューコースが半分以上になることを望んでいる」という社長コメントもあったほどだ。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20071105/1004204/?P=3