確かに体格の違いはあるが、それだけがこの5,60センチという数字を表すものではないだろう。
この記事の核心は「二軸動作」にあり、早い話、すばやく次の動作への移行を可能にする動作ということだ(静的・動的キックという単語が端的に表している)。
あくまで、この数字は「二軸動作」の一面を取り上げたものに過ぎない。
何故この違いが重要か。極端な例を敢えて挙げれば、俊輔とロベカルのFK直後の体重のかかり具合を見てみればいいと思う。
俊輔はFK直後、体重が後方にかかっているのに対して、ロベカルは前方向にかかっている。必然、次のプレーへの移行は、後者のほうが早くなる。
ロベカルについてはこんな話があるそうだ。まだ十代そこそこながら強い脚力を有していたロベカルを見たある指導者が、彼に靴底のツルツルなシューズを履かせて、長い芝の上で練習させた。
当然のように、彼は最初よく転び、満足にボールを蹴ることも出来ない。しかし、徐々に慣れて普通のスパイク同様にプレーできるようになったという。
彼は如何にして慣れていったか・・・。彼はそれまでキック時に体重を軸足にかけていたが、この練習を通して体重をかけずにキックする術を身につけたのである。
それと同時に、プレー後の疲労度も大きく緩和されたということだ。
ここである事実に気づく。代表の試合でたびたび日本選手がすべる光景を目にするのに対して、いわゆるトッププレーヤーは滑る場面にそうそう出会ったことがないことだ(観戦試合数が少ないんじゃない?というツッコミもありそうだが・・・)。
ここまでくれば、この記事から読み取るべき核心は、単なる体格の違いではなく、日本人プレーヤーとトッププレーヤーとのプレーの質・量の差が生まれる理由の一つが、この数字に表れているという事実にこそあるというべきだろう。
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