デジタルカメラの性能を表記するのに統一された用語を紹介します。

「撮像素子画素数」
意味:撮像素子内に含まれる光電変換素子の数
表示例:「撮像素子:有効38万画素CCD×3個」、「有効150万画素CCD」
総画素数か有効画素数の区別を明記する。両方または片方の表記でもよいが、有効画素数を表記することがのぞましい。


「有効画素数」
意味:撮像素子内に含まれる光電変換素子の数のうち実際に撮影に使われる画素数。CCDの形状と画像の縦横比が違うため撮像素子画素数と有効画素数とに差が生じる。 総画素数よりも有効画素数が少ないのは当然である。画像レタッチソフトなどでトリミング等を行うと有効画素数は減少する。
表示例:「撮像素子:有効38万画素CCD×3個」、「有効150万画素CCD」


「記録画素数」
意味:デジタル記録媒体に記録される、一画面の構成画素数
表示例:「記録画素数:640×480(RGB 4:4:4方式)」、「記録画素数:320×240」
表記は水平、垂直の順。補間などによる画像処理による画素数増大があってもかまわない。


「出力画素数」
意味:カメラから通信手段により出力される、一画面の構成画素数
表示例:「出力画素数:640×480(RGB 4:4:4方式)」、「転送画素数:320×240」
表記は水平、垂直の順。補間などによる画像処理による画素数増大があってもかまわない。


「モニター画素数」
意味:カメラに内蔵、取り付け可能又はカメラに接続される専用の画像モニター装置に表示される、一画面の構成画素数
表示例:「モニター画素数:280×220」


「画像ファイルサイズ」
意味:デジタル記録媒体に記録される、一画面当たりの情報量
表示例:「画像ファイルサイズ:40KB/コマ」、「画像ファイルサイズ:約30KB~約60KB(可変長)」
画像ファイルサイズが画像により変化する場合は、変化する旨の表現を行なう。一画面当たりに「ファイル」や「コマ」などの用語を使用する


「記録画像ファイルフォーマット」
意味:デジタル記録媒体に記録される、画像のファイル構造
表示例:「記録画像ファイルフォーマット:TIFF方式」、「記録画像ファイル形式:JPEG準拠」
標準のフォーマットについては、その名称を表記し、独自のフォーマットについては「独自である」旨の記載を行なう


「レンズ焦点距離の35mmフィルム換算値」
意味:レンズの焦点距離を、同一の画角を有する35mmフィルムカメラのレンズの焦点距離に換算した値
表示例:「レンズの焦点距離:7mm(35mmフィルム換算50mm相当)」
「35mmフィルム換算焦点距離=レンズの焦点距離×(35mmフィルムイメージエリアの対角距離(43.27mm)/撮像素子のイメージエリアの対角距離」の値を用いる


「画像データ圧縮率」
意味:撮像された画像データを画像処理回路によりデータ圧縮を行なう場合の圧縮率
表示例:「画像データ圧縮率:1/10」、「画像データ圧縮率:標準1/15(被写体により圧縮率は変化します)」
数値は分子を1とする分数による表記が望ましい。被写体によって圧縮率が変わる場合は明記する。




有効画素数と記録画素数はどう違うの?


有効画素数とはCCDの受光素子のうち実際に撮影に使用される素子の数を表します。それに対して画像として取り出すことのできる画素数で、プリントや液晶表示に有効な画素数を記録画素数と言います。
D505iSでは、有効画素数100万画素ながら、スーパーCCDハニカム素子によるハニカム信号処理を行うことで、撮影画像を200万画素(記録画素数)の画質にすることができます。



●有効画素数
カメラ自体が持っている画素全ての数を総画素数といいますが、その中で撮影した時に有効となる(実際に記録情報として使われる)画素数を有効画素数と呼ばれています。全く同じ仕組みのカメラであればこの有効画素数が多ければ多い程高画質な画像は高画質になります。(※)

●記録画素数
撮影された後に画像として保存された時の縦×横のドット数を記録画素数と言います。QVGAと呼ばれる240×320ドットの撮影サイズはは単にそれをかけた数=76800(約7.7万)画素ということになります。記録画素数は基本的には有効画素数以下の数値ですが、富士写真フィルムのスーパーCCDハニカムのように記録画素数が有効画素数を上回る場合があります。詳しくはよくある質問のカメラ種類ページを参照して下さい。記録画素数が多ければ多いほど大きい画像の撮影ができ、プリントアウト時の画質も向上します。


デジカメの画素数について


総画素数

撮像素子が持っている画素の総数


有効画素数

記録画素数をつくるための画素の総数


記録画素数

記録メディア(媒体)に記録される、画像を構成する画素の総数

 

画素数の大小比較は

      総画素数 > 有効画素数 > 記録画素数

となります。

注意すべきは宣伝されている画素数がどの画素数なのかということです。

ただ100万画素と言っても、総画素数と有効画素では違ってきます。そこのところを先ずは注意です。


デジカメ登場時は各社まちまちで宣伝していました。総画素数で表すメーカー、有効画素数で表現するメーカーなどです。今では有効画素数に統一されるようになりました。


しかし、本来重要なのは、「撮った画像を記録するための記録メディアに記録される画素の総数」である記録画素数だと考えます。


※因みに銀塩フィルムは、フィルムによってちがいますが1000万画素以上と言われています。



●CMOS
撮影した時の電子をそのまま読み込み、画像として出力する方法です。電力の低い単一電源で済む為、CCD以下の低消費電力で稼動させる事が可能ということが一番の特徴です。また、メモリ等と同じ半導体に組み込むことが可能なので小型化がし易いデバイスです。

●CCD
撮影した時の電子をバケツリレー式に出力回路へ送り、画像として出力する方法です。ノイズが少なくて画質はCMOSよりもよく、暗所撮影や動画撮影時においてもCOMSより力を発揮します。

●スーパーCCDハニカム
富士写真フィルムが開発した新しいCCD形式の一種です。本来CCDの素子は正方形ですが、それを八角形にして蜂の巣(ハニカム)状に配置する事により受光面積を広くする事ができ、有効画素数以上の記録画素数を出力する事ができます。