タンク…黒いガソリンタンクと白いオイルタンク。コック類の点検と各部ボルト類増し締め。ホースの状態をチェック。ホースの取り回しが悪くて折れ癖が付いている物などは交換。コックも動きがスムーズになるよう調整。
オイルタンクにはオイルを満杯にして一晩以上おいて漏れがないか確かめる。必ず入り口ぎりぎりまで入れること。
タンクの下…ガソリンタンクを外すとサイドカバーの取り付けアームのリンクが見える。ワイヤーハーネス類のチェックをしてこのリンク部分もグリスを塗って動きをスムーズにする。
コネクター…タンク下のカバーを外すとリアウインカー用のコネクターが見える。このコネクターが後々外れると面倒くさいので必ずチェックし外れにくくしておく。
チョーク…この部分もたまに異常に堅いものがあるので調整及びグリスアップ。
フライホイル…コイルの方は漏電対策をしておく。
プラグキャップ…単なるクリップ状のしょぼいもの。NGKのシリコンタイプに換えておく。
ギアブラケット…アームを止めているテーパーピンは抜けることがあるが、いざ抜こうとするとなかなか抜けない困りもの。抜けにくくなるようにしておく。
エキパイ…オイル漏れ対策をしないとオイルが滲んでくる。
リアサス…リアのサスペンションは本体とブッシュとの取り付け部分が完全に締まっていないのがほとんど。最悪の場合リアサスが外れるので必ず増し締め。
シリンダー…加工前のシリンダー上部。シリンダーヘッドのとの接触面はざらざら。これでガスケットもないのだからオイル漏れするのは当たり前。研磨後のシリンダー、細かい傷がストロボで光って見えますが平面は出ているのでこれぐらいの方が液体パッキンのくいつきが良いです。
シリンダーヘッド…シリンダーヘッドのほうももちろんざらざら。燃焼室もピカピカではないがベスパ位の回転数では燃焼室を磨いてもほとんど効果は無いです。
クランクケース内側…クランクケースのギアの裏側などに異物がないかチェック。半月キーなどが落ちている可能性もある。
クランク、ピストン…取り外したクランクシャフト。大胆部のベアリングのガタをチェックし、ピストンピンのサークリップの具合もチェック。
クランクケース内側…オイルシールを交換し、パッキンにグリスを塗布してこれから組み付け。この部分のパッキンには液体パッキンなどを塗る必要はない。ヘタに塗ると次に分解するのが困難になりクランクケースを傷める。
オイルポンプ用ギア…オイルポンプを駆動するためのギア。組み付けるまでにスムーズに動くか確認。動きが渋い場合は調整しないと焼き付きの原因になる。この部分重要なのでPXを扱うショップは必ず点検するべき。
CDI…PXのCDIはなぜかタイヤの跳ね上げる水を受けやすいところにある。そこでシリコングリスで防水。リークやプラグコード端子の腐食を防げる。シリコングリスだけでなくタイラップで水の進入を防ぐ。
オイルインジケーター…オイルインジケーターは良く割れるなどと言われるがちゃんとしていれば割れることは少ない。ホールのセンターに来るよう調整しクリアランスが狭い場合はホールを拡げて圧迫されないようにすればまず割れることは無いだろう。
リアウインカー…リアウインカーのセンター端子がアルミになりコネクターとのカシメ部分から接触不良を起こしやすい。その対策として予め特殊な導電性の接着剤にて端子を補強しておく。
フロント…ディスクプレートなど結構ボルトが緩い場合がある。
ボルト…クランクケースを合わせているボルトだが数年で錆びてくる。もちろん使用状況によっても変わるがこれが酷くなるとクランクケースの錆と一体化してクランクケースを分解することもできなくなったりする。だからクランクケースを組み付けるときには面倒でも一本ずつグリスを塗りつける。