Beige Book(2026年2月) 要旨
3月17日、18日に予定されているFOMCの基礎資料であるBeige Bookが公表されました。簡単にまとめておきます。※"P."、あるいは"PP."、はThe Beige Bookのページ数を示す。
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全体概況
経済活動:
7地区でわずか(slight)から緩やか(moderate)な拡大が見られた一方、横ばいまたは減少を報告した地区が前回の4地区から5地区に増加した (p. 5)。製造業は8地区で成長し、データセンターやエネルギー・インフラ需要が牽引した (p. 5)。
雇用:
大半の地区で雇用レベルは概ね安定。一部でAIや自動化による効率化が進んでいるが、人員削減ではなく生産性向上が主な目的となっている (p. 5)。
物価:
8地区で緩やかな上昇を報告。保険、光熱費、原材料(金属など)のコストが増加し、9地区で関税によるコスト増が言及された。消費者の価格感受性が高まっており、価格転嫁を控える企業も見られる (p. 6)。
各地区連邦準備銀行のハイライト
・ボストン: 経済活動と個人消費は概ね横ばい。一部で移民取り締まりによる人手不足や売上減が報告されたが、全体的な先行き見通しは改善している (pp. 6, 9)。
・ニューヨーク: 製造業の回復は見られるものの、全体としてはわずかに減少。不確実性から高額商品の購入を控える消費者が増加している (pp. 6, 13)。
・フィラデルフィア: 悪天候の影響を受けつつも、経済活動は緩やかに成長。低・中所得世帯では生活必需品の支払いに苦慮する状況が続いている (pp. 6, 17)。
・クリーブランド: 経済活動は緩やかに拡大。データセンター開発が建設や製造業の主な牽引役となっている。一方で、冬の嵐により個人消費は停滞した (pp. 7, 21-22)。
・リッチモンド: 経済は緩やかに成長。旅行・観光業はわずかに増加したが、悪天候により製造業や住宅市場に遅れが生じた (pp. 7, 25)。
・アトランタ: 緩やかなペースで拡大。住宅需要は改善したが、商業用不動産は減速。エネルギー活動は堅調に推移している (pp. 7, 28)。
・シカゴ: 経済活動はわずかに増加。金融環境がわずかに緩和し、製造業の需要も緩やかに上昇。農家所得は前年並みの見通し (pp. 7, 32)。
・セントルイス: 経済活動は前回から横ばいだが、数ヶ月後の拡大に慎重ながらも楽観的な見方。自動車販売は減少した (pp. 7, 36)。
・ミネアポリス: 経済活動はわずかに減少。冬の寒波や移民取り締まりの影響で、個人消費や建設活動が抑制された (pp. 7, 40-41)。
・カンザスシティ: 経済活動はわずかに増加。労働力不足への対応として、企業はAI等の技術投資による生産性向上を優先している (pp. 8, 44)。
・ダラス: 製造業が力強く、サービス業は緩やかに拡大。エネルギー活動は減少したが、全体的な見通しは安定している (p. 8)。
・サンフランシスコ: 経済活動はわずかに縮小。テック分野でレイオフが報告され、小売やサービス業も弱含んだ。経済の二極化が指摘されている (p. 8)。
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