FOMC声明と議長記者会見要旨

2026年1月27日、28日に開催されたFOMCの議事内容が公表されたので、まとめておきます。

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組織運営に関する事項

• 2026年1月27日から任期が始まる委員および補欠委員の選出が報告され、宣誓が行われた。

• 議長にジェローム・パウエル、副議長にジョン・ウィリアムズが選出された。

• 「長期的な目標と金融政策戦略に関する声明」が、修正なしで全会一致で再確認された。

 

金融市場と公開市場操作

• 市場関係者は経済を強靭(レジリエント)と見ており、2026年の実質GDP成長率予測を上方修正している。

• 政策金利は年内に0.25パーセントポイントの利下げが1〜2回行われるとの予想が維持されている。

• 財務省証券市場は低ボラティリティの中で良好に機能しており、リポ市場の安定も継続している。

• 準備金は今後、約3兆ドルの範囲で推移すると予測されている。

 

経済情勢の概況

• 実質GDPは2025年も拡大を続けたが、そのペースは2024年をわずかに下回った。

• 労働市場では、12月の失業率は4.4%で横ばいとなり、緩やかな冷却期間を経て安定の兆しを見せている。

• インフレ率は依然として高水準にあり、11月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.8%の上昇となった。

関税の引き上げがコア財の価格上昇に寄与している一方、住宅サービス価格などは鈍化している。

 

スタッフによる経済見通し

• 2028年にかけて、実質GDP成長率は潜在成長率を上回るペースで推移すると予測されている。

• 失業率は今年から徐々に低下し、年末までに自然失業率を下回ると見込まれている。

• インフレ予測は、資源利用の逼迫や輸入価格の上昇を反映して前回よりわずかに上方修正されたが、関税の影響が弱まるにつれて再び低下傾向に戻ると予測されている。

 

金融安定性に関する評価

• 米国の金融システムの脆弱性は、全体として「顕著(notable)」と評価されている。

• 株式などの資産価格の評価圧力が高いほか、ヘッジファンドや生命保険会社におけるレバレッジの高さが指摘されている。

• AIセクターへの投資に伴う債務拡大や、プライベート・クレジット市場のリスクについても監視が必要とされている。

 

政策金利に関する議論と決定

金利の据え置き: ほぼすべての参加者が、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標範囲を3.5%〜3.75%に維持することを支持した。

据え置きの理由: 現在の政策スタンスが中立金利の範囲内にあり、今後のデータやリスクのバランスを見極めるのに適した位置にあると判断された。

反対意見: 2名の委員(ミラン、ウォラー)は、現在の金利は依然として抑制的すぎるとして、0.25パーセントポイントの利下げを求めて反対票を投じた。

今後の見通し: 多くの参加者は、インフレが期待通りに低下すればさらなる利下げが適切になると考えているが、一部の参加者は、インフレ低下の確かな証拠が得られるまで据え置きを続けるべきだと主張している。

 

公開市場操作の指示

• FF金利を3.5%〜3.75%に維持するための公開市場操作の継続を承認した。

• 準備金制度を潤沢な水準に維持するため、財務省証券の購入を通じてSOMA(システム公開市場勘定)の保有資産を拡大することを決定した。

 

 

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