サマリー_W7
この週を振り返って
米・雇用統計の基準になるベンチマークが改訂された。2025年3月の雇用者数はマイナス89.9万人に修正された。修正幅は小さくない。これを元にすると毎月の雇用統計は約0.5%(1月)から約0.65%(12月)程度下方修正されることになる。
国内では、あまり報じられていないところが気になる。
気になった経済ニュース
■2/13
・AIを活用した新たなツールやアプリケーションが多くの業界のビジネスモデルを覆しかねないとの懸念(SaaSの死)から、この数週間、株式市場では幅広い分野で売りが広がっている。売りの発端はソフトウエア企業(SaaS株暴落)で、その後、プライベートクレジット会社や保険会社、資産運用会社、不動産サービス企業(不動産サービス最大手CBREグループの株価下落)へと波及してきた。今度はAIによってトラック運送ブローカーが中抜きされる可能性が懸念され、物流関連企業に波及。
■2/11
・さらに円高方向へ。何故かと思ったら、改訂された3月の雇用Benchmarkではマイナス89.9万人。12月ではマイナス102.9万人。本当の雇用者数が90万人から100万人減少することになる。これが円高の本質的な理由では?労働者をおおよそ1.59億人としているが、下表の最低約80万人から100万人減なら、0.5%-0.65%減となる。見かけ以上に労働市況はよくないのでは、またもう一つ大きな懸念は公表する政府機関への信認低下か。9日のハセット氏の発言はこのことか。
※BLS Establishment Survey National Estimates Revised to Incorporate March 2025 Benchmarks
■2/9
・円高方向へ。衆院選圧勝後の記者会見で、円安に伴う物価高対策として「消費減税」の議論を夏前までにまとめる意欲を見せた。これにより、単なる「円安容認」から「物価高・円安対策」へと政権の軸足が移るとの期待からとされる。また米政府高官(ケビン・ハセット国家経済会議委員長)があえて「パニックになる必要はない」と発言したことで、逆に市場は「それほど雇用環境が悪化しているのか」と強く意識するようになりドル売りが進んでいる。こうしたことが重なったか。明日の米・雇用統計の結果次第ではさらに円高方向に進む可能性がある。
・自民党圧勝2/3を確保、与党として自民党316(前198)、維新36(前34)、日経平均株価、ザラ場で高値57337.07円、終値は56363.94円。10年債利回りは上昇傾向。ドル円は一時157.60銭まで円安だったが、国内市場は意外に冷静な動向。
・中国、規制後に対日輸出許可 レアアース調達で依存脱却警戒。これは報道各局の自民大勝結果を先取りしたものか。
米国の主な経済イベント
米週単位データ
経済イベントとドル円相場
157.339 - 152.270の幅で推移。今週の始値157.530、NY終値152.711。
円高方向に。木曜日以降はレンジを形成。
日本株への海外投資家動向
海外投資家の売買比率67.0%
米国の個人投資家による投資心理
※1987年からの平均値では、強気(Bullish):37.5%、中立(Neutral):31.5%、弱気 (Bearish):31.0%
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ご健康に、ご安全に! 投資は自己判断・自己責任で!!
※本日の参照サイト
1. 投機筋のドル円ポジション
・Commitments of Trader、Current Legacy Reports、Chicago Mercantile Exchange、Futures-and-Options-Combined、Short Format. 「円市場」は上から16番目。
2. ニュースとデータ
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8.AAII









