サマリー(W28: 7/8 - 7/12)
この週を振り返って
金融のみならず、政治的にも安定感に揺らぎが生じ、ますますボラティリティが高くなってる。その不確実性のピークは米国大統領選だろうか。
ドル円相場で11日木曜、21:30に発表された米国CPIにかぶせた為替介入は45分間で最大4円20銭近く。また似た動きは12日金曜朝(1円60銭)と21:30の米国・生産者物価指数(PPI)発表時(1円50銭)でも観測された。日足でみるとほぼSMA50の移動平均線付近まで下落したことになる。
本質的には、依然日米金利差は変化なく存在することから次回のFOMCあるいは金融政策決定会合で変化があるまではここから円安が再び進むことになると思われる。
先ほど入ってきたニュース。トランプ氏を狙撃? これでまた一歩トランプ氏優位になるのでは?
主な経済ニュース
7/12
・21:30に発表された米国PPIの円高も為替介入か。
・1000円超える下げ。日経平均VIは18.22(10:00現在)。
・8:15から約45分間のドル円変動は為替介入を想起された。
7/11
・21:30、米国CPI発表による円高に合わせて為替介入か。結果4円ほど円高。
・最高値更新42,427円。終値42,224。
7/9
・日経平均株価、TOPIXとも史上最高値更新。日経平均株価の高値は41,769.35、終値4150.17。TOPIXの高値は2,907.21、終値は2895.55。
主な経済イベント
7/8 - 7/12
※国内データ、米国データは別表1及び別表2に記載。
別表1. 国内データ
別表2. 米国データ
7/8 - 7/12
CPIは減少傾向、PPIは上昇気味。利下げの根拠がそろいつつある。時間経過をどう判断するかによる。
米週単位データ
経済イベントとドル円相場
今週の高値161.808、安値157.364。12日金曜日NY市場の終値157.890。
青字の下矢印、α、β、γは筆者が推測した為替介入箇所。