サマリー(W25: 6/17 -6/21)
この週を振り返って
金曜日の米国PMIが予想より強く、一気に159.80を超えた。終値では159.70付近だが、4/29の高値は160.20まであと50銭ほど。次週の週末は米湖億PCEデフレーターの発表がある。その前にもいくつかの指標で、長短金利が高まることがあれば、円もさらに売られるか。おそらくその前には当局による口先介入があるが、どれだけ効果をもつか。
為替介入の効果は約2か月程度抑制的に働いたもののこれから先はさらにその先、165円までいくのかどうか。以降は参考にすべきデータがない状態。
一方でポンドも高値を更新し、現在1ポンド201.90近く。2008年8月レベルになった。
主な経済ニュース
6/17
・日経平均株価、800円を超える大幅下落。市場関係者もその理由に首を傾げているが、米国経済、日本経済、欧州経済等々の不確実性のためか。引き金は日銀総裁の発言?
・欧州、フランスで政治リスク高まる。フランス下院の解散はフランスの右傾化、ひいてはEU離脱につながる懸念。単純に考えて、EU各国の経済格差は大きく、そのため、とくに経済が強いフランスとドイツには移民問題が存在する。働き手としての役割が求められる反面、移民者が国になじまず集団化することが移民問題の要因だと考えられる。ひるがえって、近い将来日本の移民問題はもっと難しくなると思う。
主な経済イベント
・国内データは別表1に、米国データは別表2に示す。
6/17-6/19
6/20-6/21
別表1. 国内データ
全国消費者物価指数
また上振れしているのが気になる。エネルギー価格の影響は大きい。