サマリー(W18: 4/29 -5/3)

この週を振り返って

為替介入があったようです。タイミングとして、先週金曜日に日銀の金融政策決定会合の翌営業日開始直後、また米国FOMC終了後のパウエルFRB議長定例記者会見のあと。米国FF金利は引下げずに維持されることが明確になった状況であった。これはまた日米の金利差が縮まらずに円安傾向が促進される状況下だった。

 

手元のデータでは、月曜日は①から③まで。2回目は水曜日の早朝(④)、。また3回目(⑤)は未確認で個人的な印象でしかないが、金曜日の雇用統計直後に振れた円高に乗じたタイミングでも介入したか。

 

主な経済ニュース

5/3(金)

・米国の雇用統計の結果発表直後に153円から151円後半まで円高になった。この際、どうも円高方

 向への「粘り」があったように感じた。もしかしてこの円高に乗じた為替介入があったか?

5/2(木)

・05:00、157.589の高値から153.00まで下落。為替介入の可能性(4回目?)。

5/1(水)

・米国では現役大学生だけでなく、大学進学も混迷しているよう。反イスラエル抗議運動が目立って

 いるが、様々な不満を抱えているらしい。大学での熾烈な競争もそのひとつだが、一番は学費、あ

 る学生の学費は25%割引きされて日本円で4万ドル(約630万円)。日本の平均年収を超える。

4/30(火)

昨日、為替介入されたとするとその金額は5.5兆円か。

4/29(月)

・日本時間10:30に160.233。その後、当局による為替介入か? 当局介入レベルは160円としたか?

 ①13:00から13:30までに159.600から155.654まで約4円下げ

 ②16:00から16:30までに157.185から154.528まで約2.6円下げ

 ③01:00-01:30(4/30)、156.735から155.482まで約1円下げ。   計7.6円 、終値156.360

 翌日から開催される米FOMCによる一層の円安を予想した歯止めとも考えられる?

※外国為替平衡操作の実施状況として、毎月末に1ヶ月遅れで公表するまで状況は不明。

 

主な経済イベント

4/29(月) - 4/30(火)

 

5/1(水) - 5/2(木)

 

チャレンジャー人員削減数はChallenger, Gray & Christmas,Inc.が毎月、雇用統計の2日前に発表する人員削減(Job Cuts)に関するThe Challenger Reportとしての数値。発表される人数が全員、失業者になるわけではない。

 

5/3(金)

 

米週単位データ

 

欧州消費者物価指数、ユーロ圏総生産

GDPは増加、HICPは減少に転じたか。

 

 

※4月の各国PMI確定値が発表されているが、出そろってからまとめることにする。なお日、米、欧、英の4か国に絞る。

 

経済イベントとドル円相場

 

高値160.233、安値151.858。①から⑤は強い下方向(円高)への動き。為替介入か。⑤は米・雇用統計に乗じたものか。

 

※SMA320は、4時間足のSMA20に相当。

 

 

先週のドル円相場から1ドル160円に至る過程をみていて、思いついたことを計算しておく。

eからfまでの水平線間を時間で割って、時間あたりのドル円上昇率を出した。

 

  (160.233 - 154.788) = 4/29,10:30  -  4/24,02:00  =  5.445円 / 132時間

               ≒ 4.2% 

   

      5.445 x 100 = 544.5pips   ⇒ 544.5pips /132  =  17銭(17pips) /h

 

時間あたりの勾配は約4.2%(17銭/時)であったことがわかる。勾配はひとつの目安になるかも。

 

 

日本株への海外投資家動向

※連休のためデータ更新は次週火曜日

 

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ご健康に、ご安全に! 投資は自己責任・自己判断で!!

 

※本日の参照サイト

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