サマリー(W20: 5/15 - 5/19)

 

この週を振り返って

 

いくつか特徴的な出来事がありました。日経平均株価が30,000円を超えたこと。これは米国の株価に左右されずに先週の木曜日から木曜日まで上げ続けました。継続するかどうかが問題ですね。ひとつはPBR1倍割れに対処する姿勢が一応みられることと、もう一つはウォレン・バフェット氏による日本株買いの意欲が発信されたことかなと思います。あとは決算しだい。

 

純資産に対する株価(PBR)が1.0を切るということは、理論上その会社の株価が解散価値を下回るわけなので、存在意義を問われかねない状況ですね。一方で株価は割安で買いやすいけど、決算を見るべきですね。

 

為替は、日米金利差が明確なのでドル高円安方向となっています。ただ金曜日、日本時間の0時あたりには、”米国の債務上限交渉中断”と”金融政策と経済に関するThomas Laubach Research Conference”でパウエルFRB議長が6月の利上げ休止を示唆とのニュースに反応したのか以降30分間で0.8%程度、1円近くドル円が下げました(記号G)。

報道では、交渉中断で株価は下げたが、利上げ休止のニュースで下げが止まったとあります。

 

どうでもいいですがYouTubeで見ていると、会議開始直前コップに水を注ぎ終えたパウエル議長、ペットボトルのキャップを閉めないで近くのテーブルにおいたので、口の開いたままのペットボトルが倒れないか、非常に気になりました。

 

政治ではG7広島サミットが始まり、ウクライナのゼレンスキー大統領がさきほど来日されました。しかし一方で中国が主導する”中国・中央アジアサミット”が開かれていて、完全に世界が分断されてきてます。経済安全保障がますます重要視されるようになります。

 

主な経済イベント

 

イベントの時刻を追加。またチャート上の矢印に対応した記号(矢印記号)を加えました。

 

 

下図は矢印の向きが下落、上昇を示してます。1週間で約3円上昇。138円70銭あたりから上に抵抗があるようです。米国の債務上限交渉しだいです。かなりきつい交渉のようです。

 

なお縦の破線は、シドニー(SYD)市場、東京(TYO)市場、ロンドン(LON)市場、ニューヨーク(NY)市場がオープンする時間を示しています。※LON openは16:00ですね。間違えてます。

 

また小さいですが、それぞれのイベントによると思われる価格の変動を示しています。各矢印はローソク足を隠さないように移動してますが、イベント時間軸上に置いています。

 

TradingViewで使用するPine スクリプトで時間が来ると縦線が引かれるようにプログラムを組みました。これもChatGPTのおかげです。

 

しかしその過程でプログラム上のある定義を忘れてました、すみませんというChatGPT、笑ってしまいました。なかなか憎めんやつです。

 

次週はときに為替の変動を促すようなイベントはないようですが、米国の債務上限交渉の経緯に値注目する必要があります。

 

ご健康に、ご安全に! なお投資はすべて自己責任で!!

 

※本日の参照サイト

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10.

https://www.dol.gov/sites/dolgov/files/OPA/newsreleases/ui-claims/20231056.pdf

 

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https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf

 

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