サマリー(W18: 5/1 - 5/5) 

 

この週を振り返って

 

米国の銀行セクターは急速な金利上昇とイールドカーブの逆転によって潜在的に傷が深まっているかのように思えます。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見冒頭でこの銀行セクターについて言及。

 

米国の銀行システムは健全で回復力もあると強調していました。言及後には、NASDAQの銀行インデックスであるBKXは回復を見せましたが、3月6日終値から5月4日には終値で34%減でした。

 

こういう状況からこれ以上の利上げはなさそうですが、しばらくは現在の利率を維持する可能性が高いようです。イールドカーブの長短逆転もしばらく継続するのだとすると変わらず銀行セクターは辛抱の日々が続きます。新規ベンチャー企業などは借入がたいへんかとも思います。

 

主な経済指標

 

SKEWがこのまま下げているのはいいですが、MOVEが上げていてやはり金利の上昇とイールドカーブ逆転現象が効いているんでしょうか。

 

 

 

 

 

各国の国債1年物を追記しました。こうしてみると米国、欧州、英国ともにイールドカーブがいびつであることがわかります。

 

しかしインドの金利は半端じゃないですね。

 

 

 

 

最近の米国では、家を間違えて撃たれる事件が続いています。いわゆる"Standing your ground Law" と呼ばれる正当防衛に関する法律が強化されたことも影響していると思われます。

 

どうも物騒な世界になってきたものです。

 

ご健康に、ご安全に! なお投資はすべて自己責任で!!

 

※本日の参照サイト

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基本的な参照サイトは"負けない投資の研究(417)"にまとめて記載してます。また経済指標の概要は”負けない投資の研究(419)"にまとめています。