CBDC(central bank dital currency)の議論
バイデン大統領が暗号資産に関する大統領令に署名したそうです。1月にFRBがCBDC創設の討議資料を公表し、現在5月までパブリックコメントを求めているようです。中国では試験的にデジタル人民元をオリンピック会場などでも使えるようにしています。インドでも創設に向けた動きをしているようです。で、日本は?
少し調べてみました。
図1は、1月にFRBが公表したCBDCに関する討議資料の一部(参照PDF6))です。中央銀行を介さずに直接やりとりができるシステムであることを示しているようです。
実は、今回、ロシアが銀行を介さずに、つまりいわゆるSWIFTを使わずにデジタル資産で決済できることになれば、安全保証や大きく世界経済にも影響を与えるため、米国がどのような方針を持つのか。注目されていたようです。
次に引用しておきます(青字)。
匿名で語った同関係者によると、大統領令は連邦機関に対し、デジタル資産の国家安全保障と経済への影響を精査するとともに規制変更の可能性を検証するよう指示する内容。暗号資産は、米国と同盟国の対ロシア制裁を企業や個人が回避する手段になり得るとの懸念が広がっており、米政権の方針がここ数週間、新たに注目されていた。
図1
最近のCBDCの状況は、
① 欧州中央銀行(ECB)が昨年7月に、中銀デジタル通貨「デジタルユーロ」の創設につながる24
か月の「段階的調査」を開始し、導入に前向きな姿勢。
② 中国は試験的ながら、中銀デジタル通貨「デジタル人民元」を発行している。そのスマホ用アプ
リはすでに3億アカウントを超えたそうです。
③「デジタル・ルピー」の具体的な設計については、現時点では全く不明ながらここ1-2年と見ら
れているようです。
④ 日本では、日銀が研究中のようです。参照サイトは2020年1月の資料で、課題とデジタル通貨で
すぐにでもやれることなどを具体的な技術に基づいて議論したようです。ただ冒頭にその時点で創
設する計画はないことが書かれています。もう少し加速してほしいものです。
例えば、大阪万博では専用のデジタル通貨を試してみるとか。「デジタル・おおきに」とか。こういうものは実験をやってみないと本当の課題や問題点は見えてこないものだと思いますけどね。
ご健康にそしてご安全に!
※カバーはウクライナにある「愛のトンネル」です。自然豊かな美しい国だったようです。
※本日の参照サイト
1)
2)
3)
4)
5)
6)
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2020/data/rel201009e1.pdf


