FOMCの声明から
1月25日、26日と開かれていたFOMCの定期会合を終え、FRBから声明が出されました。結果は各経済誌が書いていて、それに反応しドル円は円安方向。しかし一方で株価はダウ工業株、NASDAQとも発表直後から下落しました。どうもよくないですね。
下の声明はわたしが勝手に解釈してそれをまとめたものです。詳細は元の文書をお読みください。そのあたり責任はとれませんので、悪しからず。
印象としては、ずいぶん歯切れの悪い文書です。COVID-19への恐れが根底にあるもののインフレーション改善への取り組み方が緩い気がします。慎重といえば慎重、しかしこれまで小出しにしてきた情報以外に目ぼしいものはないのでは。なるほどこれでは市場の懸念は、むしろ深まる方向かも。
以下、概要です。
■ 経済活動と雇用指数から引き続き強い。まともにパンデミックの影響を受けた分野も、直近ではコロナ感染の急拡大の影響を受けているとはいえ、改善されつつある。
■雇用も数ヶ月に渡り底堅く、失業率は実質的に減少している。パンデミックに関連した需給の不均衡と経済の再開がインフレーションのレベルを押し上げている。総じてこの財政状況からみるといまだ金融政策の調整段階にある。
※現時点は、金融政策をやめていい段階にはないというのが趣旨ですね。
■経済はまだウイルスの動向に翻弄されている。ワクチン接種の進展、供給側の問題解決によってインフレーション減少とともに経済活動拡大、雇用の創出によい方向になると期待したい。
新たなウイルス変異株の出現リスクもある。
■委員会では、最大限の雇用と長期のインフレ率2%強を目指したい。このために目標とするFFレート準備金率を0から0.25(1/4)%に維持する。これを速やかに実行したい。
※フェデラル・ファンド(Federal Funds)レートの略で、連邦準備銀行(アメリカの中央銀行)に預け入れる無利息の準備金(フェデラル・ファンド)が不足している銀行が、余剰の出ている銀行に無担保で資金を借りるときに適用される金利
■委員会は、月単位の純資産購入額を継続的に減額する。3月の早い時期に実行する。
・2月初旬には債権の保有を、月に200億ドル、不動産担保証券(MBS)を月に100億ドルに引き上
げる。
・FRBでは、引き続き市場の正常な機能を維持するとともに緩和的な財政状況に注視する。
■委員会では、金融政策の適切性を分析するため、継続的に経済状況の情報収集を監視していく。
・委員会の目的を妨げるようなリスクが持ち上がったとしても、その目的に合致した適切なもの
になるよう、金融政策が調整をしていく。
・公衆衛生、労働市場、インフレーション、財政上、また国際開発を含む情報を広く考慮するも
のである。
Implementation Note issued January 26, 2022
※VIXは30.49少し落ちてきているとはいえ、まだ高い。
ご健康にそしてご安全に!
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