Warren Buffet は損益計算書の中で、売上総利益率の次に着目するのは、営業経費だということです。当たり前といえば当たり前なんでしょうけど。とりあえずなんと言ってるのか見ていきます。

 

営業経費について、一つ目の販売費と一般管理費(SGA: Selling、General & Administrative Expenses)は企業にとって、収益性を左右する影響をもつ。業種によっても様々であり、継続的な競争力を維持するために重要な要素だそうです。例えば、コカ・コーラは平均して59%が総売上高(粗利)に対するSGAだとのこと。前にも出てきた債権格付け会社、ムーディーズなら平均して25%、家庭用品、化粧品、工業用品などを作って売るP&G(Procter & Gamble)社は、平均61%だそうです。これが毎年ほぼ同じであることが重要だと。

 

2009年に一度、倒産した自動車メーカーのGMでは、最後の5年間はSGAが粗利に対して28%から83%もばらつき、またFordも最後の5年間(フォードって倒産した?)で89%から780%を使い、損失を広げた。

ということで、この営業経費は低ければ低いほどいい。30%以下なら素晴らしいが、業種によって差はあるだろうから、一般的には40-80%だろう、またこれ以上だと継続的な企業活動はできないとも言ってます。 

 

もう一つ営業経費について述べてます。それは研究開発費(R&D: Research & Development)について。例えばMerck社はR&Dに総売上の29%、また営業経費に49%を費やする結果、総売上の78%になる。もし開発に失敗したら?IntelはR&Dに30%。

 

一方ムーディーズなら、R&D費用は不要。こういう企業をWarren は好むという。

 

なるほど。継続性のある企業です。R&Dに依存する企業は確かに失敗したら、おしまいですね。とはいえ、長年、R&D分野にいたわたくしとしては、ある意味なるほどと思いました。なぜ経営者が研究開発を望まないか。ようやく理解できました。もうひとつ理解できたのは、Warrenが言う理解できないところに投資はするな、の意味。要するにR&Dなどは継続的に成功するとは限らないからだと。確かでないところに投資はできませんね。

 

今日はここまでに。

 

※Interpretation of Financial Statementsより