Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評- -31ページ目

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

イーグルドライバーの観た映像作品について、あれこれ書いて行きます。
主に「洋画」ですが、ジャンルにはあまりこだわらず、インスピレーションで拝見する作品を選んでいます。
海外の「ドラマ」も最近は気になります。

『クロニクル』(原題:Chronicle /2012年アメリカ/83分/PG-13)

監督:ジョシュ・トランク

脚本:マックス・ランディス

原案:マックス・ランディス、ジョシュ・トランク

製作:ジョン・デイヴィス、アダム・シュローダー

製作総指揮:ジェームズ・ドッドソン

撮影:マシュー・ジェンセン

編集:エリオット・グリーンバーグ

出演者:デイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダン、マイケル・ケリー、アシュリー・ヒンショウら


100点満点中77点




 モキュメンタリー手法を用いた、ユーチューブ投稿風のSF作品で、学校にも家庭にも居場所の無い心を閉ざした少年とその従兄弟とその友人が超能力を手に入れ、次第に暴走してゆく物語です。

 このジャンルは、ファウンド・フッテージと言い、撮影者が行方不明などになったため、埋もれていた映像を発掘・編集したという設定ながら、その実、純然たるフィクション作品のことです。撮影者と無関係な者の手に渡り、作品化され・・・そのまま公開されることになったという設定が一般的な手法です。(簡単に言うと・・・嘘つきな設定) つまり、第三者によって発見された (found) 未編集の映像 (footage) なので、ファウンド・フッテージと呼ばれます。ホラーやSF作品が多いです。




(あらすじ)

 平凡で退屈な日常に見える3人の高校生「アンドリュー」、「スティーブ」、「マット」は、ホームムービーで自分たちの生活を記録することで、それでもそれなりに楽しく過ごしている。



 ある晩、雑木林に、ポッカリ空いた穴の中で、正体無名の物体に触れたことから特殊な能力を身に着ける。初めは弱い力であったが、次第にその能力は強大となり、雲の上まで飛翔してアメフトをしたり、手を触れずに女子のスカートをめくったり、廃棄車両をぺしゃんこにしたりと、3人は手に入れた力を使って刺激的な遊びに夢中になっていく。そんなある日、あおってきた後続車両を「アンドリュー」が“力”を使って事故にあわせたことから、3人は次第に自らの力に翻弄され始める。「アンドリュー」が自分の父親が人でなしで、自分を全く愛していないと知ると、その特殊能力が炸裂し、町全体を巻き込む大惨事となり、事態は予期せぬ方向へと発展していく。






















  

『ゼロ・ダーク・サーティ』(原題:Zero Dark Thirty /2012年アメリカ/157分)

監督:キャスリン・ビグロー

脚本:マーク・ボール

製作:マーク・ボール、キャスリン・ビグロー、ミーガン・エリソン

音楽:アレクサンドル・デスプラ

撮影:グレイグ・フレイザー

編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ、ディラン・ティチェナー

出演者:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、クリス・プラット、カイル・チャンドラー、テイラー・キニー、マーク・デュプラス、エドガー・ラミレス、ハロルド・ペリノー・ジュニア、ジェニファー・イーリー、ジェームズ・ギャンドルフィーニら

100点満点中95




 劇場で拝見した作品ですが、ソフト化を機に再度拝見しました。オサマ・ビン・ラディンを追い詰め、殺害し、遺体を確保するまでを描いたセミドキュメント風の軍事スリラー作品であり、社会派の作品です。




オサマ・ビン・ラディン:1957年3月10日? - 2011年5月2日?)は、サウジアラビア出身のイスラム過激派テロリスト。アルカーイダの司令官(アミール)であり、アメリカ同時多発テロ事件をはじめとする数々のテロ事件の首謀者とされる。連邦捜査局(FBI)における最重要指名手配者の1人であった。身長194cm。体重約73kg。FBIの指名手配書によると肌はオリーブ色、髪と瞳はブラウンと表記されている。(WIKIより)




 監督のキャスリン・ビグロー(↑)は、あの『アバター』の監督、ジェームズ・キャメロンの元妻で、第82回アカデミー賞では、彼女の監督作品『ハート・ロッカー』VS元夫のアバター』が賞レースを争い、結果、ビグローの『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、編集賞、音響編集賞、音響調整賞の6部門を獲得し、史上初の女性監督によるアカデミー監督賞受賞という快挙を成し遂げました。 (まだ、ご覧になっていない方がいらしゃったら・・・ぜひ、『ハート・ロッカー』の鑑賞もお勧めいたします。)


脚本のマーク・ボールは、イラク戦争を題材とした2007年公開の映画『告発のとき』の原案となる記事を『PLAYBOY』誌で執筆し、2009年公開の『ハート・ロッカー』でアカデミーオリジナル脚本賞を獲得しました。ビグロー監督とのコンビは鉄壁で、お互いが軍事分野に精通しているという共通点が、作品の完成度を高めています。軍事に詳しいことで、いや、詳しいからなおのこと、専門用語で“煙に巻いて”鑑賞者に対する説明責任を逃れるような“安易な”シナリオにしてない点が、高い評価をされる所以です。

 

 ほぼ無名に近いジェシカ・チャステインを主演させ、CIAの女性分析官の実際を描いた“異色の”作品です。CIAの分析官は、かくも女性の比率が多いことに驚かされると共に、彼女らの状況把握力、分析力、予測力、行動力、判断力、実行力そして・・・その執念に驚かされ、心動かされる社会派の作品でもあります。近年、稀に見る“傑作”です。




 そのジェシカ・チャステイン(↑)はCIAの女性情報分析官「マヤ」役で、入局12年の間、「ビン・ラディン」を追い詰めることのみに、専念してきたスペシャリストで、最後まで男顔負けの?執念を見せます。




 彼女の上司「ジョセフ・ブラッドレイ」はカイル・チャンドラー(↑左)が演じています。彼は、2005年の『キング・コング』では、二枚目俳優「ブルース・バクスター」、2011年の『SUPER8/スーパーエイト』では主人公の少年の父であり警察官「ジャクソン・ラム」を演じています。やや気弱で体裁ばかりを気にする俗物を演じるのが得意です。




 あと、ラストのSealsがビン・ラディンの潜伏先を急襲するシーンで登場するSeals隊員「パトリック」をジョエル・エドガートン(↑左)が演じています。彼は2011年の『遊星からの物体X ファーストコンタクト』でヘリコプターパイロット「サム・カーター」を演じたり、2013年の『華麗なるギャツビー』では「デイジー」の夫「トム・ブキャナン」を演じました。


(あらすじ)

 2001年9月11日から早や2年後、パキスタンの某所、CIAの捜査官「マヤ」は、米同時多発テロの共謀グループ「サウジ・グループ」の尋問に参加している。高卒で入局し、オサマ・ビン・ラディンを含むアルカイダの中心人物だけを追ってきた彼女は、悪臭漂う、独房兼拷問室で、9.11の実行犯らに5000ドルを渡した「アンマル」の水攻めの拷問にも躊躇なく加わっている。この「アンマル」から、共謀者たちのメールアドレスを聞き出すことで、「サウジ・グループ」の逮捕につなげたいのだ。そして、この集団が、次にテロを行う場所を特定しようというのだ。これ以降、「アンマル」が絶望するまで、連日、苛烈な拷問が続くのであった。

 パキスタン、イスラマバードのアメリカ大使館。この中にあるCIAの駐在事務所が「マヤ」の新しい職場である。当面のターゲットは「サウジ・グループ」の中心人物「アル・ファラジ」で、最近の無差別テロの首謀者である。

 「アンマル」に対する苛烈な拷問が続く中、2004年5月29日、サウジアラビア東部のアル・コバール・ホテルで「サウジ・グループ」による銃乱射事件が起きる。「マヤ」らは情報源を確保しながら、この無差別テロを阻止できなかった。CIAは、情報源「アンマル」らに対する尋問方法を大幅に変更し、「アブ・アフメド」なる人物の存在を察知する。この人物が、「オサマ・ビン・ラディン」と実行部隊「サウジ・グループ」を率いる「アブ・ファラジ」の間を結ぶ連絡員で、この人物を特定できれば、「オサマ・ビン・ラディン」に繋がると判断した「マヤ」達であったが、2005年7月7日のロンドンのユーストン駅付近で、二階建てバス爆破事件が起こり、また、2008年9月20日には、CIA職員も利用するイスラマバードのマリオット・ホテルで爆弾テロが起きる。そして、ヨルダンの情報筋より、アルカイダの幹部で、医師の「バラウィ」が組織を裏切って会談したいとの情報を得るが・・・・



『ジャンパー 3D』 (原題:Jumper /2008年アメリカ/88分)

監督:ダグ・リーマン

脚本:サイモン・キンバーグ、デヴィッド・S・ゴイヤー

原作:スティーヴン・グールド『Jumper』

製作:サイモン・キンバーグ、ルーカス・フォスター、ジェイ・サンダース、ステイシー・メス

製作総指揮:ステイシー・マース、ヴィンス・ジェラルディス、ラルフ・M・ヴィシナンザ

音楽:ジョン・パウエル

撮影:バリー・ピーターソン

編集:サー・クライン、ドン・ジマーマン、ディーン・ジマーマン

出演者:ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、サミュエル・L・ジャクソン、レイチェル・ビルソン、アナソフィア・ロブ、ダイアン・レイン、クリステン・スチュアートら

100点満点中85


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 暗殺の魔の手が迫る、「瞬間移動」(テレポーテーション)能力に目覚めた青年の逃亡と対決を描いたSFアクション。ワールドワイドな場面展開で、ニューヨーク、ローマ、エジプトそして日本でロケが行われました。日本のシーンでは、渋谷のスクランブル交差点や銀座の地下鉄、レインボーブリッジなどが登場します。元々は2Dで撮影された作品を、FOX が「アイ・ロボット 3D」に続く3Dリマスター企画のブルーレイ第2弾として再構築したのだそうです。

 テーマがテレポーテーションなだけに、なるほどと膝を打ちたくなるような映像ソフトです。実際に拝見すると、やや控えめな3Dの奥行き感、立体感ではありますが、臨場感は倍増しています。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 監督のダグ・リーマン(↑左)はニューヨーク州出身の映画監督・映画プロデューサーで、『ボーン・アイデンティティ』(2002年)、『Mr.&Mrs. スミス』(2005年)などのアクション作品を監督した人物です。


 脚本に名を連ねるサイモン・キンバーグは、『Mr.&Mrs. スミス』(2005年)でも脚本を担当し、『シャーロック・ホームズ』(2009年)や『Black & White/ブラック & ホワイト』(2012年)のようなユーモアの効いたアクション作品の脚本が得意です。最近作では、マット・デイモン主演の『エリジウム』(2013年)の脚本も担当しました。

 この作品は、原作の設定の一部を脚本に取り込んでいますが、ストーリーは全く別物です。映像作品ならではの“仕掛け”をふんだんに盛り込んであり、人物設定も明快で、キンバーグら脚本陣の優れた力量を感じさせます。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 主演のヘイデン・クリステンセンは“ジャンパー”「デイヴィッド・ライス」を演じます。彼は、スター・ウォーズのエピソードⅡとエピソードⅢでアナキン・スカイウォーカーを演じて有名ですね。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 相手役の「ミリー・ハリーズ」はレイチェル・ビルソンが演じています。この作品での共演がきっかけで、彼女はヘイデン・クリステンセンと交際をスタートし、婚約までしましたが、現在は婚約を解消したそうです。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

 サミュエル・L・ジャクソンは、“パラディン”「ローランド・コックス」を演じます。 “パラディン”とは、テレポーテーション能力を持つ“ジャンパー”を狩る暗殺者のことで、世界各国にネットワークを張るカルト集団です。宗教上?神が持つという超能力を人間が持つことを絶対に認めない事を信条としています。CIAやNSAを名乗っては、管理権の無い施設に押し入っては、“ジャンパー”の捜索と殺害を行います。この作品は、ジャンパー対パラディンの攻防テーマに描いたアクションです。


Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-


(あらすじ)

 「デイヴィット・ライス」はミシガン州の普通の高校生であるが、同級生の「ミリー・ハリーズ」に5歳の頃から片思いをしている。彼はややひ弱なところがあるため、体育会系のヤツらからは「ライスボール」(おにぎり)と呼ばれ、イジメの対象になっている。

 ある冬の日、彼は「ミリー」にスノードームをプレゼントするが、体育会系の「マーク」に見つけられ、そのスノードームを冬の川に投げられてしまう。幸い川の表面が凍っていたため、氷上にとどまり流されはしなかったが、「デイヴィット」は「ミリー」らが引き止めるのも聞かず、薄氷を渡ってこれを取りに行く。スノードームを拾うことができた「デイヴィット」ではあるが、運悪く凍った川に落ちてしまう。水中で必死にもがく彼は、次の瞬間、公立図書館にテレポートする。この時、テレポーテーション能力に目覚めた彼は、家を出てニューヨークでひとり暮らしをすることにする。「ミリー」始め、地元の仲間は彼が溺死したと思っているのだが・・・

 それから8年、一度行った場所には、自在にテレポートできるようになった「デイヴィット」は、数々の銀行の金庫室にテレポートしては現金を盗み、また、必要な物は様々な店舗に侵入しては奪って、今やニューヨークの高層マンションに住まいし、悠々自適な生活を満喫している。

 ところが、彼のこの特殊能力に気づいて近づく、ある集団があった。それは、“パラディン”といって、テレポーテーション能力を持つ“ジャンパー”達を狩る集団である。また、同じ“ジャンパー”である「グリフィン」も彼に忠告を与えようと、彼の前に現れるのであった。

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-  
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-
Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-