『ヘルボーイ』(原題:Hellboy /2004年アメリカ/122分)
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
原作:マイク・ミニョーラ
製作:ローレンス・ゴードン、マイク・リチャードソン、ロイド・レヴィン
撮影:ギレルモ・ナバロ
音楽:マルコ・ベルトラミ
美術:ステファン・スコット
特殊メイク:リック・ベイカー
衣装(デザイン):ウェンディ・パートリッジ
視覚効果:ティペット・スタジオ
編集:ピーター・アマンドソン
出演者:ロン・パールマン、ジョン・ハート、セルマ・ブレア、ダグ・ジョーンズ、ルパート・エヴァンス、ジェフリー・タンバー、カレル・ローデン、ラディスラヴ・ベランら
100点満点中83点
マイク・ミニョーラ作のアメリカンコミック『ヘルボーイ』の映像化作品で、近過去から現代にいたるSF怪奇アクション。
原作のコミック『ヘルボーイ』は、1994年アメリカのダークホースコミックから刊行されました。第二次世界大戦末期、敗色濃厚な戦況の逆転を目論むナチス・ドイツは、復活した怪僧ラスプーチン主動により、科学技術と魔術の融合した儀式により、魔界から魔物を召喚するための“窓口”を開けることに成功。結果、真っ赤で小さな悪魔の赤ん坊のような生物が現世に召喚されていたという設定です。
原作者のマイク・ミ二ョーラはマーベル・コミック社の『デアデビル』や『ハルク』などの作画を担当し、『ダーク・ナイト、ダーク・シティ』など、いくつかのバットマン・シリーズの表紙も手掛けました。1993年にダークホースコミックスに移籍したミニョーラは、1994年に初のオリジナル作品『ヘルボーイ』の第一作「破滅の種子」をジョン・バーンの脚本で刊行しました。今作では、キャラクターデザインの全ても担当しました。
監督のギレルモ・デル・トロは、2013年の『パシフィック・リム』でもメガホンを執りました。メキシコ出身ながら日本のアニメと怪獣映画をこよなく愛し、手塚治虫と円谷英二を尊敬しているそうです。今作では、 「ヘルボーイ」に扮する主演には、あくまでもロン・パールマンでとこだわり、ジョン・トラボルタ等の有名俳優を押すコロンビア映画側と対立したため、製作費を削られたばかりか、公開が大幅に遅れました。今作は大ヒットしたため、続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』が製作されましたが、これはユニバーサル・スタジオに移って製作されました。
さて、主演のロン・パールマンというと、こんな風貌(↑)のバイプレーヤーですが、彼が出演している作品で、私の中で印象が強いのは、2001年の『スターリングラード』です。この作品は、ジュード・ロウ主演で第二次大戦中の独ソのスターリングラード攻防戦とソ連のプロパガンダの在り様を描いた戦争作品で、パールマンが演じるのは元ナチス・ドイツの兵士でしたが、ソ連に亡命した狙撃兵」クリコフ」役です。この作品でもその存在感は強烈で、パールマンの“アクの強さ”を感じます。デル・トロ監督は、彼を大変気に入っているようで、2002年の『ブレイド2』と2013年の『パシフィック・リム』にも、重要な役で起用しています。
主人公が「ヘルボーイ」という召喚された悪魔であるのも独特な世界観ですが・・・その他、得意なキャラクターが多数登場します。
(あらすじ)
1944年、第二次世界大戦で敗色濃厚であったナチスドイツは、形勢逆転のため、最新テクノロジーと妖術を融合させた「ラグナロク計画」を実行に移す。しかし「ブルーム教授」を含むアメリカ軍がこれを妨害し阻止する。計画の中心人物であった「ラスプーチン」は魔界への入り口に吸い込まれ消滅する。だが、長時間に渡って魔界への入り口を開けていた結果、地上に悪魔の赤ん坊が迷い込む。「ブルーム教授」は全身が真っ赤なこの赤ん坊を「ヘルボーイ」と名付け、育てる事を決意する。
その60年後、「ヘルボーイ」は超常現象調査防衛局(BRPD)のエージェントとして超自然的な存在と戦い続けている。 ある日、博物館に強力な魔物「サマエル」が出現。「ヘルボーイ」は苦戦するもこれを撃退する。 その直後、「ブルーム教授」は半魚人「エイブ・サピエン」が持つサイコメトリー能力により、「カール・ルプレクト・クロエネン」らナチス・ドイツの残党らにより「ラスプーチン」が復活させられた事を知る。また、「ヘルボーイ」は事件を調べるうち、自身の出生の秘密と、巨大な右腕の意味を知る事となる。












































