『鷲の目映画祭』
イーグルドライバーが選ぶ『2013年劇場公開作品トップ10』を発表いたします。
振り返ってみますと、2013年はSF作品の当たり年でしたね。
少ないながら、劇場で観た作品を“鷲の目”(ワシの目→私の目)の独断と偏見により、10作品をランキングしてみました。
10位
『エリジウム』
(原題:Elysium /2013年アメリカ/109分/PG-12)
監督・脚本:ニール・ブロムカンプ
製作:サイモン・キンバーグ、ビル・ブロック、ニール・ブロムカンプ
製作総指揮:スー・ペイドン=パウエル、ビル・ブロック
音楽:ライアン・エイモン
撮影:トレント・オパロック
編集:ジュリアン・クラーク、リー・スミス
出演者:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、ウィリアム・フィクナー、ヴァグネル・モーラら
100点満点中81点
『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督が独特の未来感をもって描く、SFアクション作品。前作同様に本作でも、現代の格差社会を比喩すべく、スペース・コロニーをユートピア、文明崩壊寸前の地球をディストピアとして作品設定しています。
ラストシーンが印象的でした。
9位
『REDリターンズ』
(原題:Red2 /2013年アメリカ/116分)
監督:ディーン・パリソット
脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
原作:ウォーレン・エリス、カリー・ハムナー
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、マーク・ヴァーラディアン
製作総指揮:ジョン・ブルックス・クリンゲンベック、ジェイク・マイヤーズ
デヴィッド・レディ
音楽:アラン・シルヴェストリ
撮影:エンリケ・シャディアック
編集:ドン・ジマーマン
出演者:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレンら
100点満点中82点
引退したCIA工作員が、現役時代に行った諜報活動や暗殺計画、破壊工作での関わりを蒸し返されたり、無関係なのに巻き込まれたりして、その命を狙われるというコメディ・アクション。
出演している俳優陣が豪華ですね。
8位
『ワールド・ウォーZ』
(原題:World War Z /2013年アメリカ/116分)
監督:マーク・フォースター
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン、ドリュー・ゴダード、デイモン・リンデロフ
原案:マシュー・マイケル・カーナハン、J・マイケル・ストラジンスキー
原作:マックス・ブルックス『WORLD WAR Z』
製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、イアン・ブライス
製作総指揮:デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ、ティム・ヘディントン、グレアム・キング、ポール・シュウェイク、ブラッドフォード・シンプソン
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:ロバート・リチャードソン
編集:ロジャー・バートン、マット・チェシー
出演者:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス、ジェームズ・バッジ・デール、ファナ・モコエナら
100点満点中83点
ブラッド・ピット主演の地球規模のパニック・サスペンス作品。原因不明の狂暴化・アンデッドウィルスにより、“ゾンビ化”した感染者がパンデミックし、文明滅亡に向かう人類の姿を描く終末ホラー。
大挙してエルサレムの城壁を上り始める感染者たちが、まるで蟻の大群のようでした。当然・・・続編があるらしいです。
7位
『ジャンゴ 繋がれざる者』
(原題:Django Unchained /2012年アメリカ/165分:R-15)
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
製作:レジナルド・ハドリン、ステイシー・シェール、ピラー・サヴォン
施策総指揮:シャノン・マッキントッシュ、マイケル・シャンバーグ、ジェームズ・W・スコッチドボール、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
撮影:ロバート・リチャードソン
編集:フレッド・ラスキン
音楽:Elayna Boynton
出演者:ジェイミー・フォックス、クリストフ・シュルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、ドン・ジョンソン、ローラ・カユーテ、フランコ・ネロ、ブルース・ダーン、トム・サヴィーニ、クエンティン・タランティーノら
100点満点中83点
クエンティン・タランティーノ監督・脚本による南北戦争勃発以前の米国南部を舞台にしたウェスタン。
タランティーノ監督が愛してやまないグラインドハウス向け作品のエッセンス香る作品です。
6位
『LOOPER/ルーパー』
(原題:Looper /2012年アメリカ/119分/PG-12)
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
製作:ラム・バーグマン、ジェームズ・D・スターン
製作総指揮:ジュリー・ゴールドスタイン、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ダグラス・ハンセン、ダン・ミンツ、ピーター・シュレッセル
音楽:ネイサン・ジョンソン
撮影:スティーヴ・イェドリン
編集:ボブ・ダクセイ
出演者:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エイミー・ブラント、ポール・ダノ、シュイ・チン、ノア・セガン、ジェフ・ダニエルズ、パイパー・ペラーボ、ギャレット・ディラハント、ピアース・ガノン、トレイシー・トムズら
100点満点中88点
近未来を舞台にしたSFスリラー。タイムスリップ物大好きな方々には、たまらない作品です。
ラストシーンでは胸が締め付けられるようで、たまらない主人公の“ある選択”が心に残ります。
5位
『アウトロー』
(原題:Jack Reacher /2012年アメリカ/130分 G)
監督・脚本:クリストファー・マッカリー
原作:リー・チャイルド著『ワン・ショット』
製作:トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、ゲリー・レヴィンソン、ドン・グレンジャー、ケヴィン・J・メシック、デヴィッド・エリソン、ディナ・ゴールドバーグ
製作総指揮:ジェイク・マイヤーズ、ポール・シュウェイク
音楽:ジョー・クレイマー
撮影:キャレブ・デシャネル
編集:ケヴィン・スティット
出演者:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、ロバート・デュヴァル、ヴェルナー・ヘルツォーク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォら
100点満点中92点
今作で、トム・クルーズが挑んだ新ヒーローは、単なるアクションヒーローとは、一線を隔す地味ながら知的でストイックなキャラクター。
終盤、ローバート・デュバルが登場し、なかなかいい味を出しています。続編を期待したいです。
4位
『マン・オブ・スティール』
(原題:Nan of Steel /2013年アメリカ/143分)
監督:ザック・スナイダー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
原案:デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
原作・キャラクター創造:ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター
製作:クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン、デボラ・スナイダー
製作総指揮:ロイド・フィリップス、トーマス・タル
音楽:ハンス・ジマー
撮影:アミール・M・モクリ
編集:デヴィッド・ブレナー
出演者:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケビン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アンチュ・トラウェ、アイェレット・ゾラー、クリストファー・メローニ、ラッセル・クロウら
100点満点中85点
DCコミック刊行の複数のコミックに登場したヒーローの出生から、地球上で「スーパーマン」と呼ばれ、受け入れられるまでを描いたSFアクション作品で、1987年から始まった劇場版シリーズからの連続性を捨て、その設定を、新たに一から仕切り直した内容です。できれば、3Dでご覧になられることをお勧めいたします。迫力は倍増!!
主演のヘンリー・カヴィルが新しいヒーロー像を巧みに演じています。
そして
3位の「銅鷲賞」受賞作品は・・・
『ゼロ・ダーク・サーティ』
(原題:Zero Dark Thirty /2012年アメリカ/157分)
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
製作:マーク・ボール、キャスリン・ビグロー、ミーガン・エリソン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:グレイグ・フレイザー
編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ、ディラン・ティチェナー
出演者:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、クリス・プラット、カイル・チャンドラー、テイラー・キニー、マーク・デュプラス、エドガー・ラミレス、ハロルド・ペリノー・ジュニア、ジェニファー・イーリー、ジェームズ・ギャンドルフィーニら
100点満点中95点
キャスリン・ビグロー監督の事実に基づく軍事スリラー作品。
2001年9月11日に起きた米国同時多発テロを主導したアルカーイダの司令官「オサマ・ビン・ラーディン」の、事件後の行方の捜索活動、諜報活動、逮捕した容疑者への拷問・取り調べ、CIA内部の出世競争や職員同士の男女差別などなど、女性監督キャスリン・ビグローと脚本のマーク・ボールのコンビならではの渾身の一作となりました。
2位の「銀鷲賞」受賞作品は・・・
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
(原題:Star Trek Into Darkness /2013年アメリカ/133分)
監督:J・J・エイブラムス
脚本:デイモン・リンデロフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
原作:ジーン・ロッデンベリー
製作:J・J・エイブラハム、ブライアン・バーク、デイモン・リンデロフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
製作総指揮:ジェフリー・チャーノフ、デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ、ポール・シュウェイク
音楽:マイケル・ジアッキーノ
撮影:ダニエル・ミンデル
編集:メリアン・ブランドン、メアリー・ジョー・マーキー
出演者:クリス・パイン、ベネディクト・カンバーバッチ、ザカリー・クイント、カール・アーバン、ゾーイ・サルダナ、ジョン・チョー、アリス・イヴ、ブルース・グリーンウッド、サイモン・ペグ、カール・アーバン、ピーター・ウェラー、アントン・イェルチンら
100点満点中103点
今作は1960年代のテレビドラマとして人気を博したSFシリーズの映画版で、2009年公開の『スター・トレック』の続編。
前作より、ストーリー並びにCG映像が数段グレードアップした印象を受け、さらに続編が期待できる展開です。キャスティングされている俳優さんたちが各キャラクターによくマッチしていて、往年のファンでも違和感なく観られる、“トレッキー”必見の作品です。
そして
1位の「金鷲賞」受賞作品は・・・
『パシフィック・リム』
(原題:Pacific Rim /2013年アメリカ/132分)
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:トラヴィス・ビーチャム、ギレルモ・デル・トロ
原案:トラヴィス・ビーチャム
製作:ジョン・ジャッシニ、メアリー・ペアレント、トーマス・タル
製作総指揮:カラム・グリーン
音楽:ラミン・ジャヴァディ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
編集:ピーター・アムンドソン
出演者:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、
ロバート・カジンスキー、マックス・マルティーニ、ロン・パールマンら
100点満点中139点
東宝の特撮作品を多く手掛けた本田猪四郎とストップモーションで数々のアメリカの特撮SF・ファンタジー映画を手がけたレイ・ハリーハウゼンに捧げられたSF怪獣作品で、人類の存亡を掛けた“巨大人型ロボット”対“巨大怪物”の戦いを描いたSF大作です。
『鉄人28号』等のアニメ作品や『フランケンシュタイン対地底怪獣』等の東宝特撮作品に多くある格闘シーン風のもの、BGM風のものが取り入れられていて、日本のSF作品に対するデル・トロ監督のオマージュ振りは大層なものであると感じさせます。
怪獣映画が大好きな私には、たまらない設定であり、3Dソフト化されて、すぐにブルーレイを購入した作品です。手元に置いて何度でも観てしまう作品。
その他・・・10位以内に入りませんでしたが。
『オブリビオン』
アンドレア・ライズボローが切ない演技をしていました。
『アフター・アース』
スミス親子の成長記録と揶揄されますが、迫力の画像は圧巻。
『ゴースト・エージェント』
メン・イン・ブラックのパクリと言うなかれ。結構笑えました。
『キャリー』
クロエ主演で、S・キング原作の再映画化。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』
『ホワイトハウス・ダウン』
この2作品は似かよっていますが、どちらもガンアクションが最高だった。
また、ブルーレイ等で拝見した作品では・・・
『フライボーイズ』
WWⅠの仏軍航空隊に参加した米国人義勇兵たちの物語。
『サイレントヒル』
名作ゲームの映画化。結構怖かった。
『モールス』
クロエ主演で、人を“虜”にするヴァンパイアの恐ろしい手管が。
・・・と言うわけで、この1年、イーグルドライバーのブログに遊びに来てくれた皆様に感謝いたします。
来年もよろしくお願い申し上げます。