Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評- -29ページ目

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

イーグルドライバーの観た映像作品について、あれこれ書いて行きます。
主に「洋画」ですが、ジャンルにはあまりこだわらず、インスピレーションで拝見する作品を選んでいます。
海外の「ドラマ」も最近は気になります。

『ボーイズ・ドント・クライ』(原題:Boys Don't Cry /1999年アメリカ/118分/RG-12)

監督:キンバリー・ピアース

脚本:アンディ・ビーネン、キンバリー・ピアース

製作:ジェフリー・シャープ、ジョン・ハート、エバ・コロドナー、クリスティーン・ヴェイコン

製作総指揮:パメラ・コフラー、ジョナサン・セリング、キャロライン・カプラン、ジョン・スロス

音楽:ネイサン・ラーソン

撮影:ジム・デノールト

編集:ジム・デノールト、トレイシー・グレンジャー

出演者:ヒラリー・スワンク、クロエ・セヴィニー、ピーター・サースガード、ブレンダン・セクストン3世、アリシア・ゴランソン、ジーネッタ・アーネット、マット・マクグラス、アリソン・フォランド、ロブ・キャンベルら

100満点中92




 性同一性障害に悩み、ネブラスカ州で殺害された実在の人物「ティーナ・ブランドン」の人生を描くヒューマン作品。

 主演のヒラリー・スワンクがアカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)を受賞。また、インディペンデント・スピリット賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞においても主演女優賞を受賞しました。

 その受賞数に違わぬスワンクの熱演が、鑑賞者に胸を締め付けられるるような切なさを与え、性同一性障害に対する世間の認識の低さと偏見を気づかせてくれ、ズシリと心に響きます。まだ、ご覧になっていない方に、是非お勧めしたい傑作です。

 監督のキンバリー・ピアースは、今作が長編の商業作品の初監督です。2013年は1976年のホラー映画『キャリー』クロエ・グレース・モリッツでリメイクしました。女性監督ならではの視点で演出しながら、暴力やSEXの演出には男性的な過激さを示す特異な監督です。




 主演のヒラリー・スワンクは、前述のとおり「ティーナ・ブランドン」を演じます。この役では、女性的な部分をそぎ落とすため、極端に減量して望み、少年のような短髪にしました。彼女自身はネブラスカ州リンカーン出身で、2004年公開のクリント・イーストウッド監督『ミリオンダラー・ベイビー』で、2度目のアカデミー主演女優賞を受賞しました。




 相手役の「ラナ」はクロエ・セヴィニーが演じます。この役は、幼い頃からチンピラの情婦として主体性のない恋愛に生きてきた女性で、「ティーナ」との恋愛を通して、自分の人生を見直し始めるという人物設定です。セヴィニー本人はマサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ、コネチカット州ダリアンで育ちました。モデルをしたり、ファッション雑誌の編集助手をしていました。今作でアカデミー助演女優賞の候補となり、全米映画批評家協会賞助演女優賞やロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞を受賞しました。ヒラリー・スワンクより田舎臭く骨太な感じで、むしろ男性的な顔立ちですが、スワンクとの絡みでは、業の深い女性の素顔を垣間見せます。




 私の好きなピーター・サースガードは、「ラナ」の恋人「ジョン」を演じます。彼は自滅的な役柄が得意で、2005年の『ジャーヘッド』では狙撃手、2009年の『エスター』では魔性の女に翻弄される父親役を演じました。今作での役は、逮捕歴があり保釈中のチンピラで、恋人を奪われた不満を暴力で晴らそうと、やはり暴走する若者です。




(あらすじ)

 「ティーナ」は小柄な女性であるが、髪を短髪にし、細身のジーンズにチェックのシャツ、男性物の上着を着用し、男として生きていく決意をする。パブで女の子をナンパし、相手に悟られないように疑似SEXをする。このことは周囲の知れることとなり、同性愛を禁じる宗教上の理由から、「ティーナ」は追われることとなる。性転換手術を施し、正式に男性になれば、男性としての身分を取得することができるが、ほとんど無職の「ティーナ」にとっては、性転換手術は高いハードルである。それでも、自分の性志向にはあらがえず、今夜も女性のナンパに精を出す。



 そんなある晩、「ティーナ」は、「ジョン」と「トム」という兄弟と「キャンディス」というシングルマザーと知り合い、彼らの故郷フォールズタウンに滞在することにする。ここで、「ティーナ」の運命を大きく変えることとなる女性「ラナ」と出会うこととなるが・・・
















 

 






サロゲート』(原題:Surrogates /2009年アメリカ/89分)

監督:ジョナサン・モストウ

脚本:マイケル・フェリス、ジョン・ブランカトー

原作:ロバート・ヴェンディティ、ブレット・ウェルデル

製作:デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン、マックス・ハンデルマン

製作総指揮:デヴィッド・ニックセイ、エリザベス・バンクス

音楽:リチャード・マーヴィン

撮影:オリヴァー・ウッド

編集:ケヴィン・スティット

出演者:ブルース・ウィリス、ラダ・ミッチェル、ロザムンド・パイク、ヴィング・レイムス、ジェームズ・クロムウェル、ボリス・コジョー、ジェームズ・フランシス・ギンティ、デヴィン・ラトレイら

100点満点中80点




 近未来のアメリカを舞台とした、アクション要素のあるSFスリラー作品。自分の身代わりとなり、外界と交わるために開発されたロボットシステムが引き起こす社会問題と、この体制に対し殺人やテロを企む集団等の複雑怪奇な関係性を描いています。原作はロバート・ヴェンディティとブレット・ウェルデルによる同名のコミックです。劇中で起こる犯罪の主体が、移り変わって行くので単なるSFアクションと思っているとテーマの本質を見失う可能性があります。人間にとっては便利であるはずのロボットシステム“サロゲート”が、本来あるべき人間関係を希薄化させ、しいては男女間、夫婦間、親子間の関係を歪める結果となっていたという皮肉によって、他人との関わりを再考させようというのが作品のテーマです。


 監督のジョナサン・モストウはコネチカット州出身で、ハーバード大学で短編映画を製作し始め、TV番組の監督や脚本をした後、2000年公開の戦争スリラー『U-571』の監督と脚本を手がけ、2003年にはSFシリーズ『ターミネーター3』を監督し、2009年にはヒーローアクション『ハンコック』の製作に携わりました。




 主演のブルース・ウィリスはFBI捜査官「トム・グリアー」(↑上:ロボット/下:本人)を演じます。この役は一人息子を交通事故で失った経験を持つ刑事で、彼もまたサロゲートの恩恵に浴していますが、妻との関係は表面上だけで、その実、関係はすでに崩壊しています。



 妻「マギー・グリアー」はロザムンド・パイクが演じます。彼女はロンドン出身の女優で、父親はオペラ歌手、母親はヴァイオリニスト。オックスフォード大学で英文学を学んだそうです。両親の仕事の都合で7歳までヨーロッパ各地で育ったためフランス語とドイツ語を流暢に話し、ピアノとチェロも弾ける才色兼備ぶり。今回の役は、息子を亡くした交通事故のせいで、本人も心身ともに傷つきサロゲートなくしては、他人と接触できない薬漬けの女性です。




 私の好きなラダ・ミッチェルは、FBI捜査官「ジェニファー・ピータース」を演じます。彼女はやや野暮ったいが、勝気な感じの金髪の美女ですが、アクションを伴うSFやホラー作品で、その存在感を発揮する個性派の女優さんです。2006年の『サイレントヒル』では母親役、2010年の『クレイジーズ』では主婦で医師の役がハマっていました。




(あらすじ)

 人が事故等で失った身体の一部を補完するため開発されたロボットシステムはさらに発展し、本人が居室にいながら、完全に本人になり代わり、仕事からプライベートに至るまでの日常作業をこなすようになっている近未来。実際の行動を全てロボットに代行させることによって、実社会は犯罪やトラブルが激減している。

 深夜のクラブの裏口で、2体のサロゲートが破壊される事件が起こる。通常、物理的な損傷では、持ち主(オペレーター)に被害が及ぶことはないのだが、この2体の持ち主は脳が液状化し、共に即死状態で自室から発見される。この事件は、サロゲートの安心・安全・信頼を根底から覆すものであり、社会にあたえる影響が大きいため、FBIが極秘に捜査を行うこととなる。捜査にあたるのは、
「トム・グリア―」と「ジェニファー・ピータース」の両名である。「グリア―」は破壊されたサロゲートのオペレーターの外部記憶装置に残っていた映像を解析し、容疑者の使用した武器はスタンガンのようなものであることと、容疑者が「マイルズ・ストリックランド」という重犯者であることを突き止める。「ストリックランド」は、この事件の直前に逮捕されていたが、なぜかすぐに釈放されていた。また、ただのチンピラ風情の男が、一撃で複数体のサロゲートを破壊するだけでなく持ち主本人も殺害できるような武器を手に入れるとは考えづらい。また、この二人を襲う動機が見つからないことで、「グリア―」と「ピータース」は、殺害された大学生の父で、サロゲートの開発者、そしてサロゲートメーカー「VSI社」の創始者「キャンター博士」と面会することにする。彼は、会社の経営権を巡って経営陣と対立し、会社を追われていた。




また、「VSI本社」を訪問すると、事件のサロゲートの損傷状態が、軍が使用している軍事用サロゲートの損傷状態と酷似していることが判明する。そして、街中に配置した監視カメラから容疑者「ストリックランド」の所在が明らかになるが・・・
























 


 


 

 

『鷲の目映画祭』

 イーグルドライバーが選ぶ『2013年劇場公開作品トップ10』を発表いたします。


 振り返ってみますと、2013年はSF作品の当たり年でしたね。


 少ないながら、劇場で観た作品を“鷲の目”(ワシの目→私の目)の独断と偏見により、10作品をランキングしてみました。


10位

『エリジウム』

(原題:Elysium /2013年アメリカ/109分/PG-12)

監督・脚本:ニール・ブロムカンプ

製作:サイモン・キンバーグ、ビル・ブロック、ニール・ブロムカンプ

製作総指揮:スー・ペイドン=パウエル、ビル・ブロック

音楽:ライアン・エイモン

撮影:トレント・オパロック

編集:ジュリアン・クラーク、リー・スミス

出演者:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、ウィリアム・フィクナー、ヴァグネル・モーラ

100点満点中81

 

 『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督が独特の未来感をもって描く、SFアクション作品。前作同様に本作でも、現代の格差社会を比喩すべく、スペース・コロニーをユートピア、文明崩壊寸前の地球をディストピアとして作品設定しています。

 ラストシーンが印象的でした。


9位

『REDリターンズ』

(原題:Red2 /2013年アメリカ/116分)

監督:ディーン・パリソット

脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー

原作:ウォーレン・エリス、カリー・ハムナー

製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、マーク・ヴァーラディアン

製作総指揮:ジョン・ブルックス・クリンゲンベック、ジェイク・マイヤーズ
デヴィッド・レディ

音楽:アラン・シルヴェストリ

撮影:エンリケ・シャディアック

編集:ドン・ジマーマン

出演者:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、メアリー=ルイーズ・パーカー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレンら

100点満点中82



 引退したCIA工作員が、現役時代に行った諜報活動や暗殺計画、破壊工作での関わりを蒸し返されたり、無関係なのに巻き込まれたりして、その命を狙われるというコメディ・アクション。

出演している俳優陣が豪華ですね。


8位

『ワールド・ウォーZ』


(原題:World War Z /2013年アメリカ/116分)

監督:マーク・フォースター

脚本:マシュー・マイケル・カーナハン、ドリュー・ゴダード、デイモン・リンデロフ

原案:マシュー・マイケル・カーナハン、J・マイケル・ストラジンスキー

原作:マックス・ブルックス『WORLD WAR Z』

製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、イアン・ブライス

製作総指揮:デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ、ティム・ヘディントングレアム・キング、ポール・シュウェイク、ブラッドフォード・シンプソン

音楽:マルコ・ベルトラミ

撮影:ロバート・リチャードソン

編集:ロジャー・バートン、マット・チェシー

出演者:ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス、ジェームズ・バッジ・デール、ファナ・モコエナら

100点満点中83



 ブラッド・ピット主演の地球規模のパニック・サスペンス作品。原因不明の狂暴化・アンデッドウィルスにより、“ゾンビ化”した感染者がパンデミックし、文明滅亡に向かう人類の姿を描く終末ホラー。


 大挙してエルサレムの城壁を上り始める感染者たちが、まるで蟻の大群のようでした。当然・・・続編があるらしいです。


7位

『ジャンゴ 繋がれざる者』

(原題:Django Unchained /2012年アメリカ/165分:R-15)

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ

製作:レジナルド・ハドリン、ステイシー・シェール、ピラー・サヴォン

施策総指揮:シャノン・マッキントッシュ、マイケル・シャンバーグ、ジェームズ・W・スコッチドボール、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン

撮影:ロバート・リチャードソン

編集:フレッド・ラスキン

音楽:Elayna Boynton

出演者:ジェイミー・フォックス、クリストフ・シュルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、ドン・ジョンソン、ローラ・カユーテ、フランコ・ネロ、ブルース・ダーン、トム・サヴィーニ、クエンティン・タランティーノら

100点満点中83



 クエンティン・タランティーノ監督・脚本による南北戦争勃発以前の米国南部を舞台にしたウェスタン。

 タランティーノ監督が愛してやまないグラインドハウス向け作品のエッセンス香る作品です。 


6位

『LOOPER/ルーパー』

(原題:Looper /2012年アメリカ/119分/PG-12)

監督・脚本:ライアン・ジョンソン

製作:ラム・バーグマン、ジェームズ・D・スターン

製作総指揮:ジュリー・ゴールドスタイン、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ダグラス・ハンセン、ダン・ミンツ、ピーター・シュレッセル

音楽:ネイサン・ジョンソン

撮影:スティーヴ・イェドリン

編集:ボブ・ダクセイ

出演者:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エイミー・ブラント、ポール・ダノ、シュイ・チン、ノア・セガン、ジェフ・ダニエルズ、パイパー・ペラーボ、ギャレット・ディラハント、ピアース・ガノン、トレイシー・トムズら

100点満点中88



 近未来を舞台にしたSFスリラー。タイムスリップ物大好きな方々には、たまらない作品です。

 ラストシーンでは胸が締め付けられるようで、たまらない主人公の“ある選択”が心に残ります。


5位

『アウトロー』

(原題:Jack Reacher /2012年アメリカ/130分 G)

監督・脚本:クリストファー・マッカリー

原作:リー・チャイルド著『ワン・ショット』

製作:トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、ゲリー・レヴィンソン、ドン・グレンジャー、ケヴィン・J・メシック、デヴィッド・エリソン、ディナ・ゴールドバーグ

製作総指揮:ジェイク・マイヤーズ、ポール・シュウェイク

音楽:ジョー・クレイマー

撮影:キャレブ・デシャネル

編集:ケヴィン・スティット

出演者:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、ロバート・デュヴァル、ヴェルナー・ヘルツォーク、リチャード・ジェンキンス、デヴィッド・オイェロウォら

100点満点中92



 今作でトム・クルーズが挑んだ新ヒーローは、単なるアクションヒーローとは、一線を隔す地味ながら知的でストイックなキャラクター。

 終盤、ローバート・デュバルが登場し、なかなかいい味を出しています。続編を期待したいです。


4位

『マン・オブ・スティール』

(原題:Nan of Steel /2013年アメリカ/143分)

監督:ザック・スナイダー

脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー

原案:デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン

原作・キャラクター創造:ジェリー・シーゲル、ジョー・シャスター

製作:クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン、デボラ・スナイダー

製作総指揮:ロイド・フィリップス、トーマス・タル

音楽:ハンス・ジマー

撮影:アミール・M・モクリ

編集:デヴィッド・ブレナー

出演者:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ケビン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アンチュ・トラウェ、アイェレット・ゾラー、クリストファー・メローニ、ラッセル・クロウら

100点満点中85



 DCコミック刊行の複数のコミックに登場したヒーローの出生から、地球上で「スーパーマン」と呼ばれ、受け入れられるまでを描いたSFアクション作品で、1987年から始まった劇場版シリーズからの連続性を捨て、その設定を、新たに一から仕切り直した内容です。できれば、3Dでご覧になられることをお勧めいたします。迫力は倍増!!



 主演のヘンリー・カヴィルが新しいヒーロー像を巧みに演じています



そして


3位の「銅鷲賞」受賞作品は・・・


『ゼロ・ダーク・サーティ』

(原題:Zero Dark Thirty /2012年アメリカ/157分)

監督:キャスリン・ビグロー

脚本:マーク・ボール

製作:マーク・ボール、キャスリン・ビグロー、ミーガン・エリソン

音楽:アレクサンドル・デスプラ

撮影:グレイグ・フレイザー

編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ、ディラン・ティチェナー

出演者:ジェシカ・チャステイン、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、クリス・プラット、カイル・チャンドラー、テイラー・キニー、マーク・デュプラス、エドガー・ラミレス、ハロルド・ペリノー・ジュニア、ジェニファー・イーリー、ジェームズ・ギャンドルフィーニら

100点満点中95



 キャスリン・ビグロー監督の事実に基づく軍事スリラー作品。

 2001年9月11日に起きた米国同時多発テロを主導したアルカーイダの司令官「オサマ・ビン・ラーディン」の、事件後の行方の捜索活動、諜報活動、逮捕した容疑者への拷問・取り調べ、CIA内部の出世競争や職員同士の男女差別などなど、女性監督キャスリン・ビグローと脚本のマーク・ボールのコンビならではの渾身の一作となりました。






2位の「銀鷲賞」受賞作品は・・・


『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

(原題:Star Trek Into Darkness /2013年アメリカ/133分)

監督:J・J・エイブラムス

脚本:デイモン・リンデロフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー

原作:ジーン・ロッデンベリー

製作:J・J・エイブラハム、ブライアン・バーク、デイモン・リンデロフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー

製作総指揮:ジェフリー・チャーノフ、デヴィッド・エリソン、デイナ・ゴールドバーグ、ポール・シュウェイク

音楽:マイケル・ジアッキーノ

撮影:ダニエル・ミンデル

編集:メリアン・ブランドン、メアリー・ジョー・マーキー

出演者:クリス・パイン、ベネディクト・カンバーバッチ、ザカリー・クイント、カール・アーバン、ゾーイ・サルダナ、ジョン・チョー、アリス・イヴ、ブルース・グリーンウッド、サイモン・ペグ、カール・アーバン、ピーター・ウェラー、アントン・イェルチンら

100点満点中103



 今作は1960年代のテレビドラマとして人気を博したSFシリーズの映画版で、2009年公開の『スター・トレック』の続編。

 前作より、ストーリー並びにCG映像が数段グレードアップした印象を受け、さらに続編が期待できる展開です。キャスティングされている俳優さんたちが各キャラクターによくマッチしていて、往年のファンでも違和感なく観られる、“トレッキー”必見の作品です。




そして

1位の「金鷲賞」受賞作品は・・・


『パシフィック・リム』

(原題:Pacific Rim /2013年アメリカ/132分)

監督:ギレルモ・デル・トロ

脚本:トラヴィス・ビーチャム、ギレルモ・デル・トロ

原案:トラヴィス・ビーチャム

製作:ジョン・ジャッシニ、メアリー・ペアレント、トーマス・タル

製作総指揮:カラム・グリーン

音楽:ラミン・ジャヴァディ

撮影:ギレルモ・ナヴァロ

編集:ピーター・アムンドソン

出演者:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、
ロバート・カジンスキー、マックス・マルティーニ、ロン・パールマンら

100点満点中139



 東宝の特撮作品を多く手掛けた本田猪四郎とストップモーションで数々のアメリカの特撮SF・ファンタジー映画を手がけたレイ・ハリーハウゼンに捧げられたSF怪獣作品で、人類の存亡を掛けた“巨大人型ロボット”対“巨大怪物”の戦いを描いたSF大作です。



 『鉄人28号』等のアニメ作品や『フランケンシュタイン対地底怪獣』等の東宝特撮作品に多くある格闘シーン風のもの、BGM風のものが取り入れられていて、日本のSF作品に対するデル・トロ監督のオマージュ振りは大層なものであると感じさせます。

 怪獣映画が大好きな私には、たまらない設定であり、3Dソフト化されて、すぐにブルーレイを購入した作品です。手元に置いて何度でも観てしまう作品。


 その他・・・10位以内に入りませんでしたが。

『オブリビオン』

アンドレア・ライズボローが切ない演技をしていました。


『アフター・アース』

スミス親子の成長記録と揶揄されますが、迫力の画像は圧巻。


『ゴースト・エージェント』

メン・イン・ブラックのパクリと言うなかれ。結構笑えました。


『キャリー』

クロエ主演で、S・キング原作の再映画化。




『エンド・オブ・ホワイトハウス』

『ホワイトハウス・ダウン』

この2作品は似かよっていますが、どちらもガンアクションが最高だった。


また、ブルーレイ等で拝見した作品では・・・


『フライボーイズ』

WWⅠの仏軍航空隊に参加した米国人義勇兵たちの物語。


『サイレントヒル』 

名作ゲームの映画化。結構怖かった。

『モールス』

クロエ主演で、人を“虜”にするヴァンパイアの恐ろしい手管が。


・・・と言うわけで、この1年、イーグルドライバーのブログに遊びに来てくれた皆様に感謝いたします。


 来年もよろしくお願い申し上げます。