『ファインド・アウト』(原題:Gone /2012年アメリカ/94分)
監督:エイトール・ダリア
脚本:アリソン・バーネット
製作:トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェッシ、シドニー・キンメル、ダン・エイブラムス、クリス・サルヴァテッラ
製作総指揮:アンドレ・ラマル、エリック・リード、テッド・ギドロウ、ブルース・トール、ジム・タウバー、マット・ベレンソン
音楽:デヴィッド・バックリー
撮影:マイケル・グレイディ
編集:ジョン・アクセルラッド
出演者:アマンダ・セイフライド、ダニエル・サンジャタ、 ジェニファー・カーペンター、 セバスチャン・スタン、ウェス・ベントリー、ニック・サーシー、 ソクラティス・オットー、エミリー・ウィッカーシャム、ジョエル・デヴィッド・ムーア、キャサリン・メーニッヒ、マイケル・パレ、 テッド・ルーニー、エイミー・ロウホーン、スーザン・ヘスら
100点満点中75点
10代から20代の女性を狙った連続誘拐監禁殺人事件の不条理を描くサスペンススリラー。
全米で社会問題化する「ミッシング・パーソン」現象を扱った作品で、アマンダ・セーフライド以外、メジャーな俳優がほとんど出演していない地味な作品ですが、主人公が独特の嗅覚で犯人の実像に肉迫していく姿が痛々しい快作です。
主演のアマンダ・セーフライドは「ジル」を演じます。この役は、数年前に拉致監禁され、殺される寸前で魔の手から脱出した体験をもつ独身女性で、早くに両親を失ったせいもあり、やや激しい気性が災いして、周囲の人物からは情緒不安定な人間と思われています。警察から以前の拉致監禁事件を本人の自作自演と判断され、カウンセリングに看てもらうはめとなり、恋愛もできない空虚な生活をしています。仕事も深夜のカフェで朝方まで給仕するだけの単純な繰り返しです。彼女には妹がいて、今回この妹がターゲットとなります。
妹「モリー」はエミリー・ウィッカーシャム(↑右)が演じます。出演シーンはあまり多くはありませんが、(ほとんどセーフライドが出っ放しなので・・・)なかなかの美人さんなので、存在感があります。調べますと、彼女はニューヨーク州ママロネック生まれで、TVシリーズの出演が多かったですが、2011年7公開の『アイアム・ナンバー4』に出演しているとのことです。今作ではやや知的なムードを活かして大学生という設定です。
(あらすじ)
「ジル」は鬱蒼たる森の中を何かを探すように歩いている。時折休んでは持参した地図にマーキンングしたり、斜線を引いたりしている。
自宅に帰ると、妹の「モリー」がリビングで試験勉強をしている。学期試験が翌日に迫っているからであるが、「ジル」が、なぜ森林公園の探索を辞めないか、「モリー」は詰問せざるを得なかった。
数年前、「ジル」は深夜、就寝中に何者かに拉致監禁され、深い穴に落とされた上、殺されそうになった体験がある。その時は、すでに白骨化していた遺体から、折れた大腿骨を武器に抵抗し、犯人の手にかかる前に脱出できたのであったが、警察やマスコミからは、妄想による自作自演として扱われ、定期的にカウンセリングにまで通う生活をしている。ただし、犯人が再び自分を狙ってくるだろうと考え、護身術を教えるジムにはほぼ毎日のように通っている。
この日も「ジル」は、深夜のカフェでウェイトレスの仕事があり、夜出かけ翌朝帰るという勤務である。以前、拉致監禁された体験をしている「ジル」には、まだ暗い早朝の帰宅は、心の休まらない時間である。
帰宅すると、同居している「モーリー」の姿がないことに気づく、明るくなってから、以前自分を担当してくれていた「パワーズ刑事」に、妹「モリー」の失踪を伝えると共に、これは、あの拉致犯が戻ってきて、自分の代わりに妹を拉致監禁したのだと主張する。しかし、警察署内では、誰一人彼女の主張に耳を貸す者はいなかった。
彼女は、自分以外には、妹「モリー」を助けることはできないと覚悟を決め、自分が不在中の時間帯に、不審な人物、車両がなかったか、近所の住人達に聞き込みを始めるが、ここでも彼女は大きな疎外感を味わうこととなる。ただ、水道工事会社の作業車が「ジル」の自宅前に駐車していたという重要な情報を得る。彼女は、違法で手に入れた拳銃を持ち出し独自の捜索を続行するのだが・・・


































