Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評- -25ページ目

Eagle-eyed Cinema Review-鷲の目映画評-

イーグルドライバーの観た映像作品について、あれこれ書いて行きます。
主に「洋画」ですが、ジャンルにはあまりこだわらず、インスピレーションで拝見する作品を選んでいます。
海外の「ドラマ」も最近は気になります。

『ホビット 竜に奪われた王国』(原題:The Hobbit:The Desolation of Smaug /2013年アメリカ/161分)

監督:ピーター・ジャクソン

脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ

原作:J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』

製作:ピーター・ジャクソン、キャロリン・カニンガム、ゼイン・ワイナー、フラン・ウォルシュ

製作総指揮:アラン・ホーン、トビー・エメリッヒ、ケン・カミンズ、キャロリン・ブラックウッド

音楽:ハワード・ショア

撮影:アンドリュー・レスニー

編集:ジャベス・オルセン

出演者:マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ、ベネディクト・カンバーバッチ、エヴァンジェリン・リリー、リー・ペイス、ルーク・エヴァンズ、ケン・ストット、ジェームズ・ネスビット、オーランド・ブルームら

100点満点中85




 『ホビット』三部作の2作目で、人間以外にも文化的生活を送るホビット、ドワーフ、エルフ等の種族が活躍するファンタジー・アドベンチャー作品。

すでに、映像作品で完結した『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚です。 

 『ロード・オブ・ザ・リング』の主人公がホビット族の「フロド・バギンズ」でしたが、 『ホビット』シリーズの主人公はその父「ビルボ・バギンズ」です。本来ホビット族が持つある特性を買われて、ある目的に向かって旅をするドワーフ族の集団に同行することになった「ビルボ」が、その能力を徐々に発揮していく過程も描かれています。かつてのイスラエルが国を失ったように、この世界では、ドワーフのある種族が、金の精錬技術と彫金技術で財を成していながら、黄金が何より好きな竜に財宝の全てを奪われたばかりか、その黄金の国自体を奪われ、流浪の民となり、なおかつ凶悪なオーク族に付け狙われるという第一部『ホビット』で描かれた流れをあらかじめ頭に入れてから鑑賞すると、さらに楽しめること請け合いです。今作は『ホビット』シリーズ三部作のつなぎ的作品ですが、危機また危機の連続と最終章へ期待を高まらせる演出がふんだんに盛り込まれた内容となっています。本当に面白い。



 監督のピーター・ジャクソンはニュージーランド出身で、前作でも『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでもメガホンを執りました。他の作品としては、2005年の『キング・コング』、2009年の『ラブリー・ボーン』などがあります。ファンタジー要素の強い作品が多いですね。彼の得意分野なんですね。



 主人公「ビルボ・バギンズ」は、マーティン・フリーマンが演じます。彼はイングランド、ハンプシャー出身の俳優です。2005年の『銀河ヒッチハイク・ガイド』でも主人公「アーサー・フィリップ・デント」を演じています。見た目通り、どこかとぼけて人を食ったようなやや図太い性格の役が得意です。シリアスな作品より、ややコメディ色が強い作品の方がハマってしまいますね。



その他、おなじみの魔法使い「ガンダルフ」はイアン・マッケランが演じます。


 森のエルフ族の「レゴラス」はオーランド・ブルームが演じます。




 火竜「スマウグ」は声とモーションキャプチャーでベネディクト・カンバーバッチが演じます。













(*現在公開中のため、あらずじは控えます。)



 



  

 

『マチェーテ・キルズ』(原題:Machete Kills /2013年アメリカ/108分/R-15)

監督・撮影:ロバート・ロドリゲス

脚本:カイル・ウォード

原案:ロバート・ロドリゲス、マルセル・ロドリゲス

製作:サルゲイ・ベスパロフ、アーロン・カウフマン、アレクサンデル・ロジニャンスキー、ロバート・ロドリゲスリック・シュウォーツ、イリアナ・ニコリック

製作総指揮:テリー・ダガス、サム・イングルバート、ウィリアム・D・ジョンソン、パリス・ラティス、マーク・C・マヌエル、ボリス・テレヴ

音楽:カール・テール

編集・ロバート・ロドリゲス、レベッカ・ロドリゲス

出演者:ダニー・トレホ、ミシェル・ロドリゲス、ソフィア・ベルガラ、アンバー・ハード、アントニオ・バンデラス、キューバ・グッディング・ジュニア、ウォルトン・ゴギンズ、ウィリアム・サドラー、デミアン・ビチル、メル・ギブソン、ジェシカ・アルバら

100点満点中88



 第二弾となりましたロバート・ロドリゲス監督、ダニー・トレホ君主演のアクション・エクスプロイテーション映画。

 もともと“ヒョウタンから駒”的作品『マチェーテ』の続編で、ロドリゲス作品の名脇役のトレホ君が主演を果たす、痛快アクション作品です。脇役は、通常なら主役級のチャーリー・シーンやメル・ギブソンが務め、その他レディー・ガガ、ジェシカ・アルバ、ヴァネッサ・ハジェンズ、ソフィア・ベルガラ、デミアン・ビチル、キューバ・グッディング・ジュニア、アレクサ・ヴェガら豪華俳優陣が大挙出演するオールスター映画です。


『マチェーテ』・・・原題『Machete』。2010年9月3日に公開されたアメリカ映画。ロバート・ロドリゲスとイーサン・マニキス監督によるアクション映画であり、2007年の『グラインドハウス』で、ほとんど冗談のような偽の予告編が作られ、あまりにも反響が大きく、また、ロドリゲス監督とトレホの個人的な友人関係から、長編の作品が作られることとなった経緯がある。主演は予告のときと同じくダニー・トレホ君。

 今作のハチャメリャ振りは前作以上で、前作の大ヒットのせいで今作は監督以下“非常にワルノリして”製作を行った“感”満載の“抱腹絶倒”の作品です。・・・なので、ロドリゲス&トレホが大好きな方々には大変おいしいデキです。冒頭から本当に笑えます。ある意味、ロドリゲス版「かくし芸大会」の様相です。



 今作も、ロドリゲス監督(↓)の好み通り、グラインドハウス(日本でいう2番館・3番館のような映画館)で上映される様な、低予算作品の風合いを冒頭から導入して、“おっ”もしろおかしく作っています。


 ロバート・ロドリゲス監督は、メキシコ系で、テキサス州のサンアントニオの生まれです。ラテン系の俳優を中心としたキャスティングをし、短いカットを重ねたスピード感のある銃撃戦や格闘シーンを好み、現実にはなさそうな馬鹿馬鹿しい小道具・大道具を使用するのが特徴です。撮ったフィルムは、必ず自ら編集を行う事でも有名です。予算を潤沢に使えるようになっても、低予算映画の製作手法や演出手法をいまだに捨てない稀代の監督です。




 主演のダニー・トレホは、元メキシコ警察の捜査官「マチェーテ・コルテス」を演じます。前作で、不法移民を殺戮する秘密結社と関係する上院議員や麻薬王を殲滅した実績を買われ、今回は大統領から直接の指令を受ける非正規捜査官となります。冒頭から銃撃戦が展開されたり、意味不明な武器や車両が登場し、また、謎の暗殺者に次々と狙われます。本編が始まる前に、今作の続編に関して、ある情報がもたらされますが・・・これもまた“意味不明”な内容です。















 悪ふざけが、お好きな方々は是非ご覧ください。

(*公開中のため、あらすじは控えます。)

 


『レスト・ストップ』(原題:Rest Stop Dead Ahead /2006年アメリカ〈ビデオ作品〉/85分/R-15)

監督・脚本・製作:ジョン・シャイバン

製作:ジョン・シャイバン、トニー・クランツ、ダニエル・マイリック

製作総指揮:ロバート・A・パパツィアン

撮影:マーク・ヴァーゴ

音楽:ベア・マクレリー

編集:リチャード・バイヤード

美術:フィリップ・ダガート

配役:ロビン・ナシフ

出演者:ジェイミー・アレクサンダー、ジョーイ・メンディシーノ、ジョーイ・ローレンスら

100点満点中79点





 この作品は、ジェイミー・アレクサンダー主演のスプラッター・ホラーで、ワーナー・ホーム・ビデオのDVD向け作品レーベル「Raw Feed」の第一弾となった作品です。「Raw Feed」は2006年~2008年に6作品をリリースした、ホラー作品に特化したレーベルです。


 今作は、前半で主人公を恐怖のどん底に叩き落とす仕掛けがふんだんに盛り込まれながら、終盤には不可思議・理解不能な事件が次々と起こり、現実と非現実の境が次第に無くなって行き、救いようのない結末を迎える不条理な展開です。理性・知性で解釈しようとする方々からは、当然ながら評価は低くなっていく流れですが、ついて来れない鑑賞者はそのまま置いて行かれたままで我慢していただくより他はありませんね。残念ながら。


 

 監督・脚本のジョン・シャイバン(↑)はアメリカ合衆国のTV放送作家であり、プロデューサーです。「Xファイル」とそのスピンオフ番組や「スタートレック:エンタープライズ シーズン2」、「スーパー・ナチュラル」等の製作に関わった実績を持っています。




 主演のジェイミー・アレクサンダーは サウスカロライナ州グリーンビル出身の女優で、最近作では、2011年の『マイティ・ソー』と2013年の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の「シフ」役、2013年のA・シュワルツェネッガー主演の『ラストスタンド』では保安官助手「サラ」を演じています。端正な顔立ちに、きりっとした眼力をもった、個性的な美人です。今後、多彩な役柄のできる存在感のある女優さんです。


(あらすじ)

 「ニコール」は、恋人「ジェス」とハリウッドでの夢を実現すべく、家出を決行する。出発直後はラブラブな二人であったが、カリフォルニア州に入ったばかりのところで、乱暴な運転をするピックアップトラックと接触しそうになる。その上、道に迷い、二人は険悪なムードになる。しかも尿意をもよおした「ニコール」の態度は最悪である、彼女の求めに応じて、やっと見つけた休憩所(レスト・ストップ)で、「ニコール」が用を足している間に、「ジェス」が車と共にいなくなってしまう。初めは、「ジェス」の冗談だと思っていた「ニコール」であったが、先ほど接触しそうになったピックアップトラックから、「ジェス」の血まみれの携帯電話を投げつけられたところで、彼が車ごと拉致された事実に「ニコール」は愕然とする。管理事務所は無人であるし、駐車中のキャンピングカーも無人のようである。次の休憩所までは90kmあまり。誰にも、助けを求めらない状況下、また、あのピックアップトラックは戻って来る。「ニコール」は女子トイレに立てこもるが、執拗な嫌がらせを防ぐことはできない。


 





(謎の家族↑)